ひとのわにっきBlog

コーチングの名言:「親父の小言と冷酒は後で効く」

「親父の小言と冷酒は後で効く」

誰もが知る大企業の管理職の方が
コーチング中におっしゃったことばです

調べてみると
冷や酒がしばらくたってから酔いが回るように
親の意見や忠告はその場では聞き流されても
後になってそのありがたみがわかるようになる
ことを例えた表現だそうです

コーチングには厳格な守秘義務があるために
具体的な内容は公開できませんが、
クライアントさま固有の内容を省いて
一般化した形で事例紹介します

この日のコーチングのトピックは
どんなに簡単な作業でもミスや抜けモレが多く
丁寧にゆっくり指摘して直してもらっても
あれこれ手を尽くして対策を練っても
一向に直らない部下への関わり方でした

「上司や同僚からは
 指導して嫌われたり
 ハラスメントと言われたりするよりも、
 黙って引き取るほうが評価に傷がつかないよ
 とアドバイスされるのですが……」
と迷いが生じていました

「そうしたいですか?」
「いや……」
「どんな上司でいたいですか?」

ゆっくりじっくり考えていただいて
自分がめざす上司像を描いたあと、
「親父の小言と冷酒は後で効く」
冒頭のセリフが出てきました

「よし!これでいい!これでいく!」

スタイリッシュな風貌をお持ちの
イマドキの愛すべき"親父"が
ご自分の道のセンターに堂々と立って
まっすぐに歩いていく姿が目に浮かんで、
コーチの私もにやにやが止まりませんでした

こんな上司の下で働いてみたくなります

親父の小言と冷酒は後で効く
私にも忘れられない言葉になりそうです