ひとのわにっきBlog

カテゴリー:創業支援

G20をビジネスに活かす事例を発見

G20の流れをとらえて、
ビジネスに結びつけた例を見かけました。

コインロッカーが封鎖されている駅の近くで、
独自に荷物を預かるサービスを行っているのです。

人通りが多い通路に
英語や中国語で書かれたプレートを持っている方が
立っていて、
「荷物預かり 800円。」と書かれているようです。

そこに目をつけたのか、と感心してしまいました。

しばらく近くで観察してみると、
近くのお店か会社の倉庫スペースを空けて、
そこで荷物を預かっているようです。

800円?高い、と思っても、
大きなスーツケースを持って観光するのは不便なので、
ありがたいと思って利用するでしょう。

わずか数日間の商機ですが、
観光客の方には喜ばれ、
空きスペースで収益を得られます。

通行止めで道が通れない、宅配物を時間指定で送れない、
スーパーに生鮮品が入らない・・などと
不便や不満を口にしている人が大半の中で、
そこからビジネスをつくる人もいらっしゃるのですね。
ぼーっと生きていたら、いけませんね(^^)

担当している創業塾や創業スクールでも、
「不」(不便、不満、不快、不安)の中から
ビジネスのタネを見つけることもできますよ、と
説明していますが、
まさしくこの事例だなぁと思いました。

そこで早速、私も自分の仕事に活かそうと、
昨日の池田商工会議所の創業スクール2日めの
オープニングトークで「つかみ」に話しました。

池田商工会議所創業スクールで一番来てほしい顧客を想定する

池田商工会議所創業スクール2日めは、
ビジネスのタネを事業の形にしていくために
事業コンセプトやマーケティングについて考えます。

連続講座の中でも私が一番大事だと思う項目です。

「誰に」「何を」「どのように」提供して
喜んでお金を支払っていただくのか、
グループで楽しく考える演習を用意して、
一番喜んでもらいたいお客さまを想定することの
大切さを実感していただきます。

初日にすっかり仲良くなられたみなさまは
グループディスカッションでも自由なアイデアが出て、
ご自分の事業のお客さまにも思いを膨らませることが
できたようです。
休憩時間や終了後にも、
数名の方が、考えたことを話しに来てくださいました。

こんなとき、講師としての喜びを感じます。

次回は、事業を継続していくための利益について
わかりやすく楽しく学んでいただけるよう、
私も頭から湯気が出るくらい、工夫して準備します。

池田商工会議所創業スクールでビジネスアイデアを磨く

今年の池田商工会議所創業スクールが始まりました。
お顔合わせの初日は、毎年スクールを担当していても、
どんな方が来られるのかドキドキしながらお迎えします。

初日は、経営者としての覚悟を固め、
ビジネスのアイデアをグループの中で話して磨きます。

創業への意欲が高いみなさまが前向きに話し合うと、
あちこちで実りのある会話が展開し、
アイデアがどんどん具体化していきます。

みなさまのやりたいことをたっぷりお聴きしたので、
事業コンセプトやマーケティングを扱う第2回めは、
より具体的に事業のヒントになるように、
講義内容をアレンジして臨みます。

3ヶ月間、講師の私もチャレンジが続きます。

<お知らせ>はちまん創業塾

今年も、近江八幡商工会議所・安土町商工会の
「はちまん創業塾」を担当します。

日程:7/7、7/21、8/4、8/18、8/25、9/8
時間:13:00-17:00

地域によって創業事業や参加者どうしの雰囲気に
特色がみられるので、
どんなお話をしようかと、わくわくしています。

一昨年担当したときの卒業生お2人が 
先輩創業者として体験談を語ってくださるのが
とても楽しみです。

ご案内とお申し込みは、「こちら」までお願いします。

ご参加をお待ちしています。

<お知らせ>堺商工会議所創業ゼミ

今夏も、堺商工会議所創業ゼミを担当します。
今年は、交代で経営相談窓口を担当しているお仲間の
永井俊二さんと一緒に講師を務めます。

講座中は、参加者どうしで一緒に話し、一緒に考えて、
創業に必要な知識を楽しみながら身につけて
卒業後も、仲間とつながって刺激しあったり、
担当講師がいる相談窓口に個別相談したりでき、
創業までがっちりサポートします。

日時:8月24日、31日、9月7日、14日 10:00-17:00
場所:堺商工会議所
講師:中小企業診断士 福住昌子
   中小企業診断士 永井俊二

詳しい内容やお申し込みは、
http://www.sakaicci.or.jp/sougyou/20190824.31.0907.pdf

ご参加をお待ちしています。

70歳雇用の努力義務と起業支援

日本経済新聞朝刊のトップ記事は
70歳雇用、企業に努力義務

現行法では、希望者は65歳まで雇用義務があり、
法改正されると、70歳までの希望者への努力義務として、
再就職支援、独立や起業支援などが挙げられています。

経営者にとっては、
社内や他社への再就職支援は経験があっても、
独立支援や起業支援は未知の世界ではないでしょうか。

私は中小企業診断士として、
商工会議所などで創業相談、創業塾などの講座を
長年担当しています。
事業を立ち上げ、形にして、継続していくには、
資金面以外にもさまざまな課題があるので、
各企業内で社員の独立や起業支援を行うのは、
あまり現実的ではないように感じます。

65歳になって初めて考えるのではなく、
もっと早い年齢で、
これまで培った知識や経験、希望する働き方をふまえて、
キャリア研修の一環として、
外部講師を招いた独立や起業の研修を取り入れたり、
商工会議所などが開催する創業塾への参加支援も
視野に入れる必要が出てくるかもしれません。

どんな形で社員の雇用を考えていくのか、
早めに想定しておかれることをおすすめします。

<お知らせ>池田商工会議所創業スクール

今年度も池田商工会議所創業スクールを担当します。
  https://www.ikedacci.or.jp/seminar30

日程:6/15(土)、6/29(土)、7/27(土)、
   8/17(土)、8/31(土)、9/21(土)
時間:13:30-16:30
場所:池田商工会議所

楽しく演習やディスカッションを行いながら、
自分がやりたいこと、叶えたい夢を形にするために、
ビジネスプランを練っていきます。

少人数制でお互い仲良くなって、
開業までの道のりも開業後も、
切磋琢磨して一生つきあえる経営者仲間ができます。

自分で事業をすることに少しでも興味をお持ちの方は、
ぜひ一緒に学び合いましょう。

詳しい内容やお申し込みは、「こちら」からどうぞ。

5月25日(土)には、
昨年の創業スクール卒業生の
ヨネマル商事株式会社 米谷まどかさんがお話しされる
創業プレセミナーも開かれます。
こちらも、ぜひご参加ください。

創業ゼミ卒業生訪問:日本料理店「鯛はな」

2016年に堺商工会議所創業ゼミにご夫婦で参加された
花島宏さん、ちかよさんの日本料理店「鯛はな」で
おいしい懐石料理をいただきました。

 鯛はな
  大阪市中央区瓦町4-4-14 日宝ニュー本町ビル2階
  TEL:050-5595-9793(完全予約制) 日曜定休
  https://tabelog.com/osaka/A2701/A270106/27105741/

大阪有数の名店で修業され、日本料理一筋30年以上の
オーナーの花島宏さんが腕をふるわれるお料理は
どれも見た目も味も美しく繊細で、
目も舌もおなかも幸せで満たされます。

奥さまは常に優しい笑顔で、気さくに話してくださって、
おもてなしも心地いいお店です。

名物の鯛めしは、
オーナー自ら目の前で取り分けてくださって、
あまりのおいしさに、おなかはいっぱいだったのに、
おかわりまで楽しみました。

完全予約制で、
大事なお客さまのおもてなしや歓送迎会、
少人数でゆっくりお食事を楽しみたいときなどに
おすすめです。

移転オープンした「YYラジコン倶楽部」を訪問

2010年堺商工会議所創業ゼミ卒業生の難波裕文さんの
「YYラジコン倶楽部」が日本橋から堺に移転されたので、
商工会議所の課長さんに同乗させていただいて、
訪問してきました。

 YYラジコン倶楽部
  堺市中区八田寺町481-9 2F
  https://yy-rcclub.com/


サーキットも2面になって、
ラジコンファンのお客さまがますます便利に楽しめる
お店になっています。

開業から約8年、着実に事業を拡大されて、
頼もしい経営者さんになられてお会いできるのは、
創業支援の喜びの1つです。

これからさらにファンが増えて、発展されますように。

年収の壁と創業支援

女性の創業支援をしていると、
「ご主人の扶養の範囲内で」などと収入の上限を
気にする方がいらっしゃいます。

創業支援を始めたころは、
せっかく自分で事業を起こすのだから、と
大きくチャレンジすることを提案していましたが、
今では、フリマアプリや週末のマルシェなどに
不定期に出品や出展される方も増えてきたので、
自分らしい働き方も得たい収入も自分で決めて、
そのゴールに向かって計画を進めていけるよう、
私の考えも変化してきました。

3月9日付の日本経済新聞プラス1に
「複雑化する年収の壁」と題して、
税金や社会保険料と収入との関係がまとめられています。

創業ゼミや創業スクールを担当していると、
「平日、子どもが学校に行っている時間帯だけ」
「月5-6万円まで」と強く主張されていた方に限って、
実際にビジネスプランを立ててみたり、
店舗を見に行って理想的な物件を見つけたりすると、
一気にテンションが上がって、
スタッフを雇い、長時間営業している方も多いので、
当初のプチ起業のご希望を頭の片隅に入れつつも、
理想的な形を一緒に探り、伴走します。