ひとのわにっきBlog

リスクを自分ごとととらえる

事件や事故のニュースを見聞きしても、
つい、他人ごとだと思ってしまうことはありませんか?

私はよくそう思ってしまいます。

ところが、
大容量ファイル転送サービス「宅ふぁいる便」で
約480万件のユーザー情報が漏洩した問題は、
私も該当してしまいました。

昨日、届いたメールのタイトルを見て、凍りつきました。
「メールアドレス:パスワード」というタイトルが
表示されていたからです。

そのパスワードは、宅ふぁいる便に登録していたもので、
過去にはWebサービス系で何度か使っていましたが、
ここ数年は変更しているので、
おそらく、今回漏洩したものだと思います。

たとえ自分に非がなくても、
もしお客さまの大事な企業情報や個人情報が漏れたら、
お客様にも迷惑がかかりますし、私の信用も失います。

リスクを常に自分ごとととらえて、
できる限りの策をとる大切さを改めて学びました。

<ご案内>2月27日茨木コーチングセミナー

2月27日に茨木商工会議所でコーチングセミナーを
開催します。
http://www.ibaraki-cci.or.jp/wp/topics/seminar/20181210_5574.html

働き方改革が叫ばれ、生産性が求められる昨今、
職場でコミュニケーションをとる機会を
減らしていませんか?

実は、こんなご時世だからこそ、
上司が部下の話に耳を傾けることが大切です。
職場の人間関係は、生産性向上の近道です。

90分のセミナーで、
コーチングのスキルをマスターすることは難しいですが、
職場で上手にコミュニケーションをとるコツを覚え、
働きやすい職場をつくるヒントを
たっぷりお持ち帰りいただけると思います。
ご参加をお待ちしております。

日時:2019年2月27日(水)14:00-16:00
     14:00-15:30 セミナー
     15:30-16:00 交流会
場所:茨木商工会議所
講師:ひとのわ 福住昌子

ご案内とお申込みは、
http://www.ibaraki-cci.or.jp/wp/topics/seminar/20181210_5574.html

初来店客になりきって店舗を見る

毎日見慣れている店舗でも、
初めて来店するお客さまになりきって歩くと、
新しい発見や改善点が見つかります。

毎年のようにお邪魔している観光レストランで、
定休日を返上して、
「多様なお客様が気持ちよく過ごせるための
 接客レベルアップ研修」を実施しました。

目を閉じて視覚を遮断して接客してもらうと、
よく知っているお店なのに不思議な経験ができ、
口々に感想が盛り上がります。

ストーブを囲んで椅子を並べて、車座になって
気づいたことを話し合っていただくと、
これまで当たり前と思いすぎて見逃していたことに
気がついたという感想や、
レイアウトや陳列を変えるアイデアなど、
興味深い意見が飛び交いました。

来店される方が、さらに居心地が良いお店になるよう
お役に立てたなら、とてもうれしいです。

状況から学ぶことを支援する

どんな環境や状況からも学ぶことがあります。

3日連続の研修を実施して、そんなことを実感しました。

初日から、インフルエンザや体調不良で欠席する方や、
途中から帰る方、2日めや3日めから欠席する方、
逆に2日めから出席する方など、
どのグループも、途中でメンバーの増減がありました。

そんな環境でどうすれば学びを深められるかなぁと
講師側の不安をよそに、
各グループでは生きた学びが深まっていました。

つらそうな仲間に声をかけてお互いに気遣ったり、
抜けてしまった方のことを心配したり、
途中から参加した方に前日の内容を教えていたり、
自然に周りへの気遣いや協調性が磨かれていて、
演習や講義でコミュニケーションを学ぶ以上の
すばらしい学びが生まれます。

中でも私が一番心を打たれたのは、
ふだんの職場では、急なお休みの方が出ると、
もともと忙しいうえに、休んだ方の業務対応にも追われ、
いつのまにか、相手の心配は後回しになっていたことに
気づいたという方がいらっしゃいました。

そして、今日も職場では人数が足りないはずなのに、
自分は3日間も研修に参加させてもらえていると、
感謝の気持ちが芽生えた瞬間に立ち会うことができ、
何よりの学びを得られたなぁと感動しました。

どんなことも学びに変えて持ち帰ることができるよう、
成長を支援する講師の関わりの大切さを実感しました。

学ぶ環境も大切に

何を学ぶかも大切ですが、
学ぶ環境もとても大切だと私は常々感じています。

誰から学ぶか、
誰と一緒に学ぶか、
どこで学ぶか、などによって効果が変わると思います。

今日の研修会場は
ホテルの会議室でした。
松の内は明けても、
エントランスには
門松やお正月らしいお花が
飾られていて、
華やかに迎えられたように
感じます。

この会場でコミュニケーションの非言語の側面について、
丁寧にみっちり学ぶことができました。

コーチングで1年を振り返る

街がイルミネーションに彩られるころは、
コーチングでは、この1年の振り返りをして、
来年の目標や計画を立てる時間を持ちます。

個人でコーチングの契約をしている方も、
会社からコーチングを受けている方も、
お忙しく難しいお仕事をされているのに、
さらに高みをめざして大きな目標を宣言され、
笑顔でセッションを締め括られます。

自分がしてきたことを自分で認め、
想像を膨らませて目標を叶えた自分を思い描くと
自然にモチベーションが上がることは知っていても、
だからこそ、こういうセッションを提供していても、
やはり、目の前で見るその姿は美しくて
コーチとして心が震えます。

人と人が磨き合う研修

研修内容を自ら学び取ろうとする意欲が高い参加者は、
ぐんぐん吸収され、活発に質問や発言をされます。

クリスマスの連休を返上して
自ら研修を受けに来られるみなさまは、
演習中の発言もとても活発で、
学んだ用語や知識を
グループ討議や休憩時間の雑談でも
すぐに使ってみて
学ぶことを楽しまれています。

みなさまの会話に触発されて
私も関連する知識やエピソードを思い出すと
その場で提供しますし、
ご相談やご質問をいただくと、喜んで一緒に考えます。

人は人によって磨かれます。

研修のプログラムやテキストは同じでも、
講師も人間なので、参加者から影響を受け、
お互いに磨き合う場が生まれます。

研修はライブなので、ぜひ講師の力を引き出して、
私をめいっぱい使い倒してください。

堺創業ゼミ卒業生訪問:バー「aoi」

2年前の堺商工会議所創業ゼミ卒業生の吉久香さんが
開業された洋酒中心のバー「aoi」を訪問しました。

  aoi
   大阪市阿倍野区松崎町2-1-41-101
   TEL:050-5436-7059
   営業時間:17:00-24:00 年内無休

おばあちゃんになっても
自分のお店に立ちたいと
ステキな夢を語られていた吉久さんは、
男装の麗人のようなバーテン姿も
かっこよくきまっていて
ファンもいっぱいつきそうです。

調理師さんの腕をふるって、
年明けからは洋酒に合うお料理も出されるそうです。

朗らかに接客してくださる居心地のいいお店で、
女性1人でも、軽く一杯だけも気軽に入れる雰囲気です。
ぜひ訪れてみてください。

創業経営者の覚悟を聴く

長年会社や店舗を経営していると、
様々な決断の局面に直面し、覚悟を問われます。

池田商工会議所創業セミナーで、
創業から15年近く経営されているお2人から、
そんな体験談を語っていただきました。

・リリーアンドデイジー株式会社
 代表取締役 麻生満美子さん
   https://www.rakuten.co.jp/lilyanddaisy/

・株式会社ロッソジャパン
 代表取締役 加藤健一さん
   https://www.rossobeanscaffe.com/

お2人とも、
プロとしての知識は自分の方が豊富でも、
お客さまのご意見を否定せずに聴き、
上手におつきあいされています。

やらないことを決め、
うまくいかないことは熟考し、やめる決断も下し、
周りの人に相談して素直に聞くと同時に、
最後は自分で選択されています。

経験を積まれているからこその重みのあることばを
私も一緒にかみしめました。

空気コピーの危険

売上アップや集客の経営相談を受けるとき、
チラシやWebなどの表現が抽象的で、
特徴を十分に説明できていないと指摘することが
結構あります。

「地域密着の」「地元のみなさまに愛される」
「お客さまの立場に立って」「お客さまに喜ばれる」
「当店こだわりの」「店長おすすめの」などの表現です。

使うな、とは言いません。
ただ、これだけでは大事な特徴が伝わらないのです。

具体的に何にこだわっていますか?
おもてなしの気持ちはどんなふうに行動で示しますか?
なぜそれを大事だと思うようになったのですか?

などと、掘り下げて質問し、
本当に伝えたいことを引き出します。

きれいな言葉でまとめようとすると、
背景や思いが省かれて、魅力まで削られてしまいます。
コンサルタントやコーチとしての私のお仕事は、
削除されたお宝を復元することなのかもしれません。

日経ビジネス12月3日号の「残念な商品」の法則にも
何も言わないのと同じ!という「空気コピー」の例が
掲載されています。
空気コピー、おもしろいネーミングですね。

お客さまと会社やお店をつなぐチラシやwebが
空気コピーにならないよう、
使う言葉に注意を払う必要がありますね。