ひとのわにっきBlog

カテゴリー:研修・講演

オンライン研修のテクニカルサポート

この2日間、
オンライン研修でテクニカルサポートを務めました。

中小企業診断士を情報部門で取得した私は
新しいITサービスや機材は大好きで、
Zoomも数年前から1対1のコーチングで使っていますし、
2月以降はお仕事でもたくさん使ってきましたが、
Zoomのテクニカルサポートがお仕事になるとは
思いもしませんでした。

確かに、メイン講師を務めながら、
次のブレイクアウトルームのメンバーの振り分けをして、
グループワークにも顔を出しながら、
回線が落ちてしまった方のケアをして……
というのは、せわしなくて、集中力が落ちてしまいます。

実際に私1人で講師も操作も担当するときには、
Zoom操作に気をとられることなく、
全体の雰囲気や参加者1人1人に目配りして、
研修の質を高めることに注力したいと思います。

だからこそ、
今回テクニカルサポートに専念してみると、
メイン講師のとき以上に神経が張りつめます。

参加者の方々のネット回線の環境はバラバラなので、
回線が落ちやすい方、
ブレイクアウトルームの移動に時間がかかる方、
操作にとまどう方など、
いろんなことが起こります。

そんなときに、すぐに対応できると、
お役に立つことができてよかったと、ほっとします。
こういう裏方のサポートのお仕事も、
私は好きだなぁと、今さらながら実感します。

どれだけ需要があるのかわかりませんが、
またテクニカルサポート業務もできたらいいなぁと
思います。

創業ゼミ卒業生訪問:「La Tortue」

14日に、昨年の堺商工会議所創業ゼミ卒業生の
洋菓子店「La Tortue」を訪問しました。

 La Tortue
  堺市美原区阿弥6-4-102 TEL:072-289-6000
  http://latortue-mihara.com/

まもなく11月1日に開業1周年を迎えられますが、
地元のお客さまに愛されてリピーターも多く、
評判を呼んで遠方からもお客さまが来られるそうです。

芸術作品のように美しくておいしそうなケーキが並び、
迷いに迷って、「紫いもモンブラン」を購入しました。

濃厚で風味豊かで本当においしかったです。

ブログを訪問当日に更新しなかった理由は……

創業ゼミ3日め、お金の話の講師を務めてくださった
永井俊二先生がもうすぐお誕生日なので、
昨年の卒業生のお菓子でお祝いしたら、
永井先生も今年の参加者も喜ばれるだろうと
サプライズをたくらんでいたのです。

ろうそくの代わりに、
年齢のプレートをつくってくださっていました。
人数分の焼き菓子の詰め合わせをお願いしていたので、
参加者全員にお裾分けしていただきました。

創業ゼミの卒業生でこういう企画ができること、
講師としてとっても幸せです。

動画配信「組織の中で自分らしさを活かして働くヒント」

会場開催の予定だったセミナーが動画配信されます。

中野区産業振興センター
「組織の中で自分らしさを活かして働くヒント」
https://nakano-sangyoushinkou.jp/event
  日時:10月24日~11月1日配信
  講師:ひとのわ 福住昌子

会社の方針を浸透させたい、
同じ方向を向いて働いてほしいなどのお悩み解消の
きっかけになればと思い、

組織開発やシステムコーチングの考え方を取り入れて、
社員ひとりひとりの個性や強みを活かしながら、
社員も会社も成長するためのヒントを、
ミニワークを取り入れながらお伝えしています。

この半年、集合研修が難しくなり、
会場からのオンライン、自宅からのオンライン、
会場開催とオンライン中継のハイブリッド形式など
さまざまなチャレンジをしてきましたが、
自宅での録画は初めてのチャレンジです。

近所の工事音、街宣車、救急車、インターフォンなど
物音が入るたびに撮り直し、8テイクめで完成しました。

苦労して撮影した分、大勢の方にご覧いただいて、
職場の人材育成やコミュニケーションに役立てて
いただければうれしいです。

先輩創業者から10年間の紆余曲折を聴く

堺商工会議所創業ゼミ2日めは、
事業コンセプトとマーケティングです。

なるべく横文字や堅苦しい理論を使わずに、
自分の事業の一番のお客さまは誰か、
お客さまは何を喜んでくださるのか、
身近な事例や楽しい演習を通して考えます。

午後のスタートは、
かつて同じ創業ゼミ(創業塾)に参加されていた
先輩創業者の体験談です。

今年は、10年前の2010年度創業塾卒業生の
YYラジコン倶楽部の難波裕文さんにお越しいただき、
10年間の紆余曲折を語っていただきました。

 YYラジコン倶楽部 http://yy-rcclub.com/
  堺市中区八田寺町481-9 2F
  Tel:072-284-9916 水曜定休

開業1年後に直面したこと、
拡張移転された数年後に直面したこと、
そして一昨年、さらに拡張移転されたところで
今年のコロナ禍の状況と、
10年経営されていると、
さまざまな予期せぬことが起こります。

開業以降も1-2年に一度はお目にかかっていて、
都度、乗り越えてこられたお話を聴いていたので、
このご時世で創業を考える今年の参加者の方々には、
難波さんのお話を聴いていただきたくて
実現してとてもうれしく思っています。

途中から思いついて、レコーディングを試みましたが
私にはグラフィックの才能はありません。
グラフィックファシリテーションができる方を
改めて尊敬します。

難波さんから経営者として心にとめてほしいことを
たっぷりうかがって、
優しいソフトな語り口ですが、そのことばの重みは、
今年の参加者のみなさまにもずっしりと響きます。

これで創業ゼミも折り返し地点。
徐々に現実の行動計画へと進めていきます。

<参加者募集>池田商工会議所創業スクール

今年も池田商工会議所創業スクールを担当します。

今の状況でどんな形で開催できそうか、
商工会議所の方が検討を重ねてくださって、
今年は定員を8名まで絞って、
土曜日の夜間に2時間半×8回で開催されます。

日時:10月31日-12月19日の毎週土曜日18:00-20:30
場所:池田市中央公民館、池田商工会議所
定員:8名
受講料:5,000円(税込)

ご案内とお申込は「こちら」からどうぞ。

昨年、一昨年の卒業生も夢を叶えて開業され、
ご活躍されています。
安全に配慮して、参加者どうしの交流を図りながら
易しく進めていきますので、お気軽にご参加ください。

堺創業ゼミ初日から活発に意見交換

堺商工会議所創業ゼミ、初日の幕が開きました。

例年、私が運営する創業ゼミの最大の特徴は、
参加者どうしが席替えをしながら対話を重ね、
意見を出し合ってアイデアを磨き合うスタイルで、
自分が主役となって創業マインドを養うこと、
開業後も支え合えるつながりをつくることを
大事にしています。

この進め方を、今年の状況下でも踏襲できるよう、
どうすれば安心してご参加いただけるのか、
事務局の方々が工夫と準備をしてくださいました。

アクリル板を運んで机の間に設置し、
席替えの前には机とアクリル板を消毒して回り、
マイクは回さずスタッフがしゃがんで差し出して、と
動き回っていただいたおかげで、

初日の午前中、自己紹介直後の最初の休憩時間から、
例年以上に会話が飛び交い、
午後のアイデアディスカッションも盛り上がりました。

学生さんから定年後まで年齢層も幅広く、
事業内容もバラエティに富み、
自分ごとのように一生懸命アイデアを出し合って、
想像もしなかったような発想に本気で耳を傾けて、
どんどんアイデアが膨らんでいきます。

来週は顧客の視点でさらにアイデアを磨いて、
その翌週の資金や収支、最終週のビジネスプラン発表へ
私も1ヶ月全力でサポートします。

<参加者募集>堺商工会議所創業ゼミ

今年の堺商工会議所創業ゼミは、
例年のお盆明けから時期を遅らせて、
10月の土曜日4週連続で開催する予定です。

日時:10月3日、10日、17日、24日10:00-1700
会場:堺商工会議所
受講料:4,400円(税込)
講師:永井俊二、福住昌子

ご案内は、「こちら」(pdfファイル)です。

創業に関する基礎知識を学び、
自分がやりたい事業の計画を立てるだけでなく、
同じ時期に創業を志す仲間とつながり、
自分の夢を語り、仲間の夢を聴いて、膨らませ合い、
ゼミ終了後も開業後もずっとつきあえる仲間と出会う
人生の転機なる大事な4日間です。

毎年仲間と刺激し合って大勢の創業者を輩出し、
先輩方ともつながってお取引や協力も生まれている、
実践的で楽しい講座です。

一緒に創業に向かって大きな一歩を踏み出しましょう。

毎年大人気の先輩創業者の体験談のコーナーでは、
開業約10年、「YYラジコン倶楽部」の難波裕文さんを
お迎えします。

 YYラジコン倶楽部 http://yy-rcclub.com/
  堺市中区八田寺町481-9 2F
  Tel:072-284-9916 水曜定休

 関連記事:「創業ゼミ卒業生紹介:YYラジコン倶楽部」(2020.08.25)

今年のコロナ禍だけでなく、数々の想定外の出来事を
知恵と工夫で乗り越えてこられたお話を、
あたたかい笑顔で聴かせていただけると思います。

4日間、ソーシャルディスタンスや消毒など、
考える限りの対策をとって、会場開催の予定です。
お申込みとご案内は、
こちら」(pdfファイル)をご覧ください。

世の中の流れや動きが変わった今だからこそ、
本当にやりたいこと、これからの働き方を
ぜひ仲間と一緒に考えましょう。

SDGsを易しく解説する

貧困や飢餓、安全な水の問題、と聞くと、
日本にはあまり関係がなさそう、と思いませんか?

私が2018年に初めてSDGsを学んだとき、
私も正直、そんなふうに思っていました。

日本の子どもの貧困率は13.9%(7人に1人)、
家庭からの食品廃棄は1年に1人51kg、など、
最新の平成27年調査などのデータを見るたびに、
はっとさせられます。

茨木商工会議所女性会さまで
「SDGsって何だろう?」と題して、
胸にSDGsバッジをつけて、
SDGsのポイントを易しくお話ししてきました。

お打ち合わせのときに、
「子どもにもわかるように」
「興味がないスタッフやお友達にも説明できるように」
というご依頼をいただいて、
「誰ひとり取り残さない」というSDGsの基本理念にも
通じると感じました。

わかりやすく伝えることは私の得意領域です。
誰ひとり「わからない」「むずかしい」と感じないよう、
どこに興味をもっていただけるか、
どこまで噛み砕けるか、知恵を絞って準備しました。

そこで、冒頭に書いたように、
女性経営者が興味がありそうなジェンダーや産業の問題、
生活や地域に関する問題を、
意外な数字を例に出して、え~!と驚きながら、
身近な問題、自分ごととしてとらえていただきました。

時節柄、グループワークは避けましたが、
私からの問いかけに反応を返してくださる方が多く、
笑顔や笑い声に包まれながら進行することができて、
ほっとしています。

伝える私もそうですが、
できていないことに目を向けると、いっぱいあります。
同時に、SDGsを知る前から、
私たちは、事業や生活を通して、世界や未来のために
できていること、やっていることもいっぱいあります。

私が強調したのは、
ひとりひとりが無理なくできる小さな一歩、
自社や自分が得意な領域で貢献できることを、
「こんなことに取り組んでいますよ」と
胸を張って続けていくことが、
実は大きな貢献で、大事な活動だということ。

達成しているからそれ以上やらなくていいのではなく、
できていることを続けること、
できていることをもっと極めることは、
得意な人にとってはモチベーションもあがりますし
他の人には難しいことかもしれません。

自分ができることを引き受ける、お互いに協力する、
女性経営者さんが集まる商工会議所の女性会には、
元々そのような精神があると思うので、
SDGsを知って、さらにどんな活動が広がっていくのか
とっても楽しみです。

応対1つで信頼を失うリスク

ビジネスマナー研修で、
何にでも「~のほう」とつけるといい加減な印象を
与えてしまいますよ、とお伝えしています。

それを実体験で経験しました。

保健所「のほう」から電話がかかってきたのです。

10日前に利用した施設でPCRの陽性反応者が出て、
健康状態の確認をしていると言われ、
氏名の漢字表記や生年月日などを聞かれましたが、
「のほう」の一言で、
本当に保健所かな、
個人情報を話して大丈夫かな、と不安になります。

着信した電話番号を検索して、
確かに保健所の番号ということはわかりましたが、
その後のやりとりも不信感が募ります。

私はスマホに追跡アプリは入れていないので、
・なぜ私の携帯番号を知っているのか、
・どこから情報を得たのか、などを確認すると、

「リストをもらって、朝から順番にかけているだけ」
「情報の出所は答えられない」と、
○○詐欺のかけ子かと疑いたくなるような答え方です。

体温は「測っていない」と答えているのに、
「何時ごろに測りましたか?」
「37.5度未満ですか?」と噛み合いません。
質問リストを順に読み上げているだけなのでしょう。

私は検査を受けるつもりはありませんでしたが、
万が一、誰かに迷惑をかけることは避けたいので、

・私は濃厚接触者に該当するのか
・現時点で私に行動制限があるのか
・今日までに私が会った人に連絡する必要はあるのか
などの質問にも、
「私は本当は別の職場で、応援に駆り出されていて」と
見当違いの答えしか返ってきません。

さらに、検査の説明として、
・検査待ちの方が多く、いつになるかわからないこと
・結果はそこから数日かかること
などが説明され、
わざわざ電話をかけてきた目的さえわからなくなります。

決して、この方個人を責めるつもりはなく、
大変な状況なのは想像できます。
人海戦術で、人をかき集めているのでしょう。

だからといって、ある程度電話応対ができる方を選ぶか、
半日でも応対研修をしてから職務についてもらわないと、
応対1つで信頼を失うのはもったいないです。

企業でも、イベントやトラブルの対応などで、
同じようなことが起こるかもしれません。
応対研修、いつでもご用命ください!

念のため、私の体調には何の問題もありませんので、
最近お会いした方も、これからお会いする方も、
どうぞご安心くださいませ。

画面オフ音声オフでプレゼンテーション研修

画面オフ音声オフのオンラインで、
「伝える力」をどのように磨くことができるのか?

ここ数ヶ月、私はこの問いと向き合い続けました。

通信制大学の「伝える力を磨く」のスクーリングで、
参加者のPC環境による不公平感が出ないように
画面オフ音声オフという条件で、
2日間オンラインで講義を担当しました。

伝えたいことが相手に伝わるかどうかは、
話す内容以上に表情や身振り手振りなどの伝え方が
大事だと力説しておきながら、
参加者のプレゼンテーションの様子を見ることなく、
大学の通信課程のスクーリング科目として、
「伝える力」の成績をつけないといけないのです。

良いパターンも悪いパターンも私が画面越しに
デモンストレーションをしてみたり、
画面の向こうで各自でミニ演習を重ねてもらったり、
常にチャット欄で感想や質問を受け付けたり、
一方通行にならないように、
考えられる限りの工夫をこらしました。

他の人のプレゼンテーションから学ぶことや
自分の話し方にフィードバックができないことは
カバーしきれませんが、
話すことへの苦手意識が少し薄くなったとか、
練習を重ねるごとに上達したことを実感できたとか、
うれしい感想をいただけて、ほっとしました。

2日間とも、最後の30分は。
チャット欄でフリートークの質疑応答タイムですが、
上司や部下とのコミュニケーション、就職試験、
夫婦や親子での話し方、認知症の方への伝え方、
癖が強い相手とのかかわり方など、
質問というより、よろず相談が途切れることなく続き、
読み上げては瞬時に答える力を試されるような、
わくわく感とスリルを味わいました。

やはり、参加者のみなさまも、
本当は直接話したい、聴いてほしかったのでしょうね。

ベストな状態とは言えないもどかしさは残りますが、
制約があるからできないと止めてしまうのではなく、
私も、できることを全部やり切る大切さを学びました。