ひとのわにっきBlog

カテゴリー:コーチング

70歳になったあなたの上司は誰?

「70歳になったあなたの上司は誰?」

メンタルヘルスの書籍を読んでいて
この問いにドキっとしました

コーチングのクライアントさんが
大企業の40代の管理職の方が多く、
60歳前後の年上部下との関わり方が
よくテーマにあがるからかもしれません

大企業では55歳ごろ役職定年があり
以前は60歳まで、今では65歳まで働くのが
当たり前になりつつあります
さらに今後は70歳まで働くようになるとも
言われます

新入社員や若手社員と20-30歳離れていて
育成方法に悩んでいる管理職の方々が
今、彼らと良好な関係を築いておかなければ
10-20年後は彼らから指示されて働くように
立場が逆転する可能性が高いです

たとえ別の会社に移ったとしても
その世代の下で働く可能性が高いでしょう

今は教える立場で、年齢も離れていると
いつまでも後輩、部下と思ってしまいますが
いずれお世話になる相手になると考えると
今、目の前にいる若手世代を育てる意味が
ぐっと重みを増すように感じます

最新の知識や技術についていけなかったり
体力や記憶力が落ちていたりしても
それを理解してもらって気持ちよく働くためにも
今の若手世代に業務を教えるだけでなく
話を聴いて彼らの価値観や考え方を知ることは
自分たちの未来を切り開くことになりそうです

メンタルヘルスというより人材育成の視点で
読んでしまいましたが、書籍は
「第2版 管理職のためのメンタルヘルス・マネジメント」
亀田高志 著 労務行政

GW明けからは幹部や管理職へのコーチングが
目白押しです
部下育成がテーマにあがったら
お悩みの内容に応じて
この観点から問いかけてみようかと思います

引き出すことの価値

お忙しい経営者さんが
連休中に時間を割いてくださって
ビジネスランチ

話す内容もさることながら
話すことで
アイデアが引き出される
モチベーションが引き出される

それこそが醍醐味だと
コーチの私はつくづく思います

どんなに正しくても
それで相手のエネルギーが下がったら
それは時間とパワーを奪うだけ

だからこそ
コーチには観察力が大事
存在を認める承認が大事

相手の方に感謝の気持ちを伝えながら
基本&大切なことを改めて実感しました

コーチングで定点観測

2017年から2年間
定期的にコーチングを受けてくださって、
その後はしばらく数ヶ月に1回、
その後は節目節目に受けてくださっている
クライアントさんから久しぶりに
お声がけいただいて
対面コーチングを実施しました

久しぶりにお会いしたクライアントさんは
新しい道を開拓されている真っ只中で
晴れやかな表情でこれからの夢を
たくさん語っていただきながら
具体的な行動計画を立てました

新しいチャレンジを前にされても
昔から大事にされている思いは変わらず
原点をふりかえって
現在地を確認して
これから歩いていく道を描く時間になりました

お店を出て
笑顔満開になったクライアントさんが
軽やかに歩いて行かれるのを見送ると
私の足取りも軽くなりました

人生の大事なタイミングで
こんなコーチングの活用の仕方も
ステキだなぁと思います

コーチングの名言:「親父の小言と冷酒は後で効く」

「親父の小言と冷酒は後で効く」

誰もが知る大企業の管理職の方が
コーチング中におっしゃったことばです

調べてみると
冷や酒がしばらくたってから酔いが回るように
親の意見や忠告はその場では聞き流されても
後になってそのありがたみがわかるようになる
ことを例えた表現だそうです

コーチングには厳格な守秘義務があるために
具体的な内容は公開できませんが、
クライアントさま固有の内容を省いて
一般化した形で事例紹介します

この日のコーチングのトピックは
どんなに簡単な作業でもミスや抜けモレが多く
丁寧にゆっくり指摘して直してもらっても
あれこれ手を尽くして対策を練っても
一向に直らない部下への関わり方でした

「上司や同僚からは
 指導して嫌われたり
 ハラスメントと言われたりするよりも、
 黙って引き取るほうが評価に傷がつかないよ
 とアドバイスされるのですが……」
と迷いが生じていました

「そうしたいですか?」
「いや……」
「どんな上司でいたいですか?」

ゆっくりじっくり考えていただいて
自分がめざす上司像を描いたあと、
「親父の小言と冷酒は後で効く」
冒頭のセリフが出てきました

「よし!これでいい!これでいく!」

スタイリッシュな風貌をお持ちの
イマドキの愛すべき"親父"が
ご自分の道のセンターに堂々と立って
まっすぐに歩いていく姿が目に浮かんで、
コーチの私もにやにやが止まりませんでした

こんな上司の下で働いてみたくなります

親父の小言と冷酒は後で効く
私にも忘れられない言葉になりそうです

変化のエネルギー

新入社員研修からホテルに戻って
コーヒーとドーナツでエネルギー補給して
経営者さまとのコーチング。

少年のような笑顔を見せていただいて
私のほうが元気をいただきました。

この後、明日の研修の準備も
もうひとがんばりできそうです。

新入社員のみなさまも経営者さまも
私はやっぱり人が変化する様子を見るのが
大好きなようです。

自宅近くのミスドでは販売終了していた
桜もちっとドーナツが買えたのもうれしいです
いちごあんがおいしかったです

行動と習慣セミナー「行動編:一歩踏み出すには」

今年もOSAKAしごとフィールドさまで
行動と習慣セミナーを担当しています

2回シリーズで
1回めは「行動編:一歩踏み出すには」

ヒンズー教の教えと言われる
「心が変われば、態度が変わる
態度が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる
運命が変われば、人生が変わる」から

心(意識)を整えて
めざす方向に向かうために行動を変えて、
習慣化して、やがては人生を変えるという
大きなテーマを掲げたセミナーです

求職者向けのセミナーなので
それぞれが働く目的や意識を探って
目標が叶っている状態をイメージして
行動計画を立てていただきました

2週間後の2回めは
「習慣編:ふりかえりと習慣化」です

セルフコーチングセミナーStep3「フィードバックで自分を育てる」

OSAKAしごとフィールドさまの
セルフコーチングセミナー
3週連続シリーズの最終回は
「フィードバックで自分を育てる」

実際にコーチングを受けるときのように
よかったことに意識を向ける練習をして
言われてうれしいことばを思い出して
目標に向かって行動をし続けるために
自分を励ますメッセージを受け取る
イメージワークをしていただきました

自分を励ますメッセージを
チャットで共有していただくと
ほっとするような承認のことばが
たくさん並びました

・前向きな気持ちになれた
・1日1つ行動する習慣ができた
・自分の気持ちに気づいた
などなど
コーチングの効果がみえるようなご感想も
たくさんいただいているので
この調子でセルフコーチングをとりいれて
1人1人が自分の人生のトップスターとして
自分のセンターを歩いていけるように
応援しています

今年度も6月、9月、1月と3クール実施でき
毎回30-40人の方と接する機会があり
楽しくお仕事させていただけて感謝です

セルフコーチングセミナーStep2「モチベーションを引き出す」

OSAKAしごとフィールドさまの
セルフコーチングセミナー2日めは
「Step2 モチベーションを引き出す」

自分の気持ちを自分で掘り下げて、
パワフルなモチベーションの源や
ちょっとした元気のスイッチを探りました

楽しい元気のスイッチを
チャットで共有していただいたので
一部紹介しています

モチベーションを高めたところで
今年にやりたいことを決めて
行動のアイデアを出し合って
まずやることをチャットで宣言しました

質問タイムは
お悩みを出してくださった方に
参加者どうしでもコメントしてくださって
ニコニコしながら話題が進んで
楽しくやりとりができました

次回は最終回は
「フィードバックで自分を育てる」

さらに自分で自分を成長させるヒントを
楽しく探っていきます

セルフコーチングセミナーStep1「なりたい自分を描く」

6月、9月に引き続き
OSAKAしごとフィールドさまの
セルフコーチングセミナー3回シリーズが始まりました

Step1は「なりたい自分を描く」

コーチングの傾聴や質問を自分に向けて
心の中にある本音に焦点を当てて
この1年の抱負ではなく
あえて3年後になりたい自分、
外の環境も自分自身も予想がつかなくて
枠を外して自由に発想していただきました

チャットで共有していただくと
前向きな人物像がたくさん並んで
読むだけで元気が出てきます

新しいことにチャレンジするときには
不安や迷いの感情がつきものなので
安心して前に進むためのアイデアも
ブレイクアウトルームで出し合いました

事務局の方からいただいたアンケートには
ご感想をたくさん書いてくださったので
一部抜粋して紹介します

来週、再来週も楽しみです

新年初読書は「コーチングのすべて」

新年初読書は「コーチングのすべて」
ジョセフ・オコナー、アンドレア・ラゲス著
英治出版

前から気になっていた本です。
あえて実家にお仕事を持ち帰らずに
ゆっくり時間をとって読みました。

原題はHow Coaching Worksで
How to コーチングではないので
これからコーチングを学ぶ方ではなく
コーチとして活動している方におすすめです。

コーチングの成り立ちや
さまざまな〇〇コーチングについて解説されていて
なじみのあるコーアクティブコーチングや
NLPコーチングなどの説明を読むのも新鮮です。

私が一番はっとしたのは最初のほうにある
「コーチの主な仕事は
 クライアントが「自分が問題を生み出す過程」を
 理解する手助けをする」

対人援助職の要として
クライアントの問題を解かないことは
学んでいたころに一番身に染みたことで、
今も常に意識していることですが、

「クライアントが問題解決する」にとどまらず
「問題を生み出す過程」にフォーカスする視点は
持っていなかったので、新鮮に感じました
確かに、問題が発生してから解決するよりも
自分が生み出しやすいプロセスを知っておくと
そもそも問題にとらわれにくくなるので
建設的ですね

この視点を持って
クライアントさんたちが問題を生み出すことなく
まっすぐに自分の道を歩いていけるよう
コーチングしていこうと思います