テレワーク下での雑談の試みをご紹介
テレワークで1人でお仕事をする機会が増えて、
ちょっとした雑談の大切さが注目されていますが、
みなさんはどんな工夫をされていますか?
雑談は本来、出勤していれば、
始業前や休憩時間、すれ違ったとき、
興味のある話題が耳に入ったとき、などに
偶発的に生まれるものですが、
テレワークでは、
偶然顔を合わせるということがありません。
オンライン会議や朝礼、個別の相談の合間に
プライベートなことも聴いたり、
おしゃべり会のような時間を設けたり、
工夫をされている方も多いですが、
それでも改まった感じは拭えないようです。
ある部長さんに聞いた事例をご紹介します。
部下からのアイデアで、
「試しに2時間、オンラインで画面も音声もオンで
つなぎっぱなしにして、自分の仕事をする」
という試みをされたそうです。
オンラインの画面の上に他のファイルを広げれば
つながっていることは気にならず、
・キーボードを打つ音や資料をめくる音などが
耳に入ったり、
・画面を見て「何飲んでるの?おいしそう」と
話しかけたり、
・「あー、あのファイルがない。どこだ~」と
独り言をつぶやいたら誰かが答えてくれたり、
・電話のやりとりが聞こえて、
「今の〇〇さん?何かあった?」と声をかけたり、
・お客さまとの日程調整中、
「〇〇さーん、明日の〇時あいてますか?」と
その場で調整できてお客さまに驚かれたり、
などなど、
孤独感を感じずに仕事がはかどったという声が
多かったそうです。
メンバーに好評だったので、
その後も時々実施されているそうです。
決してこのまま真似をすることを
おすすめしたいわけではありません。
この職場はもともと和気藹々とやりとりしながら
お仕事をしていたそうなので、
このやり方が合わない会社や職場、
抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
大事なのは、
部下からの発案で職場に合うアイデアが出たこと、
上司がすぐに採用して実行してみたこと
だと思います。
私には浮かばない発想でしたし、
自分たちで見つけたアイデアを実行されたお話に
私はとっても感動してしまいました。
ぜひみなさまも、何ができるか、
遊び心満載でいろんなアイデアを出し合って、
職場にぴったりな方法を見つけてくださいね。