ひとのわにっきBlog

システムコーチング体験セミナーで見えない関係性を見る

公益財団法人関西生産性本部で
「システムコーチングの体験」セミナーを行いました。

システムコーチング
(ORSC:Organization & Relationship Systems Coaching)は
組織やチーム、家族などの関係性を扱うコーチングです。

私が強調したのは、
目に見えない関係性の問題は、
誰かが特定の制度や部署や人が悪いのではなく、
「システムの声」としてどこかに表れていると
とらえてください、ということです。

「○○が悪い」と定義づけたくなりますが、
仮に、見ないふりをして目を背けても、
チェックリストなどを作って表面的に管理しても、
仲が悪い人どうしを切り離しても、
問題は、別の形で現れることが多いですよね。

目に見えない関係性を紐解くということを
イメージしやすくするために、
コンステレーション(星座)のワークを体験して
いただくと、
意識していなかった課題に気づいた方も多く、
グループで意見交換が尽きませんでした。

特定の組織に対してシステムコーチングを提供するのが
一般的な形ですが、
経営者や管理職の方々に、自分の組織を客観的に眺め、
思わぬ解決策を発見する機会として、
体験セミナーも意義があるなぁと感じました。