ひとのわにっきBlog

カテゴリー:コミュニケーション

正解のない対話で多様性を学ぶ

唯一の正解がないテーマで対話を進めると、
年齢や知識、経験に関わらず、
自由に考えをふくらませ、深めることができます。

組織開発や人材育成に携わっているメンバーで、
大きなクリスマスツリーやショップの準備が進む
ビルの一室で、そんな対話会を持ちました。

参加者の1人から出た
「前向きの前ってどっち?」という問いかけに、
テーブルを囲んで座っていた私たちは、
文字通り「前」はバラバラなことに気づき、
会社で、社会で、
さまざまな立場や価値観の人たちにとって
いかに自分の思い込みで発言しているか、
いかに相手に伝わっていないか、考えさせられます。

参加者1人1人がそれぞれの状況や立場に合わせて、
考えを深めて、ヒントを持ち帰ることができます。

難しい理論や説明、分析をしなくても、
ダイバーシティを身近なものとして実感できます。

企業研修を提案するときには、
正解がない話し合いや、結論を統一しないまとめ方は
効果が目に見えにくいので、
なかなか採用してもらえないジレンマがありますが、
違いに気づき、自分の行動を見直すには効果的なので、
プログラムの中に取り入れる方法を、
私も模索しようと思います。

真摯なフィードバックで成長を図る

よいところも悪いところも、
真摯にフィードバックをしてくれる上司や仲間を
持っていますか?

人が成長する要素には、
内省と、信頼できる人からのフィードバックが
大きく影響すると言われます。

私は個人事業主で、上司や同僚はいませんが、
ここ数ヶ月、信頼できる仲間とチームを組んで
あるプロジェクトに携わっています。
昨日は、私が研修講師を務めた後、
このプロジェクトを企画してくれた長年の仲間と
食事をとりながら、
私の構成や進行、伝え方などについて、
感じたことを率直に聴かせてもらいました。

他者から見たよいところは自信を持って、
改善できるところは次回に工夫をこらして、
一緒によりよいものを創り上げていくことに
大きな喜びを感じます。

接客コミュニケーション研修で察する力を磨く

思わずお店に入りたくなるとき、
思わず商品やサービスを購入したくなるときの
ポイントの1つは、
私にぴったり、こういうのを探していた、と
思ってもらえるかどうかです。

商品やサービスそのものの魅力も必要ですが、
大半は、気づかずに素通りしそうなときに、
気持ちよく過ごすことができるお店で、
なぜ私の好みを知っているの?
私のためにそこまでしてくれるの?と感激するような
接客を受けることができるかどうかが大切です。

京都府よろず支援拠点で、
「買いたいと思われるお店になるための
 接客コミュニケーション」セミナーを開催しました。

コーチングを応用させながら、
相手を観察して、気持ちや好みを察するコツを練習し、
グループで情報交換を行いました。

「おすすめは?」と聞かれたときのために
簡潔に魅力を伝える、お客さまに響くトークも考えて、
参加者どうしで試しました。

好きだから、よいと思うからこそ、
その商品やサービスを仕事にしているみなさまが、
自信をもってお客さまと接するきっかけになると
うれしいです。

メンタルヘルスを笑顔で学ぶ

ひとのわのメンタルヘルス研修は、
重いテーマを扱うだけに、
参加者のみなさまがリラックスして学べるよう、
できるだけ軽やかに、
笑顔や笑い声をあげて進めています。

私立大学で、
働きやすい職場をつくるためのメンタルヘルス研修を
行いました。

2会場を中継で結ぶスタイルで、
離れた会場にも臨場感が伝わるといいなぁと願いながら、
目の前の参加者の声を拾って進めます。

最後の質疑応答タイムには、
目の前の参加者からも
遠隔地の会場からも具体的な質問があり、
質問しやすい雰囲気をつくることができたのかなと
ほっとしました。

メンタル不調者の対応だけでなく、
日ごろから、お忙しい中でも声をかけあって
仲間がいるから一緒にがんばれる職場になりますように。

お茶とお菓子でコミュニケーションを語る

女性社員のみなさまが、
職場の方々と上手にコミュニケーションをとって、
働きやすい職場をつくることができますように。

そんな願いを込めて、
堺商工会議所で、女性社員さま向けに
「自分を知ってスキルアップ!
 コミュニケーション力向上セミナー」を
開催しました。

世代や役職、ライフスタイルなどが異なる人たちを
何が言いたいのか、何を考えているのかわからないと
コミュニケーションをあきらめてしまう前に、
自分のコミュニケーションの特徴や癖を知り、
違うタイプの方との関わり方を学ぶことによって、
気持ちよく働ける関係が生まれやすくなります。

参加された34名を特徴別にグループに分けて、
同じタイプの人、異なるタイプの人と話してみて、
職場で活用できるヒントを探ります。

後半は、お菓子とコーヒーをご用意いただいて、
ざっくばらんに女子会モードで意見交換しました。

終了して30分以上たってから外に出ると、
なんと、初対面だった方々がすっかり意気投合して、
立ち話を続けていたグループもありました。

堺では、昨年の
女性社員向けのライフ・ワークプランセミナーや、
今年度は、
「今日から始める!
 中小企業のための 女性活躍"実感"セミナー」

など、女性が働きやすくなるように応援する機会を
いただいています。

参加されたみなさまが職場で実践され、
ますます堺の会社の職場がよくなりますように。

<ご案内>女性社員限定「コミュニケーション力向上セミナー」

9月3日(月)午後、堺商工会議所で
女性社員限定「コミュニケーション力向上セミナー」を
開催します。

立場や役割、世代、性格、働き方などが
さまざまな上司、同僚、後輩たちと
心地よく働くことができる職場にするために、
受け取り方の違いに注目して、
自分も相手も尊重できるコミュニケーションの
コツやポイントを学ぶセミナーです。

日時:9月3日(月)13:30-16:30
場所:堺商工会議所
講師:ひとのわ 福住昌子

詳しいご案内やお申込みは、
http://www.sakaicci.or.jp/seminar/20180903.pdf

女性どうしで和気あいあいと交流しながら
すぐに使えるコツを持ち帰ってください。

コピーでお客さまを呼ぶ

「どこまでうなぎに近づいた!?」
「土用のうし重」
というコピーが目にとまり、
通りかかったお肉の卸問屋直営レストランで
おひとりさまランチをとりました。

特に牛が好きでもなく、
1人で飲食店に入るのは得意ではない私を
お店に誘い込んだのは、コピーの力です。

店頭で大声で呼び込みをしなくても、
黒板やポスターに書くキャッチコピーで、
お客さまを呼ぶことができ、売上が上がります。

コピーの力、ことばの力、見直してみませんか?

おすすめ上手な接客に乗る

出張で大阪に来られた中小企業診断士の友人と
夕食をともにしたお店で、
上手なおすすめにのって、
予算以上にお金を使って食事を楽しみました。

メニューを見て一番軽いコースをオーダーすると、
オーナーシェフが出てこられます。
「うちのお店、初めてですよね。
 絶対このアミューズを食べてもらいたいんです。」

穏やかな語り口の中に料理人魂を感じて、
人に影響されやすく、丁寧な接客が大好きな私は
気持ちよく、ワンランク上のコースに変更しました。

メイン料理を選ぶときには、
「どっちもおいしそうだね。」と言いながら、
友人がお肉、私がお魚を選ぼうとすると、
「シェアされますか?
 半分ずつ盛り付けてお出ししましょうか?」と
すばらしい気配りをしてくださって、感激しました。

店員さんも笑顔で愛想もよくて、
友人が「新潟出身だから。」とお酒を頼むと、
「新潟でしたら、こんなのも置いてますよ。」と
他の銘柄のボトルも持って来られます。
あと1杯だけにすると言っていた友人も
「次のお酒も決まっちゃいましたね。」と
うれしそうに追加オーダーします。

こんなにおすすめ上手なお店は久しぶりです。
お客さまに喜んでもらおうという気持ちが伝わると、
予算をオーバーしても、うれしい気持ちが残ります。

しばらく、私のセミナーで、上手な接客のコツとして
紹介しそうな予感がします。

10年ごしの会話で姿勢を正す

お世話になっているお仕事先で
10年ぶりくらいにお会いした方に、
「当時、福住さんにかけてもらったことばで
 とても励まされたんです。」と
声をかけていただきました。

その方はご多忙で体調が崩しかけていて、
何かミスをされたときに、
他の方々が厳しいことばや態度をとられた中で、
「ストレスを抱えていませんか?」と私が言ったのが
今でも強く印象に残っているそうです。

私は・・・まったく覚えていません。

言った人、した人は忘れていても、
言われた、された人はいつまでも覚えている、
とよく言われます。

同じ覚えていてもらうなら、
イヤなことではなく、
よいことで覚えてもらえる人でいたい、と
背筋が伸びる思いがしました。

何気ない一言や振る舞いにも、
意識を配ることができるようになりたいですね。

アサーションで21世紀を自分らしく生きる

アサーションの第一人者、平木典子先生のセミナー
「アサーションというコミュニケーション
 ~21世紀を自分らしく生きるために」を聴きました。

過去にも平木先生の講座を受講し、
私も企業研修で、アサーションを伝えていますが、
改めて、平木先生がゆっくり穏やかに解説される
一言一言が身体に染み入ります。

今日、印象に残ったのは、
・相手からNOを言われる可能性を知っておくこと
・NOから関係を始め、どう作っていくか

伝えにくいことをどう伝えるかだけでなく、
考えが合わない人とどう関係を構築するかを考えて、
はじめてお互いに尊重し合う関係が生まれます。

私はつい、相手が不快になることを伝えずに、
波風を立てずにその場を離れることがあります。
それは、自分を大事にしていないし、
相手も大事にしていないことになります。

「21世紀を自分らしく生きる」という大きなテーマで
アサーションの世界を伝えてくださった平木先生から、
新たな課題をいただいたととらえて、
あきらめずに関わることに挑戦します。