ひとのわにっきBlog

当たり前のありがたさ

毎月お詣りしている住吉大社の初辰まいりで、
当たり前と思っていることは決して当たり前ではない
と気づかされました。

初辰まいりは毎月最初の辰の日に
種貸社、‎楠珺社、‎浅澤社、大歳社の
4つのお社にお詣りして、
奉納している幟にご挨拶して、
招福猫を授かって帰るのが
当たり前と思っていました。



今日もそのつもりでお詣りすると、
いつもの場所ではためいているはずの
ひとのわの幟が・・・ないのです。

先週4日の台風の被害にあったらしく、
お社のご神体は移されたと貼紙があったので、
ひとのわの幟もそこに行けば会えるかと思って
社務所に聞きに行くと、
「そこまで手が回っていません。」
復活の予定もわからないそうです。

あるのが当たり前と思っていることは、
決して当たり前のことではないのですね。
むしろ、毎月会えることがありがたいことなのかと
気づかされました。

ないとわかったときには悲しくて涙も出ましたが、
幟が飛ばされてしまったように、
ひとのわは吹けば飛ぶような小さな個人事業ですが、
どうせ飛ぶのなら、空高く飛躍できたらいいなぁと
気持ちを切り替えて帰路につきました。

創業ゼミで経営の数字を易しく学ぶ

お金や数字に苦手意識を持っている方に
どこまで易しく伝えることができるかが、
毎年の私の創業支援の大きな挑戦です。

堺商工会議所創業ゼミ3日めは、
事業を開始するためのお金、
継続していくためのお金のお話です。

初歩の足し算引き算がわかれば
事業の収支計算はできる、を信条に、
できるだけ易しく経営の数字を伝えます。

安く売ると大事なお客さまが離れるよ、
全力でお仕事をしてお金を受け取ろう、
とメッセージを込めて、
グループ演習で価値を考えました。

創業ゼミは残すところあと1回、
大きく羽ばたけるよう、背中を押します。

メンタルヘルスを笑顔で学ぶ

ひとのわのメンタルヘルス研修は、
重いテーマを扱うだけに、
参加者のみなさまがリラックスして学べるよう、
できるだけ軽やかに、
笑顔や笑い声をあげて進めています。

私立大学で、
働きやすい職場をつくるためのメンタルヘルス研修を
行いました。

2会場を中継で結ぶスタイルで、
離れた会場にも臨場感が伝わるといいなぁと願いながら、
目の前の参加者の声を拾って進めます。

最後の質疑応答タイムには、
目の前の参加者からも
遠隔地の会場からも具体的な質問があり、
質問しやすい雰囲気をつくることができたのかなと
ほっとしました。

メンタル不調者の対応だけでなく、
日ごろから、お忙しい中でも声をかけあって
仲間がいるから一緒にがんばれる職場になりますように。

お茶とお菓子でコミュニケーションを語る

女性社員のみなさまが、
職場の方々と上手にコミュニケーションをとって、
働きやすい職場をつくることができますように。

そんな願いを込めて、
堺商工会議所で、女性社員さま向けに
「自分を知ってスキルアップ!
 コミュニケーション力向上セミナー」を
開催しました。

世代や役職、ライフスタイルなどが異なる人たちを
何が言いたいのか、何を考えているのかわからないと
コミュニケーションをあきらめてしまう前に、
自分のコミュニケーションの特徴や癖を知り、
違うタイプの方との関わり方を学ぶことによって、
気持ちよく働ける関係が生まれやすくなります。

参加された34名を特徴別にグループに分けて、
同じタイプの人、異なるタイプの人と話してみて、
職場で活用できるヒントを探ります。

後半は、お菓子とコーヒーをご用意いただいて、
ざっくばらんに女子会モードで意見交換しました。

終了して30分以上たってから外に出ると、
なんと、初対面だった方々がすっかり意気投合して、
立ち話を続けていたグループもありました。

堺では、昨年の
女性社員向けのライフ・ワークプランセミナーや、
今年度は、
「今日から始める!
 中小企業のための 女性活躍"実感"セミナー」

など、女性が働きやすくなるように応援する機会を
いただいています。

参加されたみなさまが職場で実践され、
ますます堺の会社の職場がよくなりますように。

組織の毒を出してチームをつくる

組織やチームの中には
ときに「毒素」がうずまくことがあります。
つい、見ないふりをしたくなりますが、
組織全体のシステムコーチング
(ORSC:Organization & Relationship
Systems Coaching)をさせていただくとき、
組織の自己肯定感を高めて、
居心地のよい職場をつくるために
あえて、この毒素を扱うことがあります。

看護・介護事業者の管理職のみなさまと
身体を動かして空間を使って毒素を探索すると、
今の組織の姿やお互いの関係性が
手に取るように浮き彫りになりました。

同時に、毒素を解消する解毒剤のアイデアも、
ジェスチャーを使ってクリエイティブに生まれます。
楽しいテーマを扱っているわけではないのに、
笑いが生まれ、メンバーの距離が近くなります。

1人1人の行動宣言もお聴きすることができたので、
次回、どんなお話が聴けるのか楽しみです。

創業ゼミで先輩と後輩の輪をつなぐ

これから創業する方々には、
身近な先輩のことばが何よりの学びになります。

堺商工会議所創業ゼミ2日めは、
2年前に姉妹で創業ゼミに参加され、
その12月に「寺地町酒場」を開店されたお2人に
先輩創業者の体験談を語っていただきました。

 寺地町酒場
  堺市堺区寺地町東1-1-3 Tel:072-233-2343
  営業時間:15:00-22:00 火曜・第1月曜定休

創業前の事業計画と現在のギャップ、
予想外のハプニング、お客さまへの対応、
創業ゼミの仲間とのつながりなどのお話を聴き、
午後からの事業コンセプトの演習にも身が入ります。

今年も先輩と後輩の「ひとのわ」がつながって、
安心して事業に一歩を踏み出せますように。

チラシが目にとまるとき

会社やお店の経営者さんからのご相談に、
「チラシは1-2回入れたくらいでは
 なかなか気づいてもらえないものですよ。」と
お話ししています。

表現や構成を考えてお金をかけて作成する側は
反応を期待したくなりますが、
経営者のみなさまも、ご自宅に投函されるチラシは
1枚1枚確認せずに捨ててしまいませんか?
力作でも、目にも留まっていないことが大半です。

そんなことを、実家に帰ったときに体験しました。

堺の実家で、
堺商工会議所の相談窓口の
チラシが入っていたと、
母が教えてくれました。

これまでにも何度も
入っているはずなのに、
認識したのは初めてのようです。

奇抜なことをしなくても、
同じトーンの文言や色合い、イラスト、ロゴなどを
繰り返し見てもらうことで、
「前にも見たことがあるなぁ」と目に留まり、
なじみの感覚を持ってもらうことができます。

思わぬ実体験ができたので、
安心して、自信をもって伝え続けようと思います。

1時間で事業イメージを描く

今年の堺市の「女性起業家メンターミーティング」が
始まりました。
初回は、たった1時間で事業計画の全体像をつかんで、
事業のイメージを1枚の絵に描きます。

そんなことができるの?と毎年思いますが、
時間が短ければ短いなりに、
粗削りでも描きあげるみなさまのエネルギーに
コーティネータ側の気持ちも引き締まります。

今年も、自分やご家族の身近な問題や経験から生まれた
バラエティ豊かなアイデアを聴かせていただきました。
次回からは、少人数のグループに分かれて、
より具体的にプランを練っていきます。

堺創業ゼミ初日でぐっと成長する

堺商工会議所創業ゼミの初日の幕が開きました。

今年の参加者のみなさまは、
医療従事者や福祉系の方が多いのが特徴です。
時代を反映した最先端の技術の方もいらっしゃって、
18歳から70代半ばまで年齢層も幅広く、
学びの場を創る私も毎年新たな準備が必要になります。

午後の後半は多様なメンバーどうしでアイデアを磨き、
考えたことがない質問や意見が飛び交って、
対話を重ねるにつれて、笑顔や笑い声があふれます。

夕方、現時点でのアイデアを語っていただくと、
午前中の自己紹介で話した内容からぐっと深まって、
たった数時間で大きな変化が生まれています。

4週連続講座は、長丁場なようで、
始まってしまうと、案外あっという間に終わります。
最終日には、みなさまが自信を持って羽ばたけるよう、
私も毎週、新しいアイデアを練って臨みます。

創業者のご活躍に活力をいただく

8月23日の日本経済新聞夕刊に
2015年の開業時にご支援させていただいた
奈良の薬膳カフェP.O.F.の記事を見つけました。

店名のP.O.F.はPower of Food。
オーナーの吉田奈麻さんは、
ご自身の経験から、食への思いのあふれる方で、
開業直後から身体によい食事の提供だけでなく、
薬膳を広めるセミナーや薬草とのコラボなど、
精力的に活動を続けていらっしゃいます。

 P.O.F.  Power of Food
  http://poweroffood.jp/
  奈良市法蓮町421-4 TEL:0742-33-1239
  営業時間:11:00〜17:00  定休日:日・月

開業前から知る方が大きく羽ばたく姿を見ることは、
創業支援をしている私の何よりの幸せで、
大きな活力をいただきます。

最寄駅から遠いのを理由に少し足が遠のいていますが、
この記事を見て、久しぶりにオーナーの笑顔に会いに、
おいしいランチを食べに行きたくなりました。