ひとのわにっきBlog

カテゴリー:プレゼンテーション

堺創業ゼミ3日めはお金のことを考え抜く

昨日の堺商工会議所創業ゼミ3日めは
これまで考えてきた事業コンセプトを
実際の事業として進めていくために必要な
融資制度、資金計画、収支計画など、
大事なお金について考え抜く1日。

日本政策金融公庫と大阪信用保証協会の方から
融資制度や融資のポイントについて説明を受け、
過去にないような鋭い質問も出て、
率直で具体的な回答をいただきました。

その後は永井先生のわかりやすいお金のお話。
元気な参加者のみなさまは
真摯に自分の事業の数字に向き合って
疲労困憊といった表情ながらも
事業に対する本気度にスイッチが入った様子が
愛おしくてたまりません。

来週のビジネスプラン発表会に向けて
プレゼンテーションのコツをお伝えして
笑って和んでいただいたので、ほっとしました。
来週はいよいよ最終回。
みなさまの発表が楽しみです。

堺創業ゼミ3日めも濃い1日に

堺商工会議所創業ゼミ3日めは、数字漬けの1日。
金融機関の方の融資のお話と
永井先生の資金計画、収支計画のお話で
事業化する数字の現実と向き合います。

私の出番はプレゼンテーション。

創業者は、発表や講演だけでなく
家族、支援機関、金融機関、お客さまなどなど
幅広い場面で自分の事業を語る機会が多いので、

誰に何を伝えるのか
相手の方は何を聴きたいと思っているのか、
やはりコンセプトが大事なことを強調して
プレゼンテーションの構成、伝え方のポイントを
扱いました。

来週はいよいよ最終回。
みなさんのビジネスプランの発表が楽しみです。

小学生のプレゼンテーションから学ぶ素直な心

小学生の本気のプレゼンテーションを
聴いたことがありますか?

お世話になっている本間正人さんが主催されている
「調和塾」のオンラインイベントで、
小学6年生4名のプレゼンテーションを聴きました。

平和をテーマにした思い思いの発表で、
詩から発想を広げたり、
絵を描いて表現したり、
アンケートをとって考察したり、
膨大な資料を調べてまとめたり、
4名それぞれの個性が見事にあらわれていて、
本当に小学生?と感嘆させられる発表でした。

私は特に、
「野球が平和に役立っているのでは?」という
アンケートをとられた男の子が
「僕を知らない人たちが大勢協力してくれた」
「野球に興味がない人たちまで答えてくれた」と
感動と感謝を伝える姿に心が震えました。

大人になると、この素直な感性を忘れてしまったり、
感謝の気持ちをうまく伝えられなかったりして、
こんなに素直に表現することが難しい気がします。

また、質疑応答もすばらしいのです。
大人が大勢いる場で積極的に手を挙げて、
お互いに「ここがすごい」と良いところを見つけて
惜しみない賞賛を贈ったり、
大人からの質問にも臆することなく答えたり、
こんなすばらしい子どもたちが育っていく未来は
とっても明るくて希望にあふれた世界になりそうです。

大学生くらいの方のお話を聴く機会はあっても、
小学生のお話を聴く機会はめったにないので、
小学生から学ぶことができる貴重な機会をいただいて、
心から感謝します。

自己紹介は現在・過去・未来

自己紹介、得意ですか?

私は仕事柄、人前で話すことは慣れているので、
プレゼンテーションはあまり緊張しなくなりました。
ところが、初対面の方の中で自分のことを話すのは、
元々の人見知りな性質が顔を出してしまいます。

だからこそ、この春の新入社員研修では、
1年めはどこにいっても自己紹介の連続ですよ、と
何度もいろんなパターンで自己紹介を練習して、
職場にスムーズに溶け込んでいただけるよう、
仕込みをして送り出したつもりです。

日経新聞プラス1に、
初対面での自己紹介のコツが掲載されていました。
「現在・過去・未来で話す」ことだそうです。

確かに、私の場合も他の方の紹介でも、
まず、今のお仕事や肩書きなど身分を明らかにして、

真ん中は、その日の目的や主旨に合わせて、
これまでしてきたことを話したり、
その会合に参加したきっかけを話したり、
プライベートなことを話したりして、

最後に、その日の意気込みを伝えて締めくくる
ことが多いので、

無意識に、現在、過去、未来の構造になっています。

これから自己紹介するときに困ったら、
この3つの切り口でまとめようと考えれば
少し気が楽になるかもしれませんね。

ビジコン聴講で質問力を学ぶ

大阪信用金庫、さかい新事業創造センター主催の
「ビジネスプランコンテスト2020」は
私にとって、大阪を代表するベンチャー経営者の
温かいハートと鋭い視点を学ぶ機会になりました。

プレゼンテーションを聴いた直後に、
話し足りなかったと思われるポイントを質問されて
発表者の魅力をたっぷり引き出し、
経営者として鋭い視点で、さらなる成長ポイントを
アドバイスされていました。

私が審査員やコメンテーターを依頼されるときも
同じことをいつも意識していますが、難しいのです。
尊敬する経営者としてよくお名前が挙がる理由が
わかる気がします。

95名の応募者から絞られたファイナリスト12名の
プレゼンテーションはどれもすばらしかったです。
「出会い系アプリ」「e-スポーツ」「昆虫食」など、
時代を反映したイマドキのテーマが並びます。

この日のために準備してこられた努力と、
事業にかける熱い思いがひしひしと伝わりました。
堺からすばらしい事業が育っていくのを楽しみにして、
ますます応援しています。

画面オフ音声オフでプレゼンテーション研修

画面オフ音声オフのオンラインで、
「伝える力」をどのように磨くことができるのか?

ここ数ヶ月、私はこの問いと向き合い続けました。

通信制大学の「伝える力を磨く」のスクーリングで、
参加者のPC環境による不公平感が出ないように
画面オフ音声オフという条件で、
2日間オンラインで講義を担当しました。

伝えたいことが相手に伝わるかどうかは、
話す内容以上に表情や身振り手振りなどの伝え方が
大事だと力説しておきながら、
参加者のプレゼンテーションの様子を見ることなく、
大学の通信課程のスクーリング科目として、
「伝える力」の成績をつけないといけないのです。

良いパターンも悪いパターンも私が画面越しに
デモンストレーションをしてみたり、
画面の向こうで各自でミニ演習を重ねてもらったり、
常にチャット欄で感想や質問を受け付けたり、
一方通行にならないように、
考えられる限りの工夫をこらしました。

他の人のプレゼンテーションから学ぶことや
自分の話し方にフィードバックができないことは
カバーしきれませんが、
話すことへの苦手意識が少し薄くなったとか、
練習を重ねるごとに上達したことを実感できたとか、
うれしい感想をいただけて、ほっとしました。

2日間とも、最後の30分は。
チャット欄でフリートークの質疑応答タイムですが、
上司や部下とのコミュニケーション、就職試験、
夫婦や親子での話し方、認知症の方への伝え方、
癖が強い相手とのかかわり方など、
質問というより、よろず相談が途切れることなく続き、
読み上げては瞬時に答える力を試されるような、
わくわく感とスリルを味わいました。

やはり、参加者のみなさまも、
本当は直接話したい、聴いてほしかったのでしょうね。

ベストな状態とは言えないもどかしさは残りますが、
制約があるからできないと止めてしまうのではなく、
私も、できることを全部やり切る大切さを学びました。

義理チョコで効果的な意思決定を考える

職場での義理チョコは禁止すべきだと思いますか?

バレンタインデー直前、
「産業組織心理学」という固いタイトルの研修で、
こんなテーマでグループ討議をしていただきました。

自分の意見を主張するのではなく、
6人グループを3人ずつの2チームに分けて、
片方には「禁止すべきだ」
もう片方には「禁止すべきでない」と役割を決めて、
チームごとに作戦を練って対戦する形式の演習です。

「もらったらうれしいですよね。」
「いや、お返しが・・・」
「年賀状も廃止されているし、」
「コミュニケーションの促進として、」

どのグループも熱を帯びて盛り上がります。
対戦しているはずなのに、笑い声もあふれます。

このお題には正解はなく、どちらが論破するかは、
実はあまり重要ではありません。
ポイントは、討議プロセスの振り返りにあります。

議論の展開を有利に進めるためには、
作戦会議で何を準備しておけばよかったのか、
討議中は何に気をつければよかったのか、考えます。

理由を1つしか考えていなかったチームは、
「ネタ切れして、途中で言うことがなくなった。」
「予想外の視点で反論されたら、
 すぐに思いつかなくて何も言い返せなかった。」
と悔しそうに語ります。

職場でもそういうことはありませんか?と問いかけると、
「上司と話すときもこんな感じです。
 何か1つ指摘されたら、一瞬で会話終わります。」
「あ、最初から理由をいっぱい考えておけばいいの?」

次々に気づきが生まれます。

「相手チームの話を真剣に聴けてなくて、
 うまく反論できなかった。
 次に自分が話すことを考えている場合じゃなかった。」
対話の大事なポイントも、実践で学んだようです。

研修の前半では傾聴も質問も扱い、
たくさん練習してできるようになったはずなのに、
目の前の対戦に夢中になると疎かになっていたことに
自分たちの力で気がついたのです。

この演習の目的は、
効果的に意思決定を行うために、
掘り下げて考える力、論理的に説明する力を
高めることでした。

講師の私は、
決してもともと論理的思考力や分析力が高いわけでは
ありません。

「大変です! ○○が~~で、ああでこうで・・・」

20代の終わりごろ、
メーカーで部門間調整の仕事をしていた私は、
現場でトラブルが起こるたびに、
猛ダッシュで職場に戻り、
上司に息せき切って報告していました。

「何か大変なことが起きたことは、よーくわかった。
 俺が対処する必要がありそうなこともわかった。
 で、何がどうしたの?」
というやりとりが、日常茶飯事でした。

こんなに一生懸命説明しているのに、
なぜ通じないのだろう?

あるとき、上司に質問しました。
「どうしたら
 1回でわかってもらえるようになりますか?」

「福住さんは個々の製品を担当しているから、
 部品1つの不具合で今日の予定が狂ったら、
 大問題だと思うかもしれない。
 でも、俺は全体を見てるから、
 そこはあまり関係ないんだよ。
 要は、
 全体スケジュールの中でリカバリーできるのか、
 発売日や価格に影響するのか、
 展示会に出すラインナップを見直す必要があるのか、
 そんなところを判断したいんだよ。」

目から鱗が落ちました。
立場や視座が違うと、
同じできごとや理由を説明するにも、
必要な情報の種類やまとめ方が異なることを
初めて知りました。

それ以来、少しずつ、
「基板変更で単価が○円上がるので、
 営業と調整が必要です。」
「工場出荷は2日遅れますが、
 事前に船会社と連携しますので、
 予定通りの便で出荷できます。」などと
上司からよく質問されること、
技術者が早く欲しい情報、
営業が知りたい情報、
などを整理して話すように意識しました。

そうするうちに、
「何が言いたいの?」と聞き返されていた私が、
説明がわかりやすいと言われるようになりました。

この経験があるからこそ、
論理的思考が弱い、自分で考えようとしない、
と相談されると、
研修講師としての血が騒ぎます。

1回の研修で、
ロジカルシンキングがマスターできるとは言いません。
それでも、
夢中になって考えられる演習を経験すれば、
問題を解きほぐし、
シンプルに順序立てて伝えられるように、
誰でもレベルアップできると確信をもっています。

演習で盛り上がった後は、休憩時間の雑談の中にも、
「反論!」
「理由は~」
「さっきのチョコレートの例で言うと、」と、
学んだばかりの知識や用語を冗談交じりで使って、
楽しそうに話す声があちこちから聞こえてきます。

義理チョコ対戦の続きをしている人たちもいます。
職場で上司やお客さまにどう説明すればよいかの
ヒントもいくつか見つかったようです。

「これからチョコレートを見るたびに思い出せますね」

バレンタインデーが過ぎても、
お店や広告でおいしそうなチョコレートを見るたびに、
「相手が知りたいことは?」
「理由をいくつか考えよう。」と
日々、論理的思考が磨かれていくと信じています。

創業ゼミで事業の魅力を伝えるプレゼンテーションを語る

堺商工会議所創業ゼミ3日めは
お金のお話からプレゼンテーションまで広く扱います。

まず、日本政策金融公庫、大阪信用保証協会から
融資制度の説明を聴き、
次に、永井俊二先生から資金計画、収支計画を学び、
頭をいっぱい使って経営の数字を考えます。

最後は私から
会社や事業の魅力を伝えるプレゼンテーションの
ポイントを伝えました。

最終回のビジネスプラン発表会のためだけでなく、
創業者や経営者として講演を頼まれたとき、
スタッフの前で話すとき、
お客さまと話すとき、
金融機関の方に事業の説明を行うとき、など
目的に合わせて伝える内容を選んで構成すること、
伝わるように伝える工夫などを説明しました。

次回、みなさまの発表を聴くのが楽しみです。

プレゼンテーション研修で、練習を重ねて伝える力を磨く

年に1-2回担当する「伝える力を伸ばす」研修で
少しずつステップアップしながら、
人前で話すことの苦手意識を和らげ、
伝えたいことが伝わる喜びを感じていただきました。

苦手意識を払拭することに力を入れるのは、
私自身が、学生時代や会社員時代は、
毎日顔を合わせているメンバーとの会議でさえ
話すことが怖くて仕方なかったからです。

なので、私のプレゼンテーション研修は、
話せなかった昔の私を教えているつもりで、
簡単で楽しい演習を重ねて、
少しずつ話せる喜びと自信をつけていきます。

まずは少人数で楽しく話せる仕掛けをちりばめ、
相手を変え、場面を変え、テーマを変え、人数を変え、
いつのまにか話せるように、
伝えたいことがより伝わるように、
研修時間内に場数を踏んで、磨いていきます。

今回も、お1人お1人がそれぞれのBefore/Afterで
成長を実感していただくことができました。
毎回、最終のプレゼンテーションで心を打たれます。

伝えることが苦手という人が1人でも減って、
伝えたいことが伝わる喜びを味わっていただくことが
講師の私の喜びです。

選挙ハガキから伝え方の配慮を考える

自分の主張を伝えるときのコミュニケーションでは、
内容が正しいからといって、
必ずしも相手に受け入れられるとは限らないことを
心に留めておく必要があります。

そんなことを、1通のハガキで思い出しました。

市会議員選挙の候補者のハガキが届きました。
自宅の番地や氏名が手書きで書かれていますが、
自宅の住所はごく限られた人にしか知らせていないので、
個人情報がどこから漏れたのかと怖くなりました。

つい最近、ファイル転送サービスの「宅ふぁいる便」で
私のパスワードも漏洩したので、神経質になっています。
  関連記事:「リスクを自分ごとととらえる」(2019.02.02)

その後、選挙に詳しい方に教えていただき、
そのハガキは「公選ハガキ」というもので、
・候補者は公選ハガキを無料で送付できること
・選挙人名簿の閲覧ができること
・応援者も公選ハガキに宛名を書いて発送できること
などを知り、情報漏洩ではないことがわかって
ほっとしました。

そして、こんなことを考えました。
このハガキは、候補者にプラスに働くのでしょうか。
受け取った人は、この方に投票したくなるでしょうか?

手続きには問題はありませんが、
このハガキの仕組みを知らない人は多いと思うので、
いきなり届くと、私のように不信感や不安な気持ちを
持つ人が多いのではないでしょうか。

せっかく名前と顔を知ってもらっても、
逆効果になると努力が水の泡になります。

自分の考えを伝えたいとき、共感してもらいたいとき、
つい内容を主張することに気をとられがちですが、
どうすれば受け取ってもらいやすいか、
心に留めておきたいと感じる出来事でした。