ひとのわにっきBlog

カテゴリー:人材育成

コンサルティングの帰りにアート鑑賞

京都の企業さまで人材育成コンサルティング。

回を重ねて、
今後の人材戦略の方向性が見えてきたので、
次回さらに深めていきます。
人材育成の世界は唯一の正解がないだけに
神経がはりつめますが、
奥の深さと果てしなく広がる未来にわくわくします。

帰りに少し寄り道をして、
ジェイアール京都伊勢丹の美術館えきKYOTOに
「安野光雅追悼展 安野先生のふしぎな学校」を
観ました。

絵本の挿絵でなじみのある安野光雅さんの絵が
小学校の科目にブースが分かれていて、
授業参観に行ったような感覚を味わえます。

絵本や教科書の一節も一緒に展示されていて、
1枚1枚読みながら鑑賞するうちに、
どんどん時間が過ぎていき、
とても豊かな午後のひとときになりました。

ポストカードセットを2種類購入したので、
帰宅後も眺めて余韻を味わいます。

テレワーク下でのチームコミュニケーションを考える

ひなまつりの午前中は、
ソフトウェア開発業の企業さまに
人材育成コンサルティングにうかがいました。

コーチングとシステムコーチング
(Organization & Relationship Systems Coaching)
の考え方を応用して、

テレワークで個人作業が多い環境下でも
チームでお仕事を円滑に進めるために、
メンバーの強みや課題に焦点を当てて
個別だからこそ対応できること、
チームで補完しあえることなどを出し合って
なるほど!と納得していただけたり、
明るい光を見出していただけてほっとしました。

この企業さまにはあと2回おうかがいするので、
さらに良いチームに発展していけるよう、
知恵を絞って関わります。

営業研修でうれしい手応え

毎年研修を担当させていただいている企業さまで
今年は若手の営業アシスタントの方向けに
コミュニケーション研修を開催しました。

2回連続講座の初回は、
「相手の気持ちも自分の気持ちも満たす
 コミュニケーションのコツ」

アサーションの考え方を取り入れて、
業務が重なったときの相談の仕方や
必要な情報が不足しているときの依頼など、
言いにくいことを伝えるときのコツを
ビジネスマナーと絡めてお伝えしました。

実際の業務場面で発生しそうな会話例を
想定した事例演習を行ったおかげか、
終了後も、
こんなときには? あんなときには? と
かなり具体的な質問をたくさんいただき、
すぐに実践していただけそうな手ごたえを感じて
うれしく思います。

参加してくださったみなさまとその周りの方が
気持ちよくスムーズにお仕事ができ、
会社の雰囲気がますますよくなることを
願っています。

次回までに実践することも決めていただいたので、
次回の研修で報告や実践したお悩みを聴けることが
今からとても楽しみです。

大阪府の就職支援セミナーで力強い行動宣言を聴く

昨日は就職支援セミナーのダブルヘッダーでした。
1本めの午前中は、
OSAKAしごとフィールド
「行動が変われば習慣が変わる」セミナーを
オンラインで開催しました。
 

約30名の参加者とチャットを駆使して対話しながら、
就職して働いている自分の姿を目標として描き、
行動に一歩踏み出すしくみを作りました。

最後に、24時間以内の行動を宣言していただくと、
「気になっている会社に応募します」
「ネットで〇〇を調べます」
「資格試験のテキストを開きます」
などの力強い宣言が飛び出したり、

「行動します」
「やる気が出ました」
といううれしい感想もたくさんいただきました。

オンライン越しに熱い思いをしかと受け取って、
私もぽかぽか暖かくなりました。

行動に一歩踏み出したみなさまが
活き活きと活躍できるお仕事先がみつかるよう、
心から応援しています。

和泉市就職支援セミナーで1ヶ月の成長を感じる

22年2月2日に始まった和泉市就職支援セミナーも
22年2月22日に最終回を迎えました。

4回め、最終回のテーマは、
「応募書類と面接で自分の魅力を伝える自己PR」

ありきたりな、よくあることばやお話ではなく、
自分らしさをあらわす単語をこだわって探したり、
自分らしいエピソードを練ったり、
ありきたりにならないように、知恵を絞りました。

終了後には、
数名が実際に応募する経歴書や履歴書を持って
質問に来てくださいました。
ちょっとしたヒントをお伝えすると
笑顔で帰っていただけて、とてもうれしいです。

毎週毎週、参加者のみなさまの関心に合わせて
構成や内容を練りながら準備するのは大変でしたが、
がんばったかいがありました。

回を重ねるごとに、挨拶の声が大きくなったり、
顔を上げて話されるようになったり、
1か月間の変化や成長が感じられます。

自分に合ったお仕事に巡り会えるよう、
願っています。

和泉市就職支援セミナー3日めで発言が増える

和泉市就職支援セミナー3日めは
「信頼を得るためのコミュニケーション力」です。

面識や就職後に役立つ話の聴き方や伝え方を
練習しました。
Points of You®の写真カードも少し使いました。

回を重ねるごとに、
問いかけに対して自発的に答えてくださったり、
笑顔を見せてくださったり、
終了後にも質問に来てくださったりして、
研修講師として、うれしい限りです。

来週は最終回、
「応募書類と面接で自分の魅力を伝える自己PR」
です。

新入社員の成長ぶりに感動

2日間、新入社員のフォローアップ研修を担当しました。
4月以来、10ヶ月ぶりにお会いするみなさまは
大きく成長されていることが画面越しにも
十分にわかります。

私の研修では、一方的な講義は少なめにして、
参加者どうしで話し合ったりふりかえったりする
時間をたっぷりとります。

そうするとお互いに学びが深まって
・目標や計画は、曖昧では達成できない
・上司や先輩には配慮は必要、遠慮は不要
・自分から行動したほうが仕事が覚えられる
などなど、
頼もしいセリフが次々と飛び出して、
感動の連続でした。

2年めを迎える自覚も芽生えて、
今後のさらなる成長も楽しみになります。

お客さま先からのオンライン研修で、
広いお部屋に立派な環境を整えていただいて、
表情もよく見えますし、進行しやすかったです。
自宅にも、こんなスタジオ風のお部屋がほしいです。

教員向け研修で先生の愛を痛感する

師走に入った初日、
教育委員会さまで、部活動指導の教員向けに
体罰防止研修を担当しました。

前期は声かけの中で、ほめことばを扱った流れで
 関連記事:「生徒の元気を引き出すことばを一緒に考える」(2021.08.04)

後期は、「然るべき行動を引き出す叱り方」と題して
怒らない指導方法を扱いました。

ありそうな事例を用いてグループ検討していただくと、
私の想定をはるかに超えて、
怒りたくなる状況を未然に防ぐ日ごろの指導方法に
ついてのご意見がたくさん出たことに感動しました。

生徒思いで愛情深いからこそ怒りたくなることも
あるでしょうし、
日ごろから生徒たちをまとめようという高い意識を
お持ちなのだと痛感して、
私のほうが学ばせていただくことも多いです。

来年も担当させていただく予定なので、
最近は私も教員向けのオンラインセミナーを
たくさん受講していますが、さらに準備を重ねて、
よりお役に立てるように練り上げたいと思います。

評価は応援するためのもの

未来の先生フォーラム探求学習特別篇を
視聴しました。

京都市立堀川高校元校長の荒瀬克己先生の
基調講演で、
「評価は生徒を応援するため」ということばに
心が震えました。

生徒1人1人の強みを見つけ、
やりたいことを応援するために行うもの、
ということです。

今月も来月も、教育委員会で研修や講演をする
機会をいただいているので、
この視点を肝に銘じて登壇します。

それと同時に、
企業の上司部下の評価も同じことですよね。

ダメ出しではなく、
部下の能力を伸ばし、モチベーションを引き出して
部下も職場も成長していくために
評価や面談があると思えば、幸せに感じませんか?

きれいごと、と思われるかもしれませんが、
部課長さまとの1on1コーチングが多い時期なので、
本気でそう信じて、クライアントさんたちを
応援しようと思います。

テレワーク下での雑談の試みをご紹介

テレワークで1人でお仕事をする機会が増えて、
ちょっとした雑談の大切さが注目されていますが、
みなさんはどんな工夫をされていますか?

雑談は本来、出勤していれば、
始業前や休憩時間、すれ違ったとき、
興味のある話題が耳に入ったとき、などに
偶発的に生まれるものですが、
テレワークでは、
偶然顔を合わせるということがありません。

オンライン会議や朝礼、個別の相談の合間に
プライベートなことも聴いたり、
おしゃべり会のような時間を設けたり、
工夫をされている方も多いですが、
それでも改まった感じは拭えないようです。

ある部長さんに聞いた事例をご紹介します。

部下からのアイデアで、
「試しに2時間、オンラインで画面も音声もオンで
 つなぎっぱなしにして、自分の仕事をする」
という試みをされたそうです。

オンラインの画面の上に他のファイルを広げれば
つながっていることは気にならず、
・キーボードを打つ音や資料をめくる音などが
 耳に入ったり、
・画面を見て「何飲んでるの?おいしそう」と
 話しかけたり、
・「あー、あのファイルがない。どこだ~」と
 独り言をつぶやいたら誰かが答えてくれたり、
・電話のやりとりが聞こえて、
 「今の〇〇さん?何かあった?」と声をかけたり、
・お客さまとの日程調整中、
 「〇〇さーん、明日の〇時あいてますか?」と
 その場で調整できてお客さまに驚かれたり、
などなど、
孤独感を感じずに仕事がはかどったという声が
多かったそうです。

メンバーに好評だったので、
その後も時々実施されているそうです。

決してこのまま真似をすることを
おすすめしたいわけではありません。

この職場はもともと和気藹々とやりとりしながら
お仕事をしていたそうなので、
このやり方が合わない会社や職場、
抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。

大事なのは、
部下からの発案で職場に合うアイデアが出たこと、
上司がすぐに採用して実行してみたこと
だと思います。

私には浮かばない発想でしたし、
自分たちで見つけたアイデアを実行されたお話に
私はとっても感動してしまいました。

ぜひみなさまも、何ができるか、
遊び心満載でいろんなアイデアを出し合って、
職場にぴったりな方法を見つけてくださいね。