ひとのわにっきBlog

モチベーション曲線で価値観を探る

モチベーション曲線を描いたことがありますか?

やる気グラフ、人生曲線、ライフラインなど
他にもいろんな呼び方をされています。
横軸に年齢をとり、
モチベーションの高低を描いていくものです。

どうする?働かないおじさん

という、身も蓋もないタイトルがついた
日経ビジネス2020.03.16号でも紹介されています。

「働かないおじさん」かどうかはわかりませんが、
企業研修でも、40代、50代の節目になると、
セカンドキャリアを考えよう、
退職後の新しい生き方を考えよう、と
キャリア研修を設けられます。

その中でも、この曲線を扱うことが多いですし、
若手やリーダー層の研修でも、
成長を振り返るとき、
モチベーションの源を探るとき、などに用います。
コーチングの新しいクライアントさんとの
オリエンテーションで描いてもらうこともあります。

描くことが目的ではなく、
どう読み取るか、振り返りがポイントです。

高いときのできごとを話しながら、
自分はどんなときにモチベーションが高まるのか、
共通するキーワードは何か、

低いときのできごとを見て、
どんなことがあるとモチベーションが下がるのか、
何が損なわれると意気消沈するのか、
大事にしている価値観を探っていきます。

モチベーションが上下するきっかけは、
外からの環境やできごとの影響かもしれませんが、
同じことに直面しても影響を受けない人もいます。

つまり、影響を受けるのは自分らしさの表れです。
なので、このグラフを書いて振り返ってみることで、
自分の価値観やモチベーションの源がわかります。

それがわかれば、
気が進まないことに取り組まないといけないとき、
失敗して落ち込んだとき、
なんとなく気分が乗らないとき、などに、
ちょっとしたうれしいことを見つけて、
自分のやる気スイッチを押すことができます。

在宅勤務などで少し時間ができた方も、
年度末で面談を控えた方も、
前に書いたことがある方も、
モチベーション曲線を描いてみませんか?

思わぬ自分の取扱説明書が見つかるかもしれません。