ひとのわにっきBlog

カテゴリー:組織活性化

段取り力を鍛える研修

2日間、若手社員さまを対象に、
「段取り力とチームワーク」研修を実施しました。

私が強調したことは、
行動の質と量を高めるために、
目標やビジョンを意識したうえで、
軸を持って行動することの大切さです。

参加者のみなさまはとても素直に学んでくださって、
覚えたばかりのフレームワークや用語をすぐに使って、
ご自分の仕事の進め方や時間の使い方を見直し、
グループディスカッションの質も高くなり、
プレゼンテーションも発表資料のまとめ方も
見事に上達していく姿を見せていただきました。

職場の上司や先輩方に、
彼らの成長ぶりを感じていただけたらうれしいです。

経営資源は人・人・人

経営者が大切にすべき経営資源として、
ヒト、モノ、カネ、情報、ノウハウなどが
よく挙げられます。

私が「ひとのわ」として人と組織の分野で
お仕事をしているせいか、
商品や技術、情報を扱うのも全てヒトなので、
人が一番大事だと思ってしまうのですが、

がんこフードサービスの小嶋淳司会長は、
TV番組のカンブリア宮殿で
「人・人・人」とおっしゃっていました。

かつて、現場の過酷さを目の当たりにした反省から、
調理の技も接客の技も、背中を見て盗むのではなく、
ベテランが新人に細かく教える仕組みをつくられ、
人を育てて生産性の向上に取り組んでいるそうです。

創業者として1代で会社を成長させ、
80代の今もなお工夫を重ね続けていらっしゃるお姿に、
圧倒されました。

私も「人・人・人」の精神で、
さらに人材育成、組織活性化のお仕事に注力します。

組織の毒を出してチームをつくる

組織やチームの中には
ときに「毒素」がうずまくことがあります。
つい、見ないふりをしたくなりますが、
組織全体のシステムコーチング
(ORSC:Organization & Relationship
Systems Coaching)をさせていただくとき、
組織の自己肯定感を高めて、
居心地のよい職場をつくるために
あえて、この毒素を扱うことがあります。

看護・介護事業者の管理職のみなさまと
身体を動かして空間を使って毒素を探索すると、
今の組織の姿やお互いの関係性が
手に取るように浮き彫りになりました。

同時に、毒素を解消する解毒剤のアイデアも、
ジェスチャーを使ってクリエイティブに生まれます。
楽しいテーマを扱っているわけではないのに、
笑いが生まれ、メンバーの距離が近くなります。

1人1人の行動宣言もお聴きすることができたので、
次回、どんなお話が聴けるのか楽しみです。

連続研修で成長を実感する

この2日間は、
毎年お世話になっている
企業さまで
若手社員さま向けの研修を
開催しました。

2日めのヤマ場は
折り紙を使って
仕事の進め方を考える演習です。


チームで働くことをテーマにして研修を進めていくと、
自然に参加者どうしの会話が増えていきます。

休憩時間も、先輩が後輩に声をかけたり、
後輩が先輩に質問したりすることが増え、
1人1人の特徴や個性が浮き彫りになっていきます。

昨年も私の研修を受けてくださった方が大半で、
この1年の著しい成長をまのあたりに感じられたのが
講師冥利に尽きます。

研修を1回実施して終わり、ではなく、
連続講座や定期開催にできれば、
自身の成長を実感して自信を深めて、
職場に大きな効果を持ち帰ることができます。

複数回実施してくださる企業はまだまだ少ないですが、
多くの企業に、この効果を感じてほしいです。