ひとのわにっきBlog

カテゴリー:経営・マネジメント

SDGsを易しく解説する

貧困や飢餓、安全な水の問題、と聞くと、
日本にはあまり関係がなさそう、と思いませんか?

私が2018年に初めてSDGsを学んだとき、
私も正直、そんなふうに思っていました。

日本の子どもの貧困率は13.9%(7人に1人)、
家庭からの食品廃棄は1年に1人51kg、など、
最新の平成27年調査などのデータを見るたびに、
はっとさせられます。

茨木商工会議所女性会さまで
「SDGsって何だろう?」と題して、
胸にSDGsバッジをつけて、
SDGsのポイントを易しくお話ししてきました。

お打ち合わせのときに、
「子どもにもわかるように」
「興味がないスタッフやお友達にも説明できるように」
というご依頼をいただいて、
「誰ひとり取り残さない」というSDGsの基本理念にも
通じると感じました。

わかりやすく伝えることは私の得意領域です。
誰ひとり「わからない」「むずかしい」と感じないよう、
どこに興味をもっていただけるか、
どこまで噛み砕けるか、知恵を絞って準備しました。

そこで、冒頭に書いたように、
女性経営者が興味がありそうなジェンダーや産業の問題、
生活や地域に関する問題を、
意外な数字を例に出して、え~!と驚きながら、
身近な問題、自分ごととしてとらえていただきました。

時節柄、グループワークは避けましたが、
私からの問いかけに反応を返してくださる方が多く、
笑顔や笑い声に包まれながら進行することができて、
ほっとしています。

伝える私もそうですが、
できていないことに目を向けると、いっぱいあります。
同時に、SDGsを知る前から、
私たちは、事業や生活を通して、世界や未来のために
できていること、やっていることもいっぱいあります。

私が強調したのは、
ひとりひとりが無理なくできる小さな一歩、
自社や自分が得意な領域で貢献できることを、
「こんなことに取り組んでいますよ」と
胸を張って続けていくことが、
実は大きな貢献で、大事な活動だということ。

達成しているからそれ以上やらなくていいのではなく、
できていることを続けること、
できていることをもっと極めることは、
得意な人にとってはモチベーションもあがりますし
他の人には難しいことかもしれません。

自分ができることを引き受ける、お互いに協力する、
女性経営者さんが集まる商工会議所の女性会には、
元々そのような精神があると思うので、
SDGsを知って、さらにどんな活動が広がっていくのか
とっても楽しみです。

創業ゼミ卒業生紹介:YYラジコン倶楽部

昨年堺に移転された「YYラジコン倶楽部」さんを
訪問しました。
 YYラジコン倶楽部 http://yy-rcclub.com/
  堺市中区八田寺町481-9 2F
  Tel:072-284-9916 水曜定休

オーナーの難波裕文さんは、
2010年夏に堺商工会議所創業ゼミ(当時は創業塾)に
参加されて、
2011年に日本橋にお店をオープンされ、
2013年に広いお店に移転され、
さらに昨年、堺市のさらに広いお店に移転されました。

店内にはぎっしりとパーツが並び、通販も好調です。

ラジコン愛好家の固定ファンもいらっしゃって、
今年は在宅傾向の影響で新しいお客さまも増え、
奥のサーキットでは愛車を走らせることができます。

開業から約10年、
元気にがんばっている頼もしい経営者さんですが、
ここまでこられる道のりには、
数々のご苦労も乗り越えていらっしゃいます。

今年は、そんなお話を後輩たちにしていただく機会を
設けることができそうです。
改めてご案内しますので、お楽しみに!

顔を覚える接客力に驚き

お気に入りのお店に友人を誘って、席に着くと、
「前にお会いしたことありますよね?」

きめ細かで心のこもったおもてなしに定評がある
サービスマネジャーのことばに、びっくりしました。

友人は初めて来店したはず、と不思議に思いましたが、
彼女の記憶は正解でした。

堺のイタリアンレストラン「ラ・チッタ」は
堺商工会議所創業ゼミ卒業生のお店の1つで、
4年前の創業ゼミで先輩創業者としてお招きし、
体験談を語っていただいたことがあります。
友人はその年のゼミを受講していたのです。

大きな部屋でお話を聴いていた人の顔まで
何年たっても覚えているの?と舌を巻きました。

「ご質問をいただいたので……」

いえいえ、
それで相手の顔を何年も覚えていられる人は、
まずいないでしょう。

さすがプロフェッショナル。
天性の才能と日々の努力の賜物でしょうが、
こんなすばらしい瞬間を体験することができて、
心が震えました。

ご主人のオーナーシェフのお料理も絶品で、
盛りつけも美しく、目も舌も大満足なお店ですが、
サービスマネジャーの奥さまのファンも多く、
一度来店した方がリピーターになり、
他のお客さまを連れてこられています。

 ラ・チッタ http://lacitta.jp/

  堺市北区東浅香山2丁73-36
  Tel 072-350-2119 水曜定休

食レポの才能はないので、つたないスマホ写真ですが、
本日の「ぜいたくランチ」を目でお楽しみください。
そしてぜひ、お店で実際に味わってください。


配信型の研修でライブ感を工夫する

画面オフ、音声オフの制約下で、
40名以上の顔も表情も見えない、声も聞こえない中で、
オンライン講義を行うには、どんな工夫ができますか?

広い会場でたった1人、
2日間、そんな問いに向き合い続けました。

日ごろ、私が提供する研修は参加型で、
問いかけやグループ演習を多用して進めているので、
オンライン研修でも、通常はカメラオン、音声オンで
ブレイクアウトルームで少人数の演習をしたり、
発表や発言を求めてライブ感を大事にしています。

今回は、参加者のみなさまの環境が揃わないので
不公平感を出したくないという事務局のご要望で、
全員がカメラオフ、音声オフで統一されました。

研修内容は昨年までのリピートですが、
実際は1から作り直すのと同じくらい労力をかけて、
私が説明、解説するところを大幅に増やしています。

それでも、聴いているだけではみなさまが疲れるので、
ことあるごとに、何かちょっとした問いかけを考えて、
唯一使うことが許されたチャット機能を多用して、
何度も書き込んでいただきました。

次々と流れるチャットを読み上げてコメントしたり、
ご質問にその場で答えたり、
インスタグラムやFacebookのライブのような要領で、
文字だけでも画面の向こうのみなさまと交流し、
それなりにライブ感を味わうことができました。

そのおかげで、終了後も質疑応答や感想の書き込みが
とぎれることなく続いて、
退出時間ギリギリまでやりとりを楽しみました。

準備は大変でしたが、制約は工夫を生みますね。
何かできることはないか考えて、
講義の構成も、当日の運営も、知恵を絞りに絞って、
講師力が鍛えられたように思います。

お客さまに選ばれる決め手は?

お客さまからあなたでければダメと言ってもらえる
決め手は何ですか?

久しぶりに参加した経営者の勉強会で討論すると、
とても興味深い学びがありました。

ご一緒したグループの経営者さんたちが
継続やリピート、ご紹介などで
お客さまと長いおつきあいをされている秘訣は、

お客さまは、課題や要望を必ずしも正確に把握できて
いるとは限らないので、
本当にやりたいことや困っていることを
引き出して、
信頼を得ている
という共通点が浮かび上がりました。

不安を抱えているお客さまの背中を押したり、
デメリットを正直に全部伝えたりして、
安心していただいているそうです。

これはまさしくコーチングの真髄ですね。
みなさんのお話をうかがってうれしくなりました。

自分とは合わないと思うお客さまには
どのように対応をされているかという話題では、
過去にクレームをいただいたことがある方々が、
本音でおつきあいをして、軌道修正を図っていると
おっしゃていたのが印象深かったです。

信用や信頼は日々の積み重ねの賜物なので、
結局は、コツコツと誠実にお仕事を続けることが
事業を続けていく近道なのだと改めて感じます。

やはり経営者との対話は、
成長につながる学びが詰まっています。

経営者こそ弱音を吐いてください

経営相談窓口で経営者さんのお話をうかがいました。

今後に向けた前向きな取り組みへのご相談ですが、
その動機やきっかけとして、
現状の新型ウイルスの影響について触れることになり、
苦しい胸の内をお聴きすることになります。

日ごろ、社員さんの前では明るく振舞って、
苦しい中でも社員さんのお給料を精いっぱい確保し、
不安を与えないように努めて明るく振舞いつつ、
内心では、当面の資金繰りと今後の売上や利益確保に
大きな不安を抱える経営者さんの心の中は、
限界を超えそうなくらい張りつめています。

事業計画書の作成をお手伝いすることも
中小企業診断士の私にとって大事なお仕事ですが、
それ以上に、コーチとしてというより、人として、
第三者だからこそ話せることを吐き出していただいて、
少しでも心を軽くして帰っていただきたいなぁと
心から願います。

今の状況で、経営者が事業資金を確保するために
数々の施策を頼りになりふり構わず走り回るのは、
全然恥ずかしいことではありません。
会社と社員を守るための、立派な経営者の行動です。

経営者にとって、会社、社員、事業は命です。
命を守ることよりも大切なことなんてありますか?

お会いした経営者さんが、
涙を流して会社や社員さんへの思いを語られた後、
「心のケアまでしてもらってありがとう」と
すっきりしたお顔で帰っていかれました。

心のケア……
それを意識して聴いていたわけではないのですが、
コーチングやカウンセリングを学んできたので
そう受けとっていただけたことがうれしく、
私も元気をいただきました。

平常時も、1人で悩まずに話しに来てくださいと
いつもお伝えするのですが、
こんなときだからこそ、声を大にして言いたいです。

状況は変わらなくても、吐き出すだけで楽になります。
心に余裕が生まれたら、元気も知恵も出てきます。

名目は、経営相談、コーチング、カウンセリング、
何でもかまいません。
私もいつでもお話をお聴きして受け止めますし、
話を聴いてくれる方がいれば、ぜひ頼って下さい。

創業ゼミ卒業生のオンライン対話会を開催

2016年に堺商工会議所創業ゼミに参加された方の
LINEグループで、ここ数日、
緊急事態宣言を受けて、
 休業することにした、
 今はまだお店を開けているけれど……
 テイクアウトの準備をしている
 うちは対象業種ではないけれど……
などなど
迷いや決意の声が飛び交っていたので、

これは一度、お顔を見てお話しできたほうが
安心できるのではないかと思って、
Zoomでの対話会を設定しました。

私が何かを教えるのではなく、
最近どう? 何を思ってる? と口にするうちに、

一緒に学んで気心が知れた仲間どうし、
自分で事業をしたいと志を持つ者どうし、

ちょっとした仲間の発言をヒントに、
今だからできること、
今のうちに仕込んでおきたいことなど
妄想がどんどんふくらみ、
またお互いに好き勝手にコメントし合って、
元気が出てきます。

どこかに集まらなくても、自宅でZoomをつないだら、
画面上でお顔がはっきり見えるので、
リアルに会う以上に距離が近く感じられ、
瞬時に気持ちがつながります。

創業ゼミを卒業されて開業すると、
お店を訪問する以外の支援は難しかったのですが、
講師も創業者も在宅時間が増えたおかげで、
新たな形で交流を試すことができました。

これなら、営業が戻ってからもできますね。

創業支援、主催、と銘打たなくても、
都合がいい人が参加して、
情報交換や気分転換できるオンラインの場を
気まぐれにゆるゆる開催しようと思います。

在宅勤務と身だしなみ

在宅勤務をされるとき、
どんなスタイルでお仕事をされていますか?

7都府県で緊急事態宣言が発令され、
最近、ご自宅でお仕事をしはじめた方は、
 食卓やリビングなど仕事スペースの確保、
 上司や同僚とのちょっとした相談や会話、
 ご家族との距離感や時間の使い方、
などなど、急な環境変化にとまどっている方も
多いと思います。

外出もWeb会議もなく、誰とも会わない日は、
服装や身だしなみはどうされていますか?

知人がメイン講師を務める研修が
急遽、オンラインで開催されることになり、
私もグループワークの運営などを担当しました。

研修なので当たり前のようにスーツを着て、
30分前からパソコンの前でスタンバイしていたとき、
ふと、自宅でスーツを着るのは珍しいなぁと
不思議な感覚になりました。

ネットや新聞の記事によると、
Web会議や研修の画面に映るのは上半身だけなので、
この春はスーツの売れ行きが芳しくなく、
ジャケットだけがよく売れたそうです。

それも合理的だと思いますが、
スーツを着て身だしなみを整えると、
やはり、気持ちもピリッと引き締まり、
仕事のスイッチが入ります。

ご自宅から研修に参加されたみなさまも、
外出できる服装で映られていたようです。
少人数グループに分かれたディスカッションでも、
Zoomではお互いの顔がはっきり見えるので
「着替えるとメリハリが出ますね」
「こうやって顔を見て話せるのはいいですね」と
在宅勤務の生産性を上げる情報交換が進み、
投票機能やチャットも使いこなされて、
あっというまに時間が過ぎました。

私も自宅で過ごす日々が続いています。
Zoomでの会議やWebセミナーも多いですが、
時間のお約束がない作業をしているときは、
つい、だらだらと時間を費やしてしまいます。

私自身も、時間を区切って行動したり、
ジャケットまで着なくても外出着に着替えたり、
自分でメリハリをつけて過ごそうと、
改めて感じた1日でした。

上手に気分転換しながら、
オンラインで雑談会や飲み会?も開きながら、
仕事を進める工夫も、
職場のつながりを感じる工夫も、続けてください。

初めてのことでどうすればいいかお困りの方は、
簡単なご相談には料金はいただきませんので、
このページの右上の「CONTACT」から
お気軽にお問い合わせください。

春分のお詣りでアフターコロナを考える

「穏やかな生活が戻り、経済が回復しますように」

春分の日に、今年の恵方にある神社にお詣りし、
この国と世界の幸せを、心から願いました。

SDGsを伝え始めて、
世界や地球のことを考える機会は増えましたが、
神社で、こんなにも国や世界の幸せを願ったのは
初めてです。

私は神社が好きで、1年に何度もお詣りしますが、
いつもは自分のビジネスの発展を考えます。

新型コロナウイルスでお仕事や生活が変わり、
自然に世界に意識が向いているのでしょう。

ネットで、
「地球から見ると、私たち人間がウイルスで、
 コロナは地球を浄化するワクチンなのでは?」
というジョークを見ました。

人の移動や経済活動が停滞している国々の大気が
きれいになっていると報道されているからです。
ブラックジョークとはいえ、
真を突いているようにも思えます。

状況が落ち着くと、
個々の企業は経済活動を取り戻すことに懸命になり、
今ほどの痛みは薄れていくのでしょうが、
SDGsに真剣に取り組む動きを加速するチャンスにも
なるのではないでしょうか。

今が苦しいと、
つい、今をどう乗り切るかに意識が向きますが、
そろそろアフターコロナの働き方、過ごし方を
考えていきたいと、
春分のお詣りで心と頭が動き始めました。

経営と心を切り口にしている私にとって、
クライアントさんやこれから出会うお客さまが
・多かれ少なかれダメージを受けた気持ちを回復し、
・自宅待機や在宅勤務でリアルな交流が少なくなった
 社員さんたちとのどうつながっていくのか
・社会とどう関わりながらビジネスを展開するのか
スピード感を持ちつつも、
丁寧に関わっていきたいと思います。

楽しい店づくりの時代

令和の外食は、楽しい店づくりの時代だそうです。

カンブリア宮殿の「レジェンドVS外食猛者」特集で
長年すかいらーくグループを率いてこられ、
今も新業態や現場に関わり続けている横川竟会長の
ことばです。

ご経験に裏付けられた一言一言には重みがあり、
覚えておきたい考え方が名言が詰まっています。

横川会長は、
 昭和:価値づくりの時代
 平成:価格だけで売ってきた時代
 令和:楽しい店づくりの時代 とおっしゃいます。

もし、このような時代の変化に気づかず、
これまでの成功パターンにいつまでもとらわれて、
低コストの努力を続ければ続けるほど、
負のスパイラルに陥っていくことでしょう。

番組では、
最近あまりうまくいっていないお店の例として、
「いきなりステーキ」が取り上げられていました。
大量閉店に追い込まれ、また価格を下げると、
「安いから」というだけで来店客は増えましたが、
この先は厳しそうです。

私も創業ゼミや創業塾で価格のお話をするときに、
失礼ながら、ミスタードーナツの100円セールや
いきなりステーキの値下げの例を出すことがあります。
「定価に戻ったら、行きますか?」と。

そして、個人や小規模のお店や会社は
価格では大手に敵わず擦り減ってしまうので、
思い切って少し背伸びした価格を設定しても
「ありがとう」とお金を払ってもらえるように、
創業講座の多くの時間を割いて、
ここで買いたいと思ってもらえる価値を考えます。
つい弱気になってしまいやすいので、
安売りしたらダメですよ、
と口を酸っぱくして言い続けます。

横川会長の考えによると、
これからは、小規模だからではなく、
誰もが低価格競争を脱却して、
いかに楽しい、また来たいお店にしていくかが
ますます大事になるということですね。

横川会長は、
成功するためには、自分の意見ではなく、
お客さまがしてほしいことに徹すること、と説き、
ユニクロやニトリが好業績の理由も同じと言われます。
「消費者の価値に合わせて、
 自分たちの行動を変えた人たち」と。

あわせて、経営者の思いの大切さも強調されました。
マニュアル化すべきかという若い経営者からの質問に、
「作業をマニュアル化しても意味がない。
 思いをマニュアル化しなさい」と答えます。

思想がダメなら生き残れない。
2店舗目を考えているオーナーに対しても、
思想が同じでない人にはお店は渡さないようにと
助言されていました。

顧客満足、お客さまのために、という考え方は
昔から誰もが知っていて、
誰もが大事だと思っていることでしょう。

お客さまを大事にすることは当たり前と思えても、
時代の変化とともに、
そのお客さまが求めることが少しずつ変わるから、
会社やお店も変化しなければいけないところが
経営の難しさなのだと思います。

今、お客さまが喜んでくださっているのか、
今までうまくいっていたことが、今も通用するのか、
まして、これからも通用するのか、
常に問い続けることの大切さを、
この番組を見て、改めて痛感しました。

外食産業だけでなく、どの企業にも言えますし、
この視点を握り直して、
経営者や創業者のコーチングやコンサルティングに
携わっていこうと、大きな指針をいただきました。