ひとのわにっきBlog

上司は連休明けにお楽しみをつくろう

まもなく10連休ですね。
長いお休みがとれる方は、
連休中ではなく、連休明けの過ごし方は、
考えていらっしゃいますか?

この時期、
上司、先輩のみなさまには、
連休前に、新入社員や若手社員への簡単な面談、
連休明けに、楽しみなお仕事やイベントなどの設定を
おすすめしています。

10日間もお仕事を離れて復帰すると、
連休前は何をしていたのか、
何から手をつけてよいのか、
なかなかエンジンがかからない方も多いでしょう。

まして、新入社員さんや転職、転勤、異動された方は、
ペースをつかみにくいと思います。

なので、上司、先輩が
連休明けには、こんなお仕事を一緒にがんばろう、
こんなお楽しみが待ってるよ、と
出社を楽しみにできる工夫をしてみてください。

少し先にお楽しみが待っていると、がんばれます。
間違っても、
GWが終わったら、しばらくお休みがないよ。
疲れたなぁ、
次の楽しみはお盆休みくらいだよ、などと
暗い未来を描かないでくださいね。

学び直しでコーチングの深さを学ぶ

私は時々、師匠と仰ぐ方の研修を何度も繰り返して
受講しています。

私は新しい学びが大好きなので、
組織開発やコミュニケーションの新しい手法ばかり
学びたくなりますが、
感銘を受けた講座を再受講してみると、
何度も学んでいるはずなのに、初めて気づくことや
改めて深く心に刺さる学びが詰まっているのです。

私の師匠の1人、本間直人さんの講座では、
振り返りの大切さと、共に喜ぶことの大切さに
いつも気づかされます。

今回改めて最前列で受講してみて、
コーチングのクライアントさんや研修参加者の方の
目標達成や発見、うまくできたことなどを
一緒に喜んでいるつもりでも、
果たして、
本当に同じ立ち位置で喜んでいるだろうか、
心ゆくまで味わいきる時間をとっているだろうか、
と、私のあり方を振り返る機会になりました。

企業から依頼されたコーチングや研修の場合、
結果を出すことに気をとられていると、
「よかったね。おめでとう!」と喜んだ次の瞬間、
「次の目標は?」などと、
先へ進めたくなる誘惑にかられることがあります。

「今ここ」の感情を十分に味わいつくせば、
自然に、自発的に前を向いて進み出すので、
それを待てばよいことは、よく知っているのに。

人と関わること、人や組織をサポートすることは、
どれだけ経験を重ね、スキルを磨いても、
ゴールはありません。

できているつもり、になっていないか、
慢心していないか自分を戒め、
魂を込めて、人や組織と向き合い続けようと、
気持ちを引き締め直します。

大切な機会をいただける師匠や仲間に感謝して、
また一歩一歩着実にお仕事します。

創業ゼミ卒業生訪問:日本料理店「鯛はな」

2016年に堺商工会議所創業ゼミにご夫婦で参加された
花島宏さん、ちかよさんの日本料理店「鯛はな」で
おいしい懐石料理をいただきました。

 鯛はな
  大阪市中央区瓦町4-4-14 日宝ニュー本町ビル2階
  TEL:050-5595-9793(完全予約制) 日曜定休
  https://tabelog.com/osaka/A2701/A270106/27105741/

大阪有数の名店で修業され、日本料理一筋30年以上の
オーナーの花島宏さんが腕をふるわれるお料理は
どれも見た目も味も美しく繊細で、
目も舌もおなかも幸せで満たされます。

奥さまは常に優しい笑顔で、気さくに話してくださって、
おもてなしも心地いいお店です。

名物の鯛めしは、
オーナー自ら目の前で取り分けてくださって、
あまりのおいしさに、おなかはいっぱいだったのに、
おかわりまで楽しみました。

完全予約制で、
大事なお客さまのおもてなしや歓送迎会、
少人数でゆっくりお食事を楽しみたいときなどに
おすすめです。

コーチングの倫理は誇り

コーチングをお仕事にしているので、
毎年、スキルや知識のブラッシュアップに
努めています。

国際コーチ連盟認定プロフェッショナル・コーチ
(PCC)の資格更新にも40時間の継続学習が必要で、
その中でも倫理は必須項目になっています。

私がコーチングを学んだCTIジャパンが主催する
コーチングの倫理の錬成会に参加しました。

国際コーチ連盟認定(ICF)の倫理規定では、
倫理は縛りではなく「誇り」と謳われています。

何度も学んで知識は持っていても、
改めて読み合わせをして、
具体的な事例について意見交換すると、
いろんな視点や立場から多様な意見が聴くことができ、
視野が広がります。

コーチングを長くお仕事にしているからこそ、
自分の判断を当たり前と思わないように、
基礎を学ぶ大切さを実感します。

気持ちも新たに、
クライアントさんにも倫理規定を説明して、
質が高いコーチングを提供し続けられるように努めます。

ビジネスコーチングの中間報告

企業がコーチングを導入する場合、
企業が費用を負担して、社員に対するコーチングを
依頼されることがあります。

その場合でも、コーチには守秘義務があり、
クライアントさんがコーチングセッションの中で
自由に本音を話し、考えを探っていただくために、
話した内容を許可なく上司に伝えることはありません。

とはいえ、企業は部下育成などの目的や期待を持って
コーチングを依頼されているため、
状況もわからないままお支払いもできないでしょうから、
私はたいてい、数ヶ月に1回、中間報告を行います。

上司からみたクライアントさんの状況をお聴きしたり、
クライアントさんが話した内容ではなく、
コーチとして感じた変化や、クライアントさんの強み、
効果的な関わり方などを伝えたりして、
コーチングがお役に立っているかどうかや、
今後期待されることやご要望などを確認します。

名目は報告会やミーティングですが、
実質は、上司の方のコーチングにもなります。

仕事を離れてコーチングの時間をとるからこそ
真剣にテーマに向き合えるという面もあり、
社外のコーチだからこそ話せることもあると思います。

コーチングという手法やプロコーチをうまく活用して
人材育成に役立ててもらえたらうれしいです。

営業トークの言葉の大切さを実感する

営業トークのことばの選び方1つで、
お客さまがファンになってくれることもあれば、
売れるものも売れなくなってしまうこともあります。

最近、連日のように、
逆効果としか思えない残念な勧誘電話がかかってきます。

電力の切替の勧誘で、
切ろうと思ったら、
「毎月1000円くらい安くなりますよ。」と言われ、
続きを聞いてみました。

「え?そんなに?半額近くになるんですか?」

「今、月に1万数千円払ってるとするじゃないですかぁ。」
「そんなに高くないですよ。」

「え?じゃあ、2月でいくら払ったかわかりますか?」
「はい。2,3xx円でした。」

「え?あーーー。
 あ、でも夏は1万円超えるじゃないですかぁ。」
「超えたことないですよ。5千円も超えたことないです。」

「あーーー。でも、絶対安くなるんです。」
「先ほどの2月の金額なら、何円安くなりますか?」

「あ、ちょっと待ってくださいね。
 100円くらいですね。」
「それなら、このままでいいです。」

わずか数%、百円程度でも、
最初に千円以上と期待させられていなければ、
お得と感じたのかもしれません。
期待させた後にがっかりさせたら逆効果ですよね?

この電話のやりとりでは、おそらく
外部のコールセンターに委託されているように
お見受けしましたが、
委託元の大手企業の社名を名乗るため、
その会社の印象を損ねてしまいます。

コールセンター部門のコンサルティングや研修を
何社か担当したことがあるので、思わず、
「トークスクリプトを添削しましょうか?」
「研修におうかがいしましょうか?」
と逆営業をしたくなりました。

勧誘の電話のヒット率が低い場合、
社内でロールプレイングをして
お客さま役になりきってトークを聴いてみて、
どんな印象を受けるか、確認してはいかがでしょうか。

選挙ハガキから伝え方の配慮を考える

自分の主張を伝えるときのコミュニケーションでは、
内容が正しいからといって、
必ずしも相手に受け入れられるとは限らないことを
心に留めておく必要があります。

そんなことを、1通のハガキで思い出しました。

市会議員選挙の候補者のハガキが届きました。
自宅の番地や氏名が手書きで書かれていますが、
自宅の住所はごく限られた人にしか知らせていないので、
個人情報がどこから漏れたのかと怖くなりました。

つい最近、ファイル転送サービスの「宅ふぁいる便」で
私のパスワードも漏洩したので、神経質になっています。
  関連記事:「リスクを自分ごとととらえる」(2019.02.02)

その後、選挙に詳しい方に教えていただき、
そのハガキは「公選ハガキ」というもので、
・候補者は公選ハガキを無料で送付できること
・選挙人名簿の閲覧ができること
・応援者も公選ハガキに宛名を書いて発送できること
などを知り、情報漏洩ではないことがわかって
ほっとしました。

そして、こんなことを考えました。
このハガキは、候補者にプラスに働くのでしょうか。
受け取った人は、この方に投票したくなるでしょうか?

手続きには問題はありませんが、
このハガキの仕組みを知らない人は多いと思うので、
いきなり届くと、私のように不信感や不安な気持ちを
持つ人が多いのではないでしょうか。

せっかく名前と顔を知ってもらっても、
逆効果になると努力が水の泡になります。

自分の考えを伝えたいとき、共感してもらいたいとき、
つい内容を主張することに気をとられがちですが、
どうすれば受け取ってもらいやすいか、
心に留めておきたいと感じる出来事でした。

コーチングのテーマの選び方

「コーチングでは何を話せばいいの?」と聞かれます。

コーチングセッション当日に気になることや話したいこと、
「何でもいいですよ。」が答えなのですが、
もう少し詳しく説明します。

私が学んだコーアクティプコーチングでは、
クライアントの人生全体を扱うという考え方をしています。

人の心は明確な線を引いて区分できないので、
たとえビジネスのことだけを話そうと思ったとしても、
家族やプライベートでのうれしいことや心配ごと、
ニュースや電車の中などで見た光景なども、
思考や行動に影響を与え、全てがつながっています。

どんな話題から話し始めても、
コーチは、単なるおしゃべりではなく、
クライアントさんがどこに重きをおいているのか、
どんなところに喜び、怒りなどの感情が動いているのか、
クライアントさん自身に好奇心を向けて聴き、
問いかけていくので、

ご自身の価値観や信念が明確になったり、
無意識に表れる思考や行動の癖が浮き彫りになったりして、
目から大きく鱗が落ちる発見や学びが得られることが
とても多いです。

前回のコーチングからあまり状況が変わっていなくても、
逆にガラッと環境が変わっていても、
話題がないなぁと思わずに、
何か気になることから、コーチと話してみてくださいね。

補助金担保の融資制度

「ものづくり補助金」交付決定企業が
受給前の補助金を担保にして融資を受けられる
制度が設けられると
日本経済新聞朝刊1面に掲載されています。

補助金は実績払い(後払い)で、
認定された計画に対し、
事業完了後に
実績を示す書類を全て揃えて
交付申請を行う仕組みなので、

計画の着手時には
まず自己負担で費用を支払い、
補助金を受け取るまでには時間がかかります。

記事には、「POファイナンス」「電子債権」など
耳慣れない単語が並んでいます。
従来から、個別に金融機関に相談して
「つなぎ融資」を受ける企業はありましたが、
新たな利点もあるのかもしれません。

補助金をめあてに事業を考えるのは本末転倒ですが、
自社の事業が該当するのなら、
事業計画を練る機会として活用することもできます。

ただし、事業完了後に補助金の交付を受けるには、
仕様書、見積書、発注書、納品書、請求書、領収書
などなど膨大な書類を揃える必要があり、
中には、受給を断念する企業もあります。
その覚悟をもって、挑戦される企業を応援します。

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