ひとのわにっきBlog

状況から学ぶことを支援する

どんな環境や状況からも学ぶことがあります。

3日連続の研修を実施して、そんなことを実感しました。

初日から、インフルエンザや体調不良で欠席する方や、
途中から帰る方、2日めや3日めから欠席する方、
逆に2日めから出席する方など、
どのグループも、途中でメンバーの増減がありました。

そんな環境でどうすれば学びを深められるかなぁと
講師側の不安をよそに、
各グループでは生きた学びが深まっていました。

つらそうな仲間に声をかけてお互いに気遣ったり、
抜けてしまった方のことを心配したり、
途中から参加した方に前日の内容を教えていたり、
自然に周りへの気遣いや協調性が磨かれていて、
演習や講義でコミュニケーションを学ぶ以上の
すばらしい学びが生まれます。

中でも私が一番心を打たれたのは、
ふだんの職場では、急なお休みの方が出ると、
もともと忙しいうえに、休んだ方の業務対応にも追われ、
いつのまにか、相手の心配は後回しになっていたことに
気づいたという方がいらっしゃいました。

そして、今日も職場では人数が足りないはずなのに、
自分は3日間も研修に参加させてもらえていると、
感謝の気持ちが芽生えた瞬間に立ち会うことができ、
何よりの学びを得られたなぁと感動しました。

どんなことも学びに変えて持ち帰ることができるよう、
成長を支援する講師の関わりの大切さを実感しました。