ひとのわにっきBlog

カテゴリー:コーチング

やると決める

目をみはるスピードで大きなプロジェクトを成し遂げ、
停滞していた業績を回復させ、
社内の体制も働きやすく整え、
外からは順風満帆にしか見えない経営者さんのお話を
聴いていると、

彼の周りだけ時間が数倍速で流れているような、
異なる時空間に迷い込んだような錯覚を覚えます。

実際には人一倍考え、学び、苦労もされていますが、
圧倒的なスピードで行動されるので、
最近の出来事さえ、過去の物語のように聞こえます。

その感覚を伝えてみると、
「とりあえずやってみる」からかなぁとおっしゃいます。

本を読んでいいなぁと思ったこと、
誰かにアドバイスされたことなどは、
そうかなぁ?と思っても、一度やってみるそうです。

自分が知らないこと、思いつかないことは
当然、自分の頭からは出てこないので、
「やると決めた」のだそうです。

決めたことをやる、当たり前のようですが、
なかなかできることではありません。
だからこそ、他社が追いつけない成果を上げることが
できるのでしょうね。

<ご案内>成果が上がる職場づくりのためのコーチングセミナー

公益財団法人東大阪市産業創造勤労者支援機構さまで
1月にコーチングセミナーを開催します。

「コーチングセミナー 
 成果が上がる職場づくりのヒントを学ぶ」
https://hispa.h-osaka.jp/sys_img_data/file/kanji%28531%29.pdf

部下や後輩がいる方に役立つセミナーです。

会社やチームで成果を上げるために、
メンバーの能力やモチベーションを引き出す方法の
1つとしてコーチングの基本を学び、
明日から職場ですぐに実践できるヒントを
持ち帰ってください。

「コーチングセミナー 
 成果が上がる職場づくりのヒントを学ぶ」

日 時:1月16日(木)、23日(木) 18:00-20:00
場 所:クリエイターズプラザ
    (クリエイション・コア東大阪南館3階)
講 師:ひとのわ 福住昌子
参加費:無料

東大阪在住・在勤でなくてもご参加いただけます。
できれば2日ともご参加いただきたいですが、
1日しか参加できない方もフォローいたします。

お申込みは「こちらのチラシ」をご覧ください。

ご参加をお待ちしています。

コーチングの断続的活用

以前、私のコーチングを長年受けていた方から、
数年ぶりにご連絡をいただき、
コーチングを再開することになりました。

長年継続して受ける方もいらっしゃいますが、
このクライアントさんのように、
テーマが一段落したときや、
転勤や長期出張などでいったん完了し、
新たなテーマを考えたいときなどに再開される方も
いらっしゃいます。

こうやって、またコーチングを受けるときに
また私にご依頼いただけることはとてもうれしく、
気持ちが引き締まります。

10年以上のおつきあいになるので、
最初のころに大事にされていたことなどを話し、
今も変わらないところを懐かしみ、
変化や挑戦されたことを祝福する時間にしました。

またここから始まるコーチングセッションでは、
さらに大きな人生の目標に向かって進めるよう、
全力でサポートいたします。

<ご案内>「女性スタッフの力を引き出すコミュニケーション」京都

10月2日に京都府よろず支援拠点で
「女性スタッフの力を引き出すコミュニケーション」
セミナーを開催します。
  https://kyoto-yorozu.jp/seminar/2019-10-2/


日 時:10月2日(水)14:00-16:00
場 所:京都経済センター 3階
講 師:ひとのわ 福住昌子
参加費:無料

女性経営者からも男性経営者からも、
社員、パート・アルバイトの女性の育成に関する
ご相談をいただくことが増えています。

コーチングの手法を活用して、
女性スタッフの意見や不満を上手に聴くコツや
能力やモチベーションを引き出すコツを、
楽しく演習を行いながら学びましょう。

ご案内とお申込みは「こちら」からお願いします。

システムコーチング体験セミナーで見えない関係性を見る

公益財団法人関西生産性本部で
「システムコーチングの体験」セミナーを行いました。

システムコーチング
(ORSC:Organization & Relationship Systems Coaching)は
組織やチーム、家族などの関係性を扱うコーチングです。

私が強調したのは、
目に見えない関係性の問題は、
誰かが特定の制度や部署や人が悪いのではなく、
「システムの声」としてどこかに表れていると
とらえてください、ということです。

「○○が悪い」と定義づけたくなりますが、
仮に、見ないふりをして目を背けても、
チェックリストなどを作って表面的に管理しても、
仲が悪い人どうしを切り離しても、
問題は、別の形で現れることが多いですよね。

目に見えない関係性を紐解くということを
イメージしやすくするために、
コンステレーション(星座)のワークを体験して
いただくと、
意識していなかった課題に気づいた方も多く、
グループで意見交換が尽きませんでした。

特定の組織に対してシステムコーチングを提供するのが
一般的な形ですが、
経営者や管理職の方々に、自分の組織を客観的に眺め、
思わぬ解決策を発見する機会として、
体験セミナーも意義があるなぁと感じました。

1on1ミーティングで問題解決を加速する

ある企業さまの社員さんたちと
2日間かけて1on1ミーティングを実施して、
外部のコーチが複数の社員面談に関わることの
意義を感じました。

経営者や特定の方とコーチングを行うことは
多くても、
少人数の企業とはいえ、ほぼ全員を対象とされ、
経営者さんの意気込みや期待が伝わります。

まず、立場や職種、経験が異なる社員さんたちの
お話を聴いていくと、
会社の全体像や課題が浮かび上がります。

社長とだけ話していたときには気づかなかったな、
会社がもっとよくなる方向性が見えてきます。

これまで、部下面談は上司が継続的に行うほうが
いいのでは?と思っていましたが、
今回のように、客観的な立場で幅広くお話を聴き、
課題を設定するプロセスに関わることは、
コーチで中小企業診断士の私がお役に立てる領域
なのではないかと実感しました。

会社の深いところに切り込むスピードが上がるので、
もっとお役に立てそうな予感を感じます。

顧客とのつながりは太すぎない

2代め経営者として活躍されている方が、
会社を永続させるためには、
お客さまとのつながり、信頼関係は大事だけれど、
特定の顧客とのつながりが太すぎてもダメと
おっしゃいました。

特定の顧客の売上比率が大きいと、
たとえ自社や商品に問題がなくても
先方の体制や方針変更や環境変化などの影響で
突然取引がなくなることがあります。
一社依存度が高いほど、
経営危機に陥るリスクが高くなります。

突然のキャンセルは私も何度か経験しているので、
このことばはとても身にしみました。

「1000万の仕事1本より100万の仕事10本」の意識で
小さなお取引でもお客さまのニーズを聴き取り、
常に新しいサービスを考え続けること、
難しいですが、大事なことですね。

私は人や情に影響されやすく、
目の前のお客さまに、もっと何かできないかなど、
つい肩入れして没頭してしまうことも多いので、
・常に全体やバランスを見ること、
・アンテナを広げて情報をキャッチすること
を意識しておかねぱと強く思いました。

コーチングの完了セッション

継続的なコーチングの契約を終えるときには、
「完了セッション」を行います。

目標達成を祝福することはもちろん、
コーチングを始めたころの状況や気持ちを思い出して
自身の成長や変化をクライアントさんが実感する
大切な振り返りの時間です。

そして、これからの日々をどう過ごしていくか、
未来のビジョンを描く時間を持ちます。

この時間が、たまらなくステキなのです。
しみじみと成長をかみしめて涙ぐむ方や、
自信を感じて晴れやかな表情になる方、
幸せな未来を描いて元気いっぱいに歩んでいく方、
それぞれの方法で巣立っていきます。

コーチにとっても、感慨深いひとときです。

今日も、8ヶ月コーチングを受けてくださった方と
完了セッションを迎えました。
また連絡します!とおっしゃったこの方から、
うれしい近況を聴ける日を心待ちにしています。

Points of Youを使った研修で好奇心全開の傾聴力を養う

研修で、対話の力を実感していただきたくて、
Points of Youのカードを使用したところ、
驚くほどの傾聴の実践練習ができました。

気になる写真を選び、
数年後になりたい自分について語り合うと、
「えー? そう見えるんだ。」
「へー、そこに注目する?」などと、
相手の着眼点やストーリーに好奇心を向け、
相手の世界を探り、
自分の視点との違いを楽しむ聴き方ができています。

会場のあちこちで、
もっと聴かせて、と前のめりに話を聴き合い、
休憩時間になっても対話が続きました。
お仕事では、特に利害や思い入れのある話題では、
毎回毎回このように傾聴できるとは限りません。
それでも、
相手の意見を好奇心全開で最後まで聴く体験、
自分のアイデアを尊重して聴いてもらう体験を
一度でも味わったことは、
これからのお仕事でも役に立つことでしょう。

コーチングのオリエンテーション

コーチングの契約を始めるときには、
約2時間かけて、オリエンテーションを行います。

コーチングを受けたいとお問い合わせをいただくときは
当面の課題や目標を意識して申し込む方が多いですが、

オリエンテーションでは、
どんな人生を送りたいか、人生全体を見つめたり、
これまでの印象的な出来事を語っていただいたり、
好きなものや影響を受けたことなどについても
お聴きします。

そうすることによって、
自分では当たり前すぎて意識していない価値観や軸、
自分らしさや強みが浮かび上がります。

それ以降の継続的なコーチングセッションでは、
コーチはそれを意識してお話を聴き、
どんな話題をテーマに出していただいても、
クライアントさんらしい選択や優先順位のつけ方、
感情を掘り下げることに役立てるので、
人生の目標に向かって加速度がかかります。

今日も、新しくコーチングを始めるクライアントさんと
オリエンテーションを実施して、
外見や日常会話では想像できないような意外な一面や
大きな人生の目標を発見することができました。

これから継続的なコーチングを通して、
どんなふうに進展していくのかわくわくしています。