ひとのわにっきBlog

カテゴリー:コーチング

ブルーのカスミソウに祖父の在り方を思う

私が初めて白いお花をきれいな色に染めたのは
小学生のころだったと思います。

夏休みによく、
大好きな祖父母の家に1人で泊りに行ったときに
祖父に教えてもらったのです。

濃いピンクの花びらをすりつぶして、
鮮やかな色水を作ってグラスに入れてくれました。

その段階で私は既に
きれいな色水のとりこになっていましたが、
「このお花を入れたらどうなる?」と
祖父は私に白いお花を渡してくれました。

美しく染まったお花は、
当時の私には、魔法にしか思えません。

「どうして白い花がピンクになった?」

理科系で小学校の校長先生をしていた祖父は
穏やかで口数が少なかったですが、
こんなふうに私に問いを出しては
にこにこといろんなことを教えてくれました。

「お花がピンクのお水を飲んだのかなぁ」

祖父も母も理科系で現実派なのに、
超文系で夢見心地の私は、
たいていこんなふうに、ふわっと答えます。

祖父は決して否定することはなく、
「そうか」とにこにこ笑って、
お花の茎の断面を見せながら、
植物がお水を吸い上げるしくみを
私にもわかることばで教えてくれるのです。

私は祖父とのこんな時間が大好きでした。
こんな大切な思い出がたくさんあります。

会社員時代に後輩やスタッフに教えたときや
コーチングや研修で答えが返ってこないとき、
私はつい、知っていることを話しすぎてしまいます。
それをふりかえって反省しているときに、
よく祖父の顔が浮かびます。
私の答えが間違っていても、ふわっとしていても、
「そうか」と笑っていた祖父の顔を。

お花屋さんに行って、
きれいなブルーに染まったカスミソウを見つけて、
小学生のころの祖父との思い出がよみがえりました。

亡くなって20年以上たっても、
祖父は生まれながらの私のコーチです。

ともに満ちる年に

2022年も静かなお正月を迎えています。
窓から青空と白い雲を見上げて、
どんな年にしたいかなぁと思いを巡らせると
「ともに満ちる」ということばが浮かびました。

世の中の流れは速いのでしょうが、
自分の心に正直に、趣くままに、
大事と感じることに丁寧にエネルギーを注いで、

小さな点が波紋のように少しずつゆっくりと
周りに広がっていくようなイメージで、

自分の心も相手の心も、ともに満ちるよう、
心をこめて関わりたいと思います。

昨秋ごろから、
私が長年経験を積んできたコーチングや研修が
思いのほか、今の時代の経営層や管理職の方々に
想像していた以上にお役に立つことを
改めて実感する機会が増えました。

私は自分から前に出るタイプではありませんが、
お役に立てるのであれば、何らかの形にして、
ご縁のある方々に提供していきたいと思います。
そのためにも、さらに学び続け、磨き続けて、
質を高めていきたいです。

自然に集まりにくいご時世だからこそ、
自分から「ひとのわ」をつなぐ機会を意識して
つくっていきたいと思います。

本年も、ひとのわと福住昌子とおつきあいいただけ
ますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

2021年を感謝で締めくくる

2021年をふりかえると、
ありがたいことに、
公私ともに充実した幸せな1年でした。
ひとのわと福住昌子に関わってくださったみなさまに
心から感謝を申し上げます。

1.1on1のコーチング三昧

年明けにご縁をいただいた会社さまから
1on1研修を受けた後の部長さまや課長さまの
コーチングのご依頼をいただくことが増え、
オンラインコーチング三昧の生活になりました。

私が2003年に独立したときに持っていた目標が
「企業まるごとコーチング」だったので、
1つの会社で数名~数十名の管理職をコーチングでき、
回を重ねるごとに社内で波及効果が表れていくのを
まのあたりにして、幸せな日々を過ごしました。

年初に「心が動くお仕事をする」と願ったことも
叶っていることに気づきました。

2.Points of You🄬のExpert取得

Points of You🄬のL3(Turning Point Program)の
合宿に思い切って参加しました。
受講後の課題として、
L2(Creative Practice Workshop)を開催するための
練習会を18回開催し、Expertの資格を取得しました。

写真カードを通して自分自身を見つめる機会になり、
惜しみなく協力してくれる大切な仲間ができました。

3.売上回復

昨年2020年は相次ぐ研修中止で売上激減しましたが、
今年は企業さま側もテレワーク体制が整ってきて、
オンライン研修とオンラインコーチングが増え、
おかげさまで売上はコロナ前レベルに回復しました。

オンラインでは小柄な体格も目立たず、
私の声や雰囲気が柔らかめなこともあって
オンライン向きといわれることが多いため、
快適にお仕事ができています。
インターバルなしで画面に向かう生活ですが、
インドア派の私には合っているようです。

一方で、今の私には合わなくなってきたお仕事を
いくつか今年で最後にする決断をしたので、
来年はその穴をカバーできるようにがんばります。

新しい年も
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

Points of You®で2022年を望む

2022年をどんな年にしたいですか?

Points of You®のオリジナルワークショップを
オンラインで開催しました。

目的の1つは2022年の展望を描くことですが、
実はもう1つありました。

昨年開催した「L1 Hello Points Workshop」に
参加していただいた方が
カードを手に入れた後、
おそらくあまりカードを触る機会がないのでは?と
楽しくカードに触れる機会をつくりたかったのです。

オリジナルのレイアウトチャートを作成して、
2021年を写真カードを選んでたっぷりふりかえり、
2022年のイメージを参加者どうしで対話しながら
大きくふくらませてあって、
ステキなタイトルをつけていただきました。

最後に、それぞれの2022年のタイトルをきくと
みなさんらしいわくわくするお話が聴けて
私も主催していて楽しかったです。

資格コースが開催できるExpertの資格をとりましたが、
今回のようなカードを使って楽しく対話する機会を
提供していこうと思います。

Points of You®「Expert」資格取得

Points of You®「Expert」の資格を取得し、
認定証が届きました。

6月に5日間の合宿「Turining Point Program」に
参加して、
資格取得に向けて18回の練習会を開催して、
今年はPoints of You®の長い旅を過ごしました。
ご協力いただいた方々のおかげです。
改めて、心から感謝します。

Points of You®の写真カードを使えば使うほど
奥深い気づきが得られる魅力があります。

早速、過去のコースを受けてくださった方や
お友達を中心にお声がけをして、
12月21日の夜に、今年をふりかえるワークショップを
開催します。

来年は、研修やワークショップでも使いますが、
「Hello Points Workshop」(L1)や
「Creative Practice Workshop」(L2)も
開催してみたいです。

教員向け研修で先生の愛を痛感する

師走に入った初日、
教育委員会さまで、部活動指導の教員向けに
体罰防止研修を担当しました。

前期は声かけの中で、ほめことばを扱った流れで
 関連記事:「生徒の元気を引き出すことばを一緒に考える」(2021.08.04)

後期は、「然るべき行動を引き出す叱り方」と題して
怒らない指導方法を扱いました。

ありそうな事例を用いてグループ検討していただくと、
私の想定をはるかに超えて、
怒りたくなる状況を未然に防ぐ日ごろの指導方法に
ついてのご意見がたくさん出たことに感動しました。

生徒思いで愛情深いからこそ怒りたくなることも
あるでしょうし、
日ごろから生徒たちをまとめようという高い意識を
お持ちなのだと痛感して、
私のほうが学ばせていただくことも多いです。

来年も担当させていただく予定なので、
最近は私も教員向けのオンラインセミナーを
たくさん受講していますが、さらに準備を重ねて、
よりお役に立てるように練り上げたいと思います。

評価は応援するためのもの

未来の先生フォーラム探求学習特別篇を
視聴しました。

京都市立堀川高校元校長の荒瀬克己先生の
基調講演で、
「評価は生徒を応援するため」ということばに
心が震えました。

生徒1人1人の強みを見つけ、
やりたいことを応援するために行うもの、
ということです。

今月も来月も、教育委員会で研修や講演をする
機会をいただいているので、
この視点を肝に銘じて登壇します。

それと同時に、
企業の上司部下の評価も同じことですよね。

ダメ出しではなく、
部下の能力を伸ばし、モチベーションを引き出して
部下も職場も成長していくために
評価や面談があると思えば、幸せに感じませんか?

きれいごと、と思われるかもしれませんが、
部課長さまとの1on1コーチングが多い時期なので、
本気でそう信じて、クライアントさんたちを
応援しようと思います。

コーチング資格PCCの5回めの更新

2006年に取得した
国際コーチ連盟認定プロフェッショナル・コーチ
(PCC)の更新申請が承認されました。

3年ごと、5回めの更新ですが、
この1年は、私の仕事が過去最大にコーチングに
シフトしていることもあって、
これまでの更新以上に感慨深いです。

クライアントのみなさま、
クライアントさんを紹介してくださるみなさまに
改めて感謝を申し上げます。

ロゴや証明書のデザインも変わったせいか、
気持ちも新たに、引き締まります。
引き続き、クライアントさんの人生やお仕事を
全力で応援します。

密で距離が近いのは

「密」「距離が近い」ということばは
この1-2年は避けるべき状態を表していますが、
本来は、ステキな関係性を表す表現ですよね?

先日、大手企業の部長さまとのコーチングで、
来期のビジョンや方針をテーマにセッションを
していたときに、
数年前の新任部長研修で書かれたシートを
久しぶりに見つけたとおっしゃって、

・メンバーと密にコミュニケーションをとる
・距離が近いと思ってもらえる上司になる
と書いていたと教えてくださいました。

とても温かいお人柄の部長さんで、
「目標を達成されていますね」とお伝えすると、
「今はこういう表現できないですよね~」と
しみじみおっしゃるので、せつなくなりました。

本来、密な関係、距離が近いというのは
理想的な上司像であることは変わりありませんが、
表面的な単語、ことばの使い方としては、
この1-2年ですっかり意味づけが変わっていることに
私も気づかされて愕然としました。

コーチングセッションではその驚きを共有したあと、
気持ちを切り替えて、
・部として何を成し遂げるのか
・テレワークで直接会えなくてもどんな部にしたいのか
・部として何を大事にしたいのか
などなど、たっぷり語っていただきました。

ことばの選び方も繊細なステキな部長さん、
ますます応援したくなっています。

TV画面に「ほめてください」と叫ぶ

「できていたら黙っています。ほめませんので。」

ANAから高級ホテルに出向した女性の密着取材で、
上司のセリフに愕然としました。
テーブルセッティングを厳しく注意した後に
おっしゃったことばです。

ガイアの夜明け
「ANA 大逆風に立ち向かう
 ~再生に向けた218日の記録~」を
見逃し配信で観ました。

巨額の赤字に転落したANAで、
出向を決めた社員さんたちが
「人件費削減で会社への貢献」と
痛々しいほどに努めて前向きに語る姿に
胸を打たれます。
冒頭の場面もその中の1つです。

上司のみなさん、部下をほめてください!

決して、べた褒めする必要はないのです。

できていることは「できている」「それでOK」と
ただ事実をそのまま伝えてください。

番組に登場された女性社員は、
お客さまをおもてなしする高級な接客は同じでも、
エレベータに乗るお客さまを見送った後、
重い荷物を抱えて階段を駆け上がったり、
観光地の質問に答えるために休日も街を歩いたり、
慣れないお仕事でがんばられています。

会社の業績不振で傷つかれたでしょうし、
初めてのこと続きで自信もなくされたでしょうし、
できているところをできていると言われたら
それだけで勇気づけられ、苦労が報われます。

ただ「これでOK」「できるようになった」と
事実をそのまま伝えるだけで、
部下は「ぼめられた」と感じて、
もっとがんばろう、工夫しようと
モチベーションは格段に上がります。
上司への信頼も上がります。

会社にとってもチームにとっても
何一つデメリットはないはずです。

コーチングや1on1の研修や個別セッションで
スキルやテクニックだけでなく、
こういうことを伝えていきたいと
改めて強く感じました。