ひとのわにっきBlog

カテゴリー:経営・マネジメント

<参加者募集>堺商工会議所創業ゼミ

今年も堺商工会議所創業ゼミを担当します。

毎年、自分で創業したい方どうしで和気あいあいと
個人ワークやグループでの対話を重ねながら、
自分ならではのビジネスプランを練り上げていく
楽しく学べる講座です。

日時:9/25、10/2、10/9、10/16(土)10:00-17:00
場所:堺商工会議所
講師:中小企業診断士 福住昌子、永井俊二
定員:30名
費用:4,400円(税込)

詳細のご案内は、http://sakaicci.or.jp/wp/wp-content/uploads/sogyo2021.pdf
お申し込みは、http://www.sakaicci.or.jp/entry2121.html

先輩創業者の体験談には、
2016年の創業ゼミに参加され、
2018年に堺東で紅茶専門店「Cocah Bar」を開業された
藤岡彰さんに貴重なお話を聴かせていただきます。
 関連記事:創業ゼミ卒業生訪問:紅茶専門店「Cocha Bar」(2020.10.19)

創業までの道のりで、
一緒に考えたり応援しあえたりする仲間ができ、
私たち講師や商工会議所も全力で応援しますので、

これから何か始めたいと考え始めたばかりの方も、
まもなく開業しようとされている方も、
ぜひぜひ、創業ゼミにご参加ください。

楽しく学べる準備を整えて、お待ちしています。

介護離職を防ぐには

介護休暇を充実させたら、介護離職は減りますか?

先日受講したオンラインセミナーで、
従業員の介護離職を防ぐ施策は、
介護休暇を手厚くすることではないと聞いて、
目からウロコが落ちました。

頻繁に半日や終日の休暇がとれるように、
長期休暇をとれるように、
実家に帰って介護に専念できるように、というと
手厚い制度のように思えますが、

実は、
家にこもって自力で介護せざるをえなくなり、
介護者の孤立を深めてしまう、
というのがその説明でした。

言われてみると、確かに、なるほど、と思いますが
私には盲点でした。

では、どうすればよいのでしょう。

それは、
どのような支援策が利用できるのか、
どこでどのような手続きや申請ができるのか
情報提供し、サポートを受けられる支援をすること
なのだそうです。

思い返すと、父の介護が必要だったとき、
経験者がいろんなことを教えてくれたり、
ネットで調べるといろんな情報が出てきますが、
ケアマネジャーさんに相談しても通じなかったり、
市や病院に相談しても言うことがバラバラだったり、
何が正しいのか、
どうすればよいのか、
右往左往することばかりで、疲弊しました。

そのプロセスを助けてもらえるだけでも、
精神的にかなり楽になると思います。

もしかすると、
大企業の人事や総務、労務のプロの部門の方には
当たり前のことなのかもしれません。
でも、私が関わることが多い中小企業では
まだまだ知らない方も多いので、
私は労務は専門ではありませんが、
こういうこともお伝えしていきたいです。

「グラフィックファシリテーションの教科書」

グラフィックファシリテーションって、
聞いたことがありますか?
見たことがありますか?

以前、NHKの「週刊ニュース深読み」でも
絵を描いていた、尊敬する友人の山田夏子さんが
「グラフィックファシリテーションの教科書」を
出版されました。

 「グラフィックファシリテーションの教科書」
  山田夏子 かんき出版

山田夏子さん(なっちゃん)と私は、
10年以上前にリーダーシップの学びをご一緒した
お仲間です。
私は当時からなっちゃんの絵が大好きで、
目の前で描かれるプロセスを観ているのが大好きで、
絵本のようなこの本をめくっていくのが楽しくて、
わくわく感がとまりません。

3年前になっちゃんの講座を受けたとき、
議題や発言をイラストを使って記録していく
グラフィックファシリテーションは目的が違い、
「絵がファシリテーションをするんです」
「絵が状況を明らかにするんです」という
なっちゃんのことばが印象に残っています。

話し合いが停滞しても、
反発や対立が起こっても、
愚痴や不満が炸裂しても、
その雰囲気をそのまま描くことによって、
絵を見た参加者たちが、
その場で起こっていることに気づいていきます。

国や会社が難しい議論をするときこそ、
なっちゃんのあたたかい人柄がそのままあらわれて
場のエネルギーをそのまま受け取って描いてくれる
グラフィックファシリテーションを入れてくれたら
お互いに尊重しあいながら納得できる話し合いが
できるのでは?と思います。

ビジネスの世界にどっぷりつかっている人たちに
この本を手に取ってほしいです。

「君が代」から背景を知る大切さを学ぶ

「きみがよ」は愛の歌だとご存じですか?

お知り合いが出版に関わられた絵本
「ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅」の
出版記念イベントをオンラインで視聴して、

「わがきみは ちよにやちよに……」と
古今和歌集に詠まれたラブレターで
わがきみ(愛しい人)の長寿を願った和歌から
とられていることを知りました。

今まで私は、君が代は歌詞が難しくて覚えられず、
行政機関の式典などで国歌斉唱があっても、
最初のワンフレーズしか歌えませんでした。

この絵本に触れて、
大切な人を想う愛の歌を国歌にするなんて、
なんてステキなことでしょう、と
この歌に対するイメージが一変しました。

君が代に限らず、
よく知らずに勝手な思い込みをするのではなく、
背景を知ることは大切だなぁと改めて感じます。

絵本はどのページも美しい絵で彩られ、
歌詞は美しい書で綴られ、
丁寧に翻訳された英語と対比されているので、
日本の方はもちろん、海外の方にもぜひお手にとって
美しい世界に触れてほしいなぁと思います。
プレゼントにもよさそうですね。

オリンピックの是非はさておき、
この歌を耳にする機会は多いかもしれないので、
日本にも、世界にも、地球にも、身近な人にも、
「わがきみ」に思いを込めて耳を傾けようと思います。

上半期のお礼まいり

大阪にある住吉大社には、
毎月「初」の「辰」の日に
商売の神様の4つのお社にお詣りをする
「初辰まいり」という習慣があります。

商売「発達」との語呂合わせですが、
大勢の経営者さんがお詣りに行くので、
集合パワーでありがたい気持ちになります。

私も5年前2016年1月に、先輩経営者さんに
連れて行っていただいてから、
父の四十九日の間や1回めの緊急事態宣言中に
お社が閉鎖された数ヶ月を除いて、
毎月欠かさずお詣りに行っています。

屋号と名前を入れた幟も奉納しています。

お詣りした後、小さな「招福猫」を授かって、
これを4年間48体集めると、
四十八=始終発達と言われて、
中サイズの猫と交換することができます。
私は今月で63体集まっていますが、
小さな猫のほうがかわいいので、
交換せずにそのまま飾っています。

春以降、オンライン研修も集合研修も増え、
企業さまからのコーチングのご依頼も増えて、
商売の神様のご利益に感謝する日々なので、

今朝も、オンライン研修の前に早起きして、
小雨の中をお詣りして、
上半期、ひとのわの商売発達、商売繁昌を
見守っていただいたお礼を伝えてきました。

下半期も、おかげさまで年内のスケジュールは
かなり埋まってきているので、
元気に商売発達、商売繁昌できるよう、
招福猫ちゃんたちに見守られながらがんばります。

起業熱がV字回復

日本経済新聞のトップ記事に、
「起業熱 世界でV字回復
 地方が主役、コロナで変貌」と書かれています。

日本では、コロナ初期から起業が増えているそうです。
脱大都市で、東京では減っているそうですが、
大阪府も大阪以外の近畿も増えています。

今年も、堺商工会議所で10月ごろに創業ゼミ、
池田商工会議所では、秋ごろに女性向け創業イベントと
年明けに創業スクールを担当する予定です。

生活様式やニーズ、環境などが変わり、
思い切ったチャレンジをされる方や
今までにないアイデアをカタチにされる方と
出会えるでしょうか。

大好きなお仕事の1つですが、今年も楽しみです。
詳細が決まれば、ブログやSNSで告知しますので、
ぜひお楽しみに!

スピード対応と信頼度

「よくないことほど早く報告しなさい」と
言われたことはありませんか?

私も新入社員研修ではよくお伝えしていますが、
それを実感するできごとがありました。

8月の出張で前泊する予定の日の午後に
オンラインセミナーのご依頼が入ったので、
ホテルに早めにチェックインして引き受けようと思い、
予約したホテルに問い合わせの電話をしました。

すると、なんと、
そのホテルは数か月前から感染者の受入先になり、
8月も一般客は宿泊できないと言われました。

それなら、もっと早く知らせてほしかった~と
とっても残念な気持ちになりました。

偶然問い合わせをしなければ、
私はいつまで知らないまま過ごしていたのかと
ヒヤッとします。
利用直前になれば、ホテル探しは大変になります。

出張中、夜にコーチングの予定もあったので、
お部屋で快適に過ごしたくて
そのエリアでは評判のいいシティホテルを
選んでいただけに、
驚きとガッカリ感が大きかったです。

感染者の受入対応は大変なことでしょうし、
予約者1人1人に電話やメールをするのは
かなり手間はかかるかもしれませんが、
わかった時点ですぐにできることをしなければ、
企業の信用はガタ落ちになってしまいます。

自分の身に照らして、
忙しくても、突発的なことが起こっても、
今できることをしなければと思うできごとでした。

日経新聞夕刊にコーチングの記事

日経新聞夕刊に
コーチングで自分に「気づき」 というタイトルで
コーチングが大きく掲載されています。

ビジネスマンだけでなく、
学生さんや主婦層にも広がっているという記事です。

  有料会員向けリンクですが、記事は「こちら

私はビジネス系が中心ですが、
学生さんから体験コーチングのお申込みがあったり、
育休中や時短勤務中のクライアントさんが増えたり、
企業契約で新入社員さんや若手社員さんを対象に
コーチングを担当したりする機会が増えています。

世代や環境が異なる方々のお話に耳を傾けることは
コーチの私にとっても刺激的で、
視点や発想が広がる機会をいただいています。

自分のこれからの生き方や働き方を考えたいときに、
コーチングが選択肢に入るようになってきたのかと、
コーチングの比較的初期から仕事にしている私には
とても感慨深いです。

クロネコさんの気配り

「12月14日指定のお荷物があるのですが、
 クール便で食品と書かれていますし、
 お届けしてもいいですか?」

22時前にクロネコさんからお電話があり、
営業時間をとっくに過ぎているのに、
すぐに配達してくださいました。

確かに伝票には「12月」って。

荷物を整理していて、気づいてくださったそうです。
クロネコさん、すばらしい。

指示通りの作業ではなく、
日付がおかしいと気づいて、
クール便、食品という情報から考えをめぐらせて、
一刻も早いほうがいいと判断してくださいました。

プロのお仕事、プロの判断に感動します。

予定では、明日明後日、中小企業診断士の仲間と
毎年恒例の合宿に行くはずでしたが、
オンラインに変更になり、
宿泊する予定だった淡路島の特産物セットを
応援の気持ちを込めて取り寄せていたのです。

明日の夜は、この中のものを食べながら、
懇親を深めるつもりだったので、
12月まで保管されていたら、台無しでした。

ご当地カレーも入っていたので、
明日の夜は、たこカレーにしようと思います。

クロネコさんの気配りに感謝します。

ビジネス街で誰も入らないお店

東京のビジネス街のお昼過ぎ、
周りのお店はどこも列ができていたのに、
1軒だけ誰も入っていないカフェを見つけました。

誰も入らないのは、なぜだと思いますか?

おしゃれなランチメニューはいくつか選べますし、
価格も極端に高いわけではありません。
まずいの?と思いましたが、
運ばれてきたお料理はとてもおいしかったです。

流行らない理由は、おそらく接客でしょう。
接客業とは思えないことばづかいや態度、
想像を絶するほどぶっきらぼうな応対でした。

お客さまの反応は正直です。
お料理が手ごろでおいしくても、
イヤな気分になってしまうとお仕事も台無しなので、
ビジネスランチには向かないでしょう。

接客やコミュニケーションを伝える仕事柄、
研修でお話する事例にも私の学びにもなるので、
残念な経験も貴重です。

広い店内に3人で貸切状態だったおかげで、
久しぶりに、ゆっくり話しながら食事ができる幸せも
味わうことができました。