ひとのわにっきBlog

カテゴリー:経営・マネジメント

春分のお詣りでアフターコロナを考える

「穏やかな生活が戻り、経済が回復しますように」

春分の日に、今年の恵方にある神社にお詣りし、
この国と世界の幸せを、心から願いました。

SDGsを伝え始めて、
世界や地球のことを考える機会は増えましたが、
神社で、こんなにも国や世界の幸せを願ったのは
初めてです。

私は神社が好きで、1年に何度もお詣りしますが、
いつもは自分のビジネスの発展を考えます。

新型コロナウイルスでお仕事や生活が変わり、
自然に世界に意識が向いているのでしょう。

ネットで、
「地球から見ると、私たち人間がウイルスで、
 コロナは地球を浄化するワクチンなのでは?」
というジョークを見ました。

人の移動や経済活動が停滞している国々の大気が
きれいになっていると報道されているからです。
ブラックジョークとはいえ、
真を突いているようにも思えます。

状況が落ち着くと、
個々の企業は経済活動を取り戻すことに懸命になり、
今ほどの痛みは薄れていくのでしょうが、
SDGsに真剣に取り組む動きを加速するチャンスにも
なるのではないでしょうか。

今が苦しいと、
つい、今をどう乗り切るかに意識が向きますが、
そろそろアフターコロナの働き方、過ごし方を
考えていきたいと、
春分のお詣りで心と頭が動き始めました。

経営と心を切り口にしている私にとって、
クライアントさんやこれから出会うお客さまが
・多かれ少なかれダメージを受けた気持ちを回復し、
・自宅待機や在宅勤務でリアルな交流が少なくなった
 社員さんたちとのどうつながっていくのか
・社会とどう関わりながらビジネスを展開するのか
スピード感を持ちつつも、
丁寧に関わっていきたいと思います。

楽しい店づくりの時代

令和の外食は、楽しい店づくりの時代だそうです。

カンブリア宮殿の「レジェンドVS外食猛者」特集で
長年すかいらーくグループを率いてこられ、
今も新業態や現場に関わり続けている横川竟会長の
ことばです。

ご経験に裏付けられた一言一言には重みがあり、
覚えておきたい考え方が名言が詰まっています。

横川会長は、
 昭和:価値づくりの時代
 平成:価格だけで売ってきた時代
 令和:楽しい店づくりの時代 とおっしゃいます。

もし、このような時代の変化に気づかず、
これまでの成功パターンにいつまでもとらわれて、
低コストの努力を続ければ続けるほど、
負のスパイラルに陥っていくことでしょう。

番組では、
最近あまりうまくいっていないお店の例として、
「いきなりステーキ」が取り上げられていました。
大量閉店に追い込まれ、また価格を下げると、
「安いから」というだけで来店客は増えましたが、
この先は厳しそうです。

私も創業ゼミや創業塾で価格のお話をするときに、
失礼ながら、ミスタードーナツの100円セールや
いきなりステーキの値下げの例を出すことがあります。
「定価に戻ったら、行きますか?」と。

そして、個人や小規模のお店や会社は
価格では大手に敵わず擦り減ってしまうので、
思い切って少し背伸びした価格を設定しても
「ありがとう」とお金を払ってもらえるように、
創業講座の多くの時間を割いて、
ここで買いたいと思ってもらえる価値を考えます。
つい弱気になってしまいやすいので、
安売りしたらダメですよ、
と口を酸っぱくして言い続けます。

横川会長の考えによると、
これからは、小規模だからではなく、
誰もが低価格競争を脱却して、
いかに楽しい、また来たいお店にしていくかが
ますます大事になるということですね。

横川会長は、
成功するためには、自分の意見ではなく、
お客さまがしてほしいことに徹すること、と説き、
ユニクロやニトリが好業績の理由も同じと言われます。
「消費者の価値に合わせて、
 自分たちの行動を変えた人たち」と。

あわせて、経営者の思いの大切さも強調されました。
マニュアル化すべきかという若い経営者からの質問に、
「作業をマニュアル化しても意味がない。
 思いをマニュアル化しなさい」と答えます。

思想がダメなら生き残れない。
2店舗目を考えているオーナーに対しても、
思想が同じでない人にはお店は渡さないようにと
助言されていました。

顧客満足、お客さまのために、という考え方は
昔から誰もが知っていて、
誰もが大事だと思っていることでしょう。

お客さまを大事にすることは当たり前と思えても、
時代の変化とともに、
そのお客さまが求めることが少しずつ変わるから、
会社やお店も変化しなければいけないところが
経営の難しさなのだと思います。

今、お客さまが喜んでくださっているのか、
今までうまくいっていたことが、今も通用するのか、
まして、これからも通用するのか、
常に問い続けることの大切さを、
この番組を見て、改めて痛感しました。

外食産業だけでなく、どの企業にも言えますし、
この視点を握り直して、
経営者や創業者のコーチングやコンサルティングに
携わっていこうと、大きな指針をいただきました。

気軽に専門家に相談しよう

PCメール送れた!
と、喜びにひたる私。

私がパソコンを使い始めた1995年ごろの思い出話を
しているわけではなく、
高齢の方にパソコンを教えているわけでもありません。

2020年3月、本日の私です。

新型コロナウイルスで暗いニュースが多い昨今、
久しぶりに笑顔全開で気持ちが高揚しました。

1ヶ月くらい前から急に、
メールソフトも設定も何も触っていないのに、
送信できなくなりました。

受信はできますし、
送信も、1日1通くらいは気まぐれでうまくいくので、
かえって何が起こっているのかわかりません。

昔、中小企業診断士が部門に分かれていたころ、
これでも私、情報部門で合格しています。
技術は全くできませんが、多少の知識はありますし、
ネットで調べれば、
書かれている情報をある程度理解でき、
自分で対処してしまうことも多いです。

トラブルシューティングも得意な方なので、
できることは片っ端から自分で試してみましたが、
今回はさっぱり手に負えません。

困り果てて、Facebookに書きこみました。
リアルタイム相談?と思うほど素早いコメントを
くださる方をはじめ、
次々と詳しい友人からアドバイスが届きます。

もちろん解決を求めてはいるのですが、
そんなことより、
困っているときに声をかけてくださること、
一緒に考えてくださることが、
なんとも心強くてありがたいです。

ネットでも10年以上連絡をとっていない方からも
コメントをいただき、
ネットのつながりのパワーに感動します。

やりとりの中から、
同業の中小企業診断士の友人のアドバイスで
対処法に光が見えました。

なんとかなると確信できると、冷静になります。
冷静になると、もっと知りたくなります。

再発や別の問題が起こる不安をつぶしたいので、
原因を知って、再発しないように手を打ちたい、と
欲が出ます。
職業病かもしれません。

悶々としていたら、
20年近く前に知り合い
今は北海道でITコンサルをしている長年の友人から
メッセージが届きます。
「そのあたり、僕の得意分野だよ。
 悩んでいる時間がもったいないよね」と。

なんてありがたい。

お仕事としてお願いして、
リモートで私のパソコンにアクセスしていただいて、
なにやら作業をしていただいて、
無事に解決できました。

一安心。

決して、技術的に理解できたわけではありません。
それでも、自分の中で筋道を立てて納得して、
これで大丈夫!と思える安心感が大事なのです。

そこが、専門家の役割、価値だと思います。

餅は餅屋
そんなことばを、久しぶりに思い出しました。

時間を買う、
そんな言い方をされる方もいらっしゃいます。
専門家が長年蓄積してこられた知識をお借りして、
短時間で物理的に問題解決できることも
大きな魅力です。

それに加えて、
この人が言ってくれるなら大丈夫と安心して
本業に集中できる精神的な満足のところに、
プライスレスの価値があると思うのです。

相談にのってもらう1時間は、
1時間分の時給なのではなく、
これまで蓄積した時間+1時間+安心代なのだと
私は思っています。

何でも自分でしたくなる癖がある私ですが、
「教えてください」とヘルプを求め、
助けてもらうことの価値を改めて痛感しました。

そしてまた、私も専門家の1人です。

私がご相談にのれる分野は、
 ・商工会議所の経営相談全般
 ・コーチング
 ・人材育成や組織開発のためのご相談や研修
なかなかすぐに結果が見えにくい分野ですが、
だからこそ、一緒に考えて最善策を探っていく
パートナーとして、
安心感を得ていただく役割があるのだなぁと
今日の経験を通じて、
私自身のお仕事にも勇気をいただきました。

専門家に相談するなんて、
最初は敷居が高く感じるかもしれません。
「こんなしょーもないこと聞いていいのかな?」と
不安になるかもしれません。

そんなときこそ、相談してほしいのです。
自力で問題が特定できていたら、
今の時代、簡単にネットで調べられます。
「あーでもない、こーでもない。
 何を調べたらいいのかわからない」ときこそ、
お話しながら、
何を解決したいのか、一緒に探っていきましょう。

「こんな簡単なこと」と思うところがわからないと、
一歩も前に進めなくなりますが、
入口を突破できたら、光が見えてきます。
そのサポートがしたくて、こういうお仕事をしています。

私へのご相談も大歓迎ですが、
ここまで読んでくださったあなたは、
私を助けてくださったITコンサルタントのことも
気になりますよね?

 北海道・十勝のITコンサルティングファーム
 寺子屋コミュニケーション
  林克也さん
   https://teracomi.jp/

 ネットワークのトラブルなどで困ったら、
 ぜひ連絡してみてください。
 わかりやすいことばで、優しく&易しく、
 身の丈に合う解決策を提案していただけますよ。

テレワークとコミュニケーション

コロナウイルスの感染予防で、
業種や職種、テレワーク体制の準備状況によって
在宅勤務を推奨する会社が増えていますね。

報道を見て、
以前、在宅勤務を導入した会社の管理職の方から
相談を受けたことを思い出しました。

「部下が会社に来なくなっちゃったんですよ。」

1人で仕事を完結できるベテランや中堅社員さんが
出勤しない日が増えて、
新人や若手社員を育てられないし、
チームワークがとれないというお悩みでした。

社員さんからお話を聴いてみると、
どうやら真の問題は、別のところにありそうです。

社員さんたちも、本当は出勤して
同僚と話したり後輩の相談にのったりしたいし、
会社に置いている資料も見たいけれど、

職場にいると、
「あの資料どこだっけ?」「会議は何時から?」
「ちょっとこれ調べて」「あれは?」「これは?」
上司からひっきりなしに話しかけられ、
作業や思考が分断され、仕事が進まないそうです。

自分の業務に集中するために、
在宅勤務導入前には、カフェなどに作業をしに行き、
今は、在宅勤務を選んでいるのです。

「職場のコミュニケーション、大事ですよね?」

ことばだけ聴くとうなずきたくなりますが、
職場のコミュニケーションとは何か、
何のためにコミュニケーションをとるのか、
ここから考えてみる余地がありそうです。

ちょっと雑談して息抜きするのも、
親睦を深めることも大切です。
困ったときや急ぎの案件では、
周りの手を止めて助けてもらうことも大事でしょう。

もし、コミュニケーションをとろうとして
一生懸命話しかけているのなら、
ちょっと作戦を変えて、聴き役になってみませんか?

部下ががんばっている話を聴いてねぎらったり。
困ったことはないか、サポートできることはないか、
確認したり。

職場に帰ってきたら、いいことがあるなぁ、
聴いてもらえて元気がでるなぁ、
相談にのってもらえて仕事が進むなぁと思えば、
職場に来たくなると思います。

そして、サポートしてくれる上司の役に立ちたくて、
喜んで手伝ってくれるようになるでしょう。

数日で変わるものではないでしょうが、
在宅勤務や直行直帰で顔を合わせない部下の方々に、
「何かサポートしてほしいことはない?」と
時々声をかけてつながりをつくるところから
始めてみませんか?

カンボジアに自転車を

カンボジアで、
自分や会社の名前が入った自転車が走るとしたら、
その自転車で、子どもたちが通学できるとしたら、
ステキだと思いませんか?

そんなことできるの?
どうやって?
カンボジアにツテもないし、
1人でそんなすごいことはできないし・・・

でも、ちょっと興味ある!
そんな方におすすめしたいプロジェクトがあります。

「カンボジアに
 100台の自転車と自転車クラブ、スペアパーツを!」
 cam-bi.net/

中小企業診断士で長年の友人の安田勝也さんが
2016年に立ち上げられ、
自社サイトやクラウドファンディングで寄付を募って
毎年12月に、実際にカンボジアに届けに行く活動を
続けています。

今日、昨年分の返礼品が届きました。
実際に支援した自転車やパーツを渡している写真や
カンボジアのコーヒー豆を使ったドリップパックと
伝統的な綿織物の「クロマー」です。

支援メニューには、
・自転車1台+修理キット 1万円
・自転車修理拠点「自転車クラブ」設立 5万円
・既存の自転車クラブへのスペアパーツ 5万円
・用途おまかせ 千円
があります。

私は当初は、自転車数台分を寄付していましたが、
一昨年からは、補給用のスペアパーツの支援に
切り替えています。

安田さんは毎年、現地滞在中にブログを更新され、
道路事情が悪いために、すぐにパンクや故障して、
修理パーツも底をついて、
乗れなくなった自転車が多いことを読んだのです。

自転車を受け取って通学できるようになり、
友達もできて学校や勉強の楽しさを知ったのに、
故障して学校に行けなくなった子どもがいるとしたら、
そのショックはどれだけ大きいことでしょう。

私の寄付でパーツを補給できるのは、1ヶ所だけです。
それでも、
SDGs(Sustainable Development Goals:
 持続可能な開発目標)を細々と伝える1人として、
継続的な支援、持続可能な支援ができる仕組みを
安田さんがつくってくださっていて、
とてもありがたい気持ちでいっぱいです。

私はカンボジアに行ったことがありません。
正直、どこにあるのかさえ覚えられなくて、
毎年地図で確認しないといけないほど疎いです。

そんな私でも、
「ひとのわ」と書かれた自転車が走り、
「ひとのわ」と掲げられた自転車クラブができ、
子どもたちに喜んでもらうことができるなんて、
夢のようです。

2020年のプロジェクトも既に始まっています。
http://cam-bi.net/

まずは1台、
みなさんの自転車をカンボジアで走らせてみませんか?

1人1人に、
名前入りのプレートがついた自転車と、
それを受け取った子どもの写真が届きます。

義理チョコで効果的な意思決定を考える

職場での義理チョコは禁止すべきだと思いますか?

バレンタインデー直前、
「産業組織心理学」という固いタイトルの研修で、
こんなテーマでグループ討議をしていただきました。

自分の意見を主張するのではなく、
6人グループを3人ずつの2チームに分けて、
片方には「禁止すべきだ」
もう片方には「禁止すべきでない」と役割を決めて、
チームごとに作戦を練って対戦する形式の演習です。

「もらったらうれしいですよね。」
「いや、お返しが・・・」
「年賀状も廃止されているし、」
「コミュニケーションの促進として、」

どのグループも熱を帯びて盛り上がります。
対戦しているはずなのに、笑い声もあふれます。

このお題には正解はなく、どちらが論破するかは、
実はあまり重要ではありません。
ポイントは、討議プロセスの振り返りにあります。

議論の展開を有利に進めるためには、
作戦会議で何を準備しておけばよかったのか、
討議中は何に気をつければよかったのか、考えます。

理由を1つしか考えていなかったチームは、
「ネタ切れして、途中で言うことがなくなった。」
「予想外の視点で反論されたら、
 すぐに思いつかなくて何も言い返せなかった。」
と悔しそうに語ります。

職場でもそういうことはありませんか?と問いかけると、
「上司と話すときもこんな感じです。
 何か1つ指摘されたら、一瞬で会話終わります。」
「あ、最初から理由をいっぱい考えておけばいいの?」

次々に気づきが生まれます。

「相手チームの話を真剣に聴けてなくて、
 うまく反論できなかった。
 次に自分が話すことを考えている場合じゃなかった。」
対話の大事なポイントも、実践で学んだようです。

研修の前半では傾聴も質問も扱い、
たくさん練習してできるようになったはずなのに、
目の前の対戦に夢中になると疎かになっていたことに
自分たちの力で気がついたのです。

この演習の目的は、
効果的に意思決定を行うために、
掘り下げて考える力、論理的に説明する力を
高めることでした。

講師の私は、
決してもともと論理的思考力や分析力が高いわけでは
ありません。

「大変です! ○○が~~で、ああでこうで・・・」

20代の終わりごろ、
メーカーで部門間調整の仕事をしていた私は、
現場でトラブルが起こるたびに、
猛ダッシュで職場に戻り、
上司に息せき切って報告していました。

「何か大変なことが起きたことは、よーくわかった。
 俺が対処する必要がありそうなこともわかった。
 で、何がどうしたの?」
というやりとりが、日常茶飯事でした。

こんなに一生懸命説明しているのに、
なぜ通じないのだろう?

あるとき、上司に質問しました。
「どうしたら
 1回でわかってもらえるようになりますか?」

「福住さんは個々の製品を担当しているから、
 部品1つの不具合で今日の予定が狂ったら、
 大問題だと思うかもしれない。
 でも、俺は全体を見てるから、
 そこはあまり関係ないんだよ。
 要は、
 全体スケジュールの中でリカバリーできるのか、
 発売日や価格に影響するのか、
 展示会に出すラインナップを見直す必要があるのか、
 そんなところを判断したいんだよ。」

目から鱗が落ちました。
立場や視座が違うと、
同じできごとや理由を説明するにも、
必要な情報の種類やまとめ方が異なることを
初めて知りました。

それ以来、少しずつ、
「基板変更で単価が○円上がるので、
 営業と調整が必要です。」
「工場出荷は2日遅れますが、
 事前に船会社と連携しますので、
 予定通りの便で出荷できます。」などと
上司からよく質問されること、
技術者が早く欲しい情報、
営業が知りたい情報、
などを整理して話すように意識しました。

そうするうちに、
「何が言いたいの?」と聞き返されていた私が、
説明がわかりやすいと言われるようになりました。

この経験があるからこそ、
論理的思考が弱い、自分で考えようとしない、
と相談されると、
研修講師としての血が騒ぎます。

1回の研修で、
ロジカルシンキングがマスターできるとは言いません。
それでも、
夢中になって考えられる演習を経験すれば、
問題を解きほぐし、
シンプルに順序立てて伝えられるように、
誰でもレベルアップできると確信をもっています。

演習で盛り上がった後は、休憩時間の雑談の中にも、
「反論!」
「理由は~」
「さっきのチョコレートの例で言うと、」と、
学んだばかりの知識や用語を冗談交じりで使って、
楽しそうに話す声があちこちから聞こえてきます。

義理チョコ対戦の続きをしている人たちもいます。
職場で上司やお客さまにどう説明すればよいかの
ヒントもいくつか見つかったようです。

「これからチョコレートを見るたびに思い出せますね」

バレンタインデーが過ぎても、
お店や広告でおいしそうなチョコレートを見るたびに、
「相手が知りたいことは?」
「理由をいくつか考えよう。」と
日々、論理的思考が磨かれていくと信じています。

よい組織をつくるには摩擦熱が必要

「リーダーとして新しい組織やチームを率いるとき、
 混乱期がくるものだと知っておいてください。」

リーダーシップ研修や組織開発のお仕事では、
心理学者のタックマンの「チーム形成の5ステップ」を
よく説明しています。

チームは、
形成期→混乱期→統一期→成熟期→解散期
というステップで進化していくという理論です。

チームリーダーや管理職になったとき、
意気揚々とビジョンや目的を語り、
メンバーが打ち解けてきたかなぁと思っていたら、
意見のぶつかり合いが起こったり、
部下から不満を訴えられたりすることが出てきます。

リーダーとして自信をなくしそうな場面ですが、
あらかじめ、
それは決して失敗なのではなく、
組織やチームが進化している証拠だと知っておけば、
動揺が少しでも和らぐのではないかと思うからです。

それでもやはり、
実際に自分のチームで衝突が起これば、
落ち込んでしまうとは思うのですが。。。

タックマンによると、
メンバーがそれぞれに意図や役割を解釈し、
貢献しよう、成果を上げようと思うから意見を出し、
ばらばらに動いてしまうため、
一時的にパフォーマンスが下がるのだそうです。

衝突して問題が表面化し、
話し合いを重ねることでお互いを理解し、
チームとして統一感が生まれていくのです。

と、客観的には穏やかに伝えることができますが、
私自身、実際にチームでお仕事をするときには、
意見がぶつかったり、方向性が分かれると、
できれば衝突は避けたいと願います。

私は人一倍争いごとや競争が苦手で、
ストレングスファインダーという強み診断テストでは
「競争性」は34の特性のうち下から2番めです。

平然と衝突を見守ることができるリーダーなんて
いるんだろうか、とさえ、思っていました。

先日、尊敬する経営者さんの名言に、
「わぁ、さすがですね」と感嘆しました。

「何かを変えようと思うと、必ず抵抗はある。
 そりゃ、腹は立つよ。
 何言ってるんだ!と言いたくなるよ。
 でも、良い会社、良い組織にするためには、
 大きな熱量がいる。
 摩擦熱が必要なんだよ。」

苦労を乗り越えてこられた社長さんだからこそ、
あたたかい笑顔でおっしゃることばには、
ずっしりと重みがあります。

闘うくらいなら・・・と、
自分の意見を表明することなく
一緒にお仕事をしていたチームやグループから
離れてしまったことがある私には、
ど真ん中を撃ち抜かれたように響きます。

摩擦熱がよい組織をつくる。
この言葉を胸に、
次回こそ、お互いに意見をぶつけあって、
良いお仕事がしたいです。

誰もが幸せな働き方を考えましょう

働き方改革が声高に叫ばれるようになり、
やむにやまれぬ事情でも、
残業をお願いすると「ブラック」と言われてしまう
風潮が広がって、
経営者や管理職の負担が集中していると、
よく耳にするようになりました。

その内容そのものが、
日経新聞の朝刊トップ記事に出ています。
「違反」残業なお300万人 月80時間超
 人手不足、管理職の負担増」

記事には、
残業に罰則が導入されてからも、
月80時間超の長時間残業をする人は減っていない
と書かれています。

やはりそうなのですね。

社員の働く時間が減って、仕事量は変わらないなら、
誰かにしわ寄せがいくことくらい、
容易に想像できるでしょう。

もちろん、
長時間労働で身体を壊したり命を絶ったりするのは
なんとしても避けてほしいと心から願います。

だからといって、
「残業=悪」と騒ぎ立てるのは、違和感があります。

だらだら長時間職場にいる必要はありませんし、
無意味な書類作成や作業は、見直せばいいでしょう。
効果もでやすく、会社も社員も幸せになります。

でも、ものをつくるにもサービスを提供するにも
一定の人数や時間が必要で、
省略できないことがたくさんあります。

急な欠員が出ると、
誰かが代わりに入らなければ、仕事が回りません。
部下にシフト外の勤務や残業を頼めないとすれば、
経営者、店長、管理職、正社員など特定の方たちが、
対応せざるをえなくなります。

特定の方に、身体にも心にも大きく負担がかかり、
倒れるギリギリまでがんばる人が増えているのです。

本来の働き方改革の目的は、
そういう人を減らすことではなかったのでしょうか。

経営者や管理職も同じ人間です。
上司vs社員という対立構造のまま議論しても、
何も解決しません。
労働者は弱いから守れ、と主張すれば、
今度は、経営者側が弱くなります。
問題は何も解決されず、立場が逆転するだけです。

そんな不毛な争いはやめませんか?

コーチングやファシリテーション、組織開発を
導入する会社は増えていますよね?
こういうときに使いませんか?

経営者も新入社員もパートやアルバイトの方も
みんなで一緒に知恵を出し合って、
お取引先も業界の方も巻き込んで、
すぐに改善できそうにない大きなことは、
じっくり取り組みませんか?

決して、私に頼めばなんとかします、などとは、
口が裂けても言えません。
ただ、利害関係がない第三者の目で見ることで、
業界の中、組織の中では見えないことに気づき、
一緒に考えることはできます。
もしお役に立つようなら、一緒に考えましょう。

友人と起業するときに考えること

友達と2人で起業したいという相談を受けるとき、
私はとても慎重にお話を聴きます。

うまくいっている人たちもいらっしゃいますが、
残念ながら、ビジネスだけでなく友人関係も壊れて
疲弊してしまう方々をたくさん見てきたからです。

やりたい事業内容が同じでも、
どんなに気が合うお友達どうしでも、
仕事の進め方や性格、考え方の違いはあります。
うまくいっているときは、
その違いは補完しあう形で上手に役割分担できたり、
発想が広がったり、
大きなプラスに作用することもあります。

ところが、なにか1つボタンか掛け違うと
親しさが邪魔をして言いたいことを言えなくて
対応が手遅れになってしまったり、
親しいからこそ感情的になり、
言わなくてもいいことまで言ってしまって
亀裂が入ってしまうことも少なくありません。

そのリスクを知ったうえで、
一緒にやりたいという思いが強ければ、
気持ちが一致しているスタート時点で、
2人の意見が分かれたときにはどう解決するのか、
何を優先して、何をやらないのか、
あらかじめ、判断基準を決めておいてくださいと
お願いします。

その解決策や正解は1つではありません。

・どんなにチャンスと思っても、片方が反対する場合は
 一切やらないと決めた人たち

・担当領域を分けて、責任者が決定すると決めた人たち

・外部の専門家の意見をきくと決めた人たち

何を決めるか、ではなく、
その結論にどれだけ納得感を持つことができるか。

難しいからこそ、
身内のような感覚になりやすいからこそ、
しつこいくらいに話し合って、
わかりきったことも言葉にしてほしいのです。

やりたい事業があって創業するので、
1日でも早く事業を始めたくなりますが、
2人の理念や方針、コンセプトを共有することは
強固な事業基盤をつくるための
最優先の経営会議だと思います。

2人で話すのが難しければ、
経営相談でも、コーチングでも
お役に立てると思いますので、お声がけください。

2020年もよろしくお願いいたします。

はつ春のおよろこびを申し上げます。

この1年を思い描いて浮かんできたことばは
「深く届ける」「アップグレード」

  アップデートのほうが正確な用語でしょうが、、
  アップグレードの響きがわくわくしたので。。。

長いおつきあいのお客さまには、
これまで以上に本質や核心を深く見つめ、
めざすところへスムーズに成長・浮上されるよう、
力を尽くしてサポートいたします。

新しくご縁をいただくクライアントさまには、
ご自身や事業の新たな可能性を感じていただけるよう、
丁寧にふんわり包み、どっぷり関わります。

私自身も、
気の向くままに会いたい人に会い、
1回1回の対話の機会を大切に、
広く深くぜいたくに学んで精進いたします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。