ひとのわにっきBlog

カテゴリー:組織活性化

組織の中のアサーション

アサーション、アサーティブネスについて
学んだことや聞かれたことはありますか?

一言で言うと、
関係性の中で、自分も相手も尊重する自己表現です。

私はこれまでにも何度か
日本のアサーションの第一人者、平木典子先生から
学ぶ機会を得ていますが、この連休中の2日間は、
「協働のためのアサーショントレーニング」を
学んできました。

組織の中で、自分らしさも相手らしさも活かすには、
1人1人がアサーティブでいられるか、
組織自体がアサーティブであるか、が問われます。

・人と違う考えや価値観を持ってもOK、
・人と違う行動をとってもOK、
・意見を伝える権利も、伝えない権利もある
という
基本的な人権であるアサーション権を尊重しつつ、

・組織の課題達成
・関係性の形成・維持
・個人の要望
の3つの機能を満たすように関わっていくのは、
そう簡単なことではありません。

今回、演習に参加する側、オブザーブする側の
両面を体験してみて、
会議運営のファシリテーターとして、
第三者が存在することの意味も実感しました。

会議運営をサポートする場面、
研修で伝える機会に、
今回学んだことを盛り込んで伝えていきます。

好奇心全開で傾聴する

研修で、対話の力を実感していただきたくて、
Points of Youのカードを使用したところ、
驚くほどの傾聴の実践練習ができました。

気になる写真を選び、
数年後になりたい自分について語り合うと、
「えー? そう見えるんだ。」
「へー、そこに注目する?」などと、
相手の着眼点やストーリーに好奇心を向け、
相手の世界を探り、
自分の視点との違いを楽しむ聴き方ができています。

会場のあちこちで、
もっと聴かせて、と前のめりに話を聴き合い、
休憩時間になっても対話が続きました。
お仕事では、特に利害や思い入れのある話題では、
毎回毎回このように傾聴できるとは限りません。
それでも、
相手の意見を好奇心全開で最後まで聴く体験、
自分のアイデアを尊重して聴いてもらう体験を
一度でも味わったことは、
これからのお仕事でも役に立つことでしょう。

本気で聴いてもらうと話したくなる

人は、好奇心を向けて真剣に聴いてくれる人がいると、
どんどん話したくなり、前向きな気持ちになることを、
研修で改めて実感しました。

毎年呼んでくださっている金融機関さまで
「職場のコミュニケーション」の研修を行いました。

開始前には私語1つ聞こえないほど静かな会場が、
短い時間で身につく演習を重ねるうちに
笑い声があふれ、感想を口々に語る場になります。

お互いに話を聴きあう演習では、
「えー、3分?長くない?」と言っていた人たちが
「はい、そこまででーす。」と時間を知らせると
「えー、短いー」と話が止まりません。

これが職場の日常の光景になれば、
なんてステキな会社、職場になるのだろうと
わくわくしませんか?

うれしいことがあれば、一緒に喜んでもらえるし、
困ったことがあっても、会社に戻れば聞いてもらえて、
一緒に考えてもらえばアイデアも浮かびます。

そんな会社は夢物語・・・なのでばなく、
コミュニケーションの楽しさや奥深さを知って、
実践を続ければ、本当に実現します。

帰りに、事務局の方に、
「外まで笑い声が聞こえてきましたよ。
 毎年この研修で仲良くなるんですよね。」と
言っていただいて、
うれしい気持ちで明日の研修会場に向かいました。

コミュニケーションの研修はやったことがあるよ、
研修ではできても、職場では難しいよね、
などと思っている方がいらっしゃったら、
一度、試してみませんか?

即時フィードバックで人間関係が変わる

コーチや研修講師として、
クライアントさんや研修参加者のよいところに
気づいたときに、
すかさずフィードバックすることを心がけています。

長年このお仕事をしていると、いつのまにか、
コーチングや研修のとき以外にも、
習慣になっていることに気づく出来事がありました。

先日、久しぶりに会った友人と食事に行ったときに、
バーニャカウダを持ってきてくれた店員さんが
珍しいお野菜を1つ1つ丁寧に説明してくれたので、
「これ全部覚えてるんですね。
 聞いたことない名前がすらすら出るんですね。」と
話しかけました。

店員さんがテーブルを離れた後で、
「ふだんの会話の中でもフィードバックするんだね。
 さすがコーチだね。」
と、友人からもすかさずフィードバックをもらって、
無意識にとっていた行動に気づかされました。

フィードバックされると、
自分では気づかずにとっている行動を自覚できる
という体験ができました。

その店員さんはうれしそうな笑顔になって、
私たちのテーブルへのサービスがよくなったような
気がします。
ちょっとした一言でモチベーションが上がるなら、
ふだんから意識してさりげなく声をかけたいなぁと
感じた出来事でした。

この記事を読んでくださったみなさまも、
上司や同僚、後輩、ご家族などの身近な方に、
ぜひさりげなく気づいたことを伝えてみませんか?

ほめよう、かっこいい言い方をしようと気負わずに、
感想をつぶやくような感覚で、
気づいたことを口にしてみてください。

連休明けにお楽しみを

まもなく10連休ですね。
長いお休みがとれる方は、
連休中ではなく、連休明けの過ごし方は、
考えていらっしゃいますか?

この時期、
上司、先輩のみなさまには、
連休前に、新入社員や若手社員への簡単な面談、
連休明けに、楽しみなお仕事やイベントなどの設定を
おすすめしています。

10日間もお仕事を離れて復帰すると、
連休前は何をしていたのか、
何から手をつけてよいのか、
なかなかエンジンがかからない方も多いでしょう。

まして、新入社員さんや転職、転勤、異動された方は、
ペースをつかみにくいと思います。

なので、上司、先輩が
連休明けには、こんなお仕事を一緒にがんばろう、
こんなお楽しみが待ってるよ、と
出社を楽しみにできる工夫をしてみてください。

少し先にお楽しみが待っていると、がんばれます。
間違っても、
GWが終わったら、しばらくお休みがないよ。
疲れたなぁ、
次の楽しみはお盆休みくらいだよ、などと
暗い未来を描かないでくださいね。

段取り力を鍛える研修

2日間、若手社員さまを対象に、
「段取り力とチームワーク」研修を実施しました。

私が強調したことは、
行動の質と量を高めるために、
目標やビジョンを意識したうえで、
軸を持って行動することの大切さです。

参加者のみなさまはとても素直に学んでくださって、
覚えたばかりのフレームワークや用語をすぐに使って、
ご自分の仕事の進め方や時間の使い方を見直し、
グループディスカッションの質も高くなり、
プレゼンテーションも発表資料のまとめ方も
見事に上達していく姿を見せていただきました。

職場の上司や先輩方に、
彼らの成長ぶりを感じていただけたらうれしいです。

経営資源は人・人・人

経営者が大切にすべき経営資源として、
ヒト、モノ、カネ、情報、ノウハウなどが
よく挙げられます。

私が「ひとのわ」として人と組織の分野で
お仕事をしているせいか、
商品や技術、情報を扱うのも全てヒトなので、
人が一番大事だと思ってしまうのですが、

がんこフードサービスの小嶋淳司会長は、
TV番組のカンブリア宮殿で
「人・人・人」とおっしゃっていました。

かつて、現場の過酷さを目の当たりにした反省から、
調理の技も接客の技も、背中を見て盗むのではなく、
ベテランが新人に細かく教える仕組みをつくられ、
人を育てて生産性の向上に取り組んでいるそうです。

創業者として1代で会社を成長させ、
80代の今もなお工夫を重ね続けていらっしゃるお姿に、
圧倒されました。

私も「人・人・人」の精神で、
さらに人材育成、組織活性化のお仕事に注力します。

組織の毒を出してチームをつくる

組織やチームの中には
ときに「毒素」がうずまくことがあります。
つい、見ないふりをしたくなりますが、
組織全体のシステムコーチング
(ORSC:Organization & Relationship
Systems Coaching)をさせていただくとき、
組織の自己肯定感を高めて、
居心地のよい職場をつくるために
あえて、この毒素を扱うことがあります。

看護・介護事業者の管理職のみなさまと
身体を動かして空間を使って毒素を探索すると、
今の組織の姿やお互いの関係性が
手に取るように浮き彫りになりました。

同時に、毒素を解消する解毒剤のアイデアも、
ジェスチャーを使ってクリエイティブに生まれます。
楽しいテーマを扱っているわけではないのに、
笑いが生まれ、メンバーの距離が近くなります。

1人1人の行動宣言もお聴きすることができたので、
次回、どんなお話が聴けるのか楽しみです。

連続研修で成長を実感する

この2日間は、
毎年お世話になっている
企業さまで
若手社員さま向けの研修を
開催しました。

2日めのヤマ場は
折り紙を使って
仕事の進め方を考える演習です。


チームで働くことをテーマにして研修を進めていくと、
自然に参加者どうしの会話が増えていきます。

休憩時間も、先輩が後輩に声をかけたり、
後輩が先輩に質問したりすることが増え、
1人1人の特徴や個性が浮き彫りになっていきます。

昨年も私の研修を受けてくださった方が大半で、
この1年の著しい成長をまのあたりに感じられたのが
講師冥利に尽きます。

研修を1回実施して終わり、ではなく、
連続講座や定期開催にできれば、
自身の成長を実感して自信を深めて、
職場に大きな効果を持ち帰ることができます。

複数回実施してくださる企業はまだまだ少ないですが、
多くの企業に、この効果を感じてほしいです。