空気コピーの危険
売上アップや集客の経営相談を受けるとき、
チラシやWebなどの表現が抽象的で、
特徴を十分に説明できていないと指摘することが
結構あります。
「地域密着の」「地元のみなさまに愛される」
「お客さまの立場に立って」「お客さまに喜ばれる」
「当店こだわりの」「店長おすすめの」などの表現です。
使うな、とは言いません。
ただ、これだけでは大事な特徴が伝わらないのです。
具体的に何にこだわっていますか?
おもてなしの気持ちはどんなふうに行動で示しますか?
なぜそれを大事だと思うようになったのですか?
などと、掘り下げて質問し、
本当に伝えたいことを引き出します。
きれいな言葉でまとめようとすると、
背景や思いが省かれて、魅力まで削られてしまいます。
コンサルタントやコーチとしての私のお仕事は、
削除されたお宝を復元することなのかもしれません。
日経ビジネス12月3日号の「残念な商品」の法則にも
何も言わないのと同じ!という「空気コピー」の例が
掲載されています。
空気コピー、おもしろいネーミングですね。
お客さまと会社やお店をつなぐチラシやwebが
空気コピーにならないよう、
使う言葉に注意を払う必要がありますね。