ひとのわにっきBlog

カテゴリー:経営・マネジメント

創業経営者の覚悟を聴く

長年会社や店舗を経営していると、
様々な決断の局面に直面し、覚悟を問われます。

池田商工会議所創業セミナーで、
創業から15年近く経営されているお2人から、
そんな体験談を語っていただきました。

・リリーアンドデイジー株式会社
 代表取締役 麻生満美子さん
   https://www.rakuten.co.jp/lilyanddaisy/

・株式会社ロッソジャパン
 代表取締役 加藤健一さん
   https://www.rossobeanscaffe.com/

お2人とも、
プロとしての知識は自分の方が豊富でも、
お客さまのご意見を否定せずに聴き、
上手におつきあいされています。

やらないことを決め、
うまくいかないことは熟考し、やめる決断も下し、
周りの人に相談して素直に聞くと同時に、
最後は自分で選択されています。

経験を積まれているからこその重みのあることばを
私も一緒にかみしめました。

経営資源は人・人・人

経営者が大切にすべき経営資源として、
ヒト、モノ、カネ、情報、ノウハウなどが
よく挙げられます。

私が「ひとのわ」として人と組織の分野で
お仕事をしているせいか、
商品や技術、情報を扱うのも全てヒトなので、
人が一番大事だと思ってしまうのですが、

がんこフードサービスの小嶋淳司会長は、
TV番組のカンブリア宮殿で
「人・人・人」とおっしゃっていました。

かつて、現場の過酷さを目の当たりにした反省から、
調理の技も接客の技も、背中を見て盗むのではなく、
ベテランが新人に細かく教える仕組みをつくられ、
人を育てて生産性の向上に取り組んでいるそうです。

創業者として1代で会社を成長させ、
80代の今もなお工夫を重ね続けていらっしゃるお姿に、
圧倒されました。

私も「人・人・人」の精神で、
さらに人材育成、組織活性化のお仕事に注力します。

女性起業家がはばたくのを応援する

女性起業家のスタート時には、
必要な知識を学ぶこと以上に、
やりたいことを思うままに賑やかに語り合い、
イメージを膨らませていくことが効果的です。

女性起業家の支援の場では、
ビジネス経験やリーダー経験が少ない女性の場合、
自分にできるかな?と自己肯定感が低いことも多く、
いきなり資金や収支、市場のお話を検討するよりも、
できそう、がんばれそう、と
前に進むための心の準備を整えることを優先します。

甘いと思われるかもしれませんが、
少し自信をつけた女性は、
びっくりするほど大胆に一歩を踏み出す方も多いので、
そこで、必要な細かい知識や考え方を支援します。

堺市の女性起業家メンターミーティング最終日は
そんな女性たちが思い思いに現状のアイデアを発表し、
晴れやかな笑顔で締めくくりました。

これから、起業家として大きく踏み出せますように。

障害のある方に配慮したコミュニケーション

障害者への応対を学ぶコミュニケーション研修で
私が強調したのは、
人は決して特別扱いしてほしいのではなく、
障害のあるなしに関わらず、どんな人も、
人として尊重されたいということです。

先月から8回にわたって、行政機関で
障害者に対応するコミュニケーション研修を
実施しました。

平成28年4月に障害者差別解消法が施行され、
知っておくほうがよい知識を身につけたうえで、
・目の前のお客さまが何を求めていらっしゃるか、
・このお客さまのために何ができるか、
・どうすれば心地よく過ごしていただけるか、を

観察して、
考えて、
お声をかけて、
できることをすることによって、
大半のお客さまが安心して利用できるようになります。

頭で理解することと行動できることは別なので、
「めかくしあるき」(ブラインドウォーク)を体験して、
不慣れな体験から気づいたことを話し合い、
今後、活かせることを探りました。

研修を受けた方は気づくアンテナが立っているので、
障害がある方が来られた時だけでなく、
体調が悪い方、お子様連れの方、ご高齢の方など、
あらゆる場面でサービス向上に役立てていただけるよう、
願っています。

正解のない対話で多様性を学ぶ

唯一の正解がないテーマで対話を進めると、
年齢や知識、経験に関わらず、
自由に考えをふくらませ、深めることができます。

組織開発や人材育成に携わっているメンバーで、
大きなクリスマスツリーやショップの準備が進む
ビルの一室で、そんな対話会を持ちました。

参加者の1人から出た
「前向きの前ってどっち?」という問いかけに、
テーブルを囲んで座っていた私たちは、
文字通り「前」はバラバラなことに気づき、
会社で、社会で、
さまざまな立場や価値観の人たちにとって
いかに自分の思い込みで発言しているか、
いかに相手に伝わっていないか、考えさせられます。

参加者1人1人がそれぞれの状況や立場に合わせて、
考えを深めて、ヒントを持ち帰ることができます。

難しい理論や説明、分析をしなくても、
ダイバーシティを身近なものとして実感できます。

企業研修を提案するときには、
正解がない話し合いや、結論を統一しないまとめ方は
効果が目に見えにくいので、
なかなか採用してもらえないジレンマがありますが、
違いに気づき、自分の行動を見直すには効果的なので、
プログラムの中に取り入れる方法を、
私も模索しようと思います。

コーチングの資格PCC更新

私が保有するコーチングの資格
PCC(国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ)は
3年ごとに更新することが求められます。
コーチとしてのコンピテンシー(行動特性)を磨き、
倫理規定を再確認して、更新要件を満たします。

おかげさまで、4回めの更新の認定通知が届きました。

PCCとして丸12年活動し続けることができたのは、
私のコーチングを受けて、
ご自身のテーマを見つめて挑戦し続けてくださる
クライアントさんたちのおかげです。

改めて感謝の気持ちをかみしめるとともに、
さらに、パワフルにサポートできるように努めます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

成長イメージを描いてから事業を始める

事業を始めるときには、
事業が大きく成長している姿をイメージして、
早めに早めに打ち手を考えることが大切です。

起業前は目の前のことでいっぱいになりますが、
いずれ、もしオーダーがいくつも重なったら?
1人で手が足りなくなったら?と
あらかじめ贅沢な悲鳴を上げる自分を想定しておくのと
その時期が来てから考えるのでは、
大きな違いが生まれます。

コーディネータとして関わっている
堺市の「女性起業家メンターミーティング」の会合で、
成長意欲が目覚ましいメンティさんたちに、
そんな将来の自分を想像していただきました。

まだそこまでは・・・と
具体的に想像できなくてもいいのです。
わからないからこそ、
自由に妄想を膨らませることができます。

女性は目の前の現実に対応するのが得意な一方、
大きな枠組みで考えることが苦手だと言われます。
あえて夢物語を大きく描いて、
そのために今できること、今取り組むことを考えて、
笑顔で夢を現実にしていきましょう。

次回の会合はどんなふうに膨らんでいくのか、楽しみです。

創業者のご活躍をTVで観る幸せ

私の夢の1つは、
コーチングのクライアントさんや創業ゼミの卒業生が
テレビや雑誌などのメディアに登場されるのを
のんびりと眺めることです。

そんな夢がまた1つ叶いました。

3年前の堺商工会議所創業ゼミの卒業生で
堺のお米屋さん「トラとウサギの茶飯事」が
「LIFE~夢のカタチ~」に取り上げられました。

丁寧な密着取材で、
城敏之さんと直子さんご夫妻の
飾らないお人柄やお米への思い、高知への愛、
お店の特長や魅力がとてもよく描かれています。

熱を込めて語る明るい話し方も大笑いも、
ふだんお店で話すときのままの自然体で、
よく取材されて慣れていらっしゃるとはいえ、
とても頼もしいです。
お2人のファンがますます増えそうです。

私が今食べているお米も、城さんセレクトで、
とてもおいしくいただいています。
楽しくお話ししながら、
ぴったりのおいしいお米を選んでもらえる
「トラとウサギの茶飯事」に
ぜひ足をお運びください。

 トラとウサギの茶飯事
   http://blog.goo.ne.jp/toranochameshigoto
   堺市堺区二条通2-18
   TEL:072-220-1822

接客コミュニケーション研修で察する力を磨く

思わずお店に入りたくなるとき、
思わず商品やサービスを購入したくなるときの
ポイントの1つは、
私にぴったり、こういうのを探していた、と
思ってもらえるかどうかです。

商品やサービスそのものの魅力も必要ですが、
大半は、気づかずに素通りしそうなときに、
気持ちよく過ごすことができるお店で、
なぜ私の好みを知っているの?
私のためにそこまでしてくれるの?と感激するような
接客を受けることができるかどうかが大切です。

京都府よろず支援拠点で、
「買いたいと思われるお店になるための
 接客コミュニケーション」セミナーを開催しました。

コーチングを応用させながら、
相手を観察して、気持ちや好みを察するコツを練習し、
グループで情報交換を行いました。

「おすすめは?」と聞かれたときのために
簡潔に魅力を伝える、お客さまに響くトークも考えて、
参加者どうしで試しました。

好きだから、よいと思うからこそ、
その商品やサービスを仕事にしているみなさまが、
自信をもってお客さまと接するきっかけになると
うれしいです。

採用時にリアリティショックを和らげる工夫

就職前や配属前に思っていたイメージと違うから、
と新卒者や中途採用者がすぐに辞めていく現象を
「リアリティ・ショック」と言います。

医療や看護、開発、アパレルなどの現場などで
人事の大きなお悩みの1つです。

カラフルでかわいいデザインの手ぬぐいで人気の
にじゆら」を手がける株式会社ナカニでは、

まず採用へのお問い合わせの段階から
決してきれいな現場ではないことをしつこく強調し、
労働条件や環境もよくないことも詳しく説明し、
会社に来てもらって作業現場を見てもらって、
職人さんと1対1で実態を話す時間を設けて、
とことんネガティブな面を見せているそうです。

それでも「ここで働きたい」と言う人だけを
採用されるそうです。

ここまで徹底できるのは強いブランドがあるからだ、
うちの会社にはできない、と思われるかもしれません。

完全に真似はできなくても、
実態を伝えたり体験してもらったり、
社員と直接ざっくばらんに話してもらったりして、
仲間として一緒に働ける人を迎えるために
できる工夫はあると思います。

私も数年前からにじゆらの手ぬぐいを愛用していますが、
中尾雄二社長の講演を聴いて、
汚い、臭いがすごい、とそこまでおっしゃる現場を
一度見学してみたくなりました。