ひとのわにっきBlog

マーケティング:買う理由をつくる

期間限定、当店限定、ご当地もの、先着○名など、
限定商品につい手が伸びることはありませんか?

限定でなければ買う予定がなかったものでも、
定番品より少し割高でも、
欲しくなりますよね。

経営者、事業者にとっては、
価格設定は売る側の大きな悩みの1つで、
安く設定しない、値下げしないのは鉄則です。

解決策の1つとして、
この消費者心理は商売のヒントになります。

単純ですが、
季節の変わりめ、年度や年の変わりめ、
消費税の切り替え時期、在庫の入れ替え時期、
ことあるごとに、「今だけ」感を上手に演出して、
お客さまが「買う理由」を創り出しましょう。

という記事を書いて、
つい、限定のアイスクリームを買ったことを
理由づけしている私でした。。。

SDGs2019年達成状況

SDGsの各国の2019年の達成状況が公表されています。
 https://dashboards.sdgindex.org/

日本は昨年と変わらず15位ですが、
達成見込みを示す緑色が1つ増えて、
「9.産業と技術革新の基盤」も緑になっています。

指標の詳細を見ると、
ネット環境のインフラなどが高得点の要因のようです。

9月4日に東大阪で開催する
ゲームで学ぶSDGs」セミナーでは、
ゲームを通して各指標への理解を深めたうえで、
最新情報を踏まえて、
自社のSDGsへの取り組みについて考えます。

「ゲームで学ぶSDGs」お申込み受付中です。

日時:9月4日(水)18:00-20:00
場所:クリエイション・コア東大阪 南館3F
   クリエイターズプラザ
講師:ひとのわ 福住昌子

お申込みは「こちら」までお願いします。

<ご案内>「共感力を活かすコミュニケーション力UP」セミナー

3年前から堺商工会議所で
働く女性向けセミナーを担当しています。

今年のテーマは
「共感力を活かすコミュニケーション力UP」です。
  http://www.sakaicci.or.jp/seminar/20191007.pdf

自由に解釈できる写真カード(Points of You)を使って、
思い思いに語り合ううちに、
人によって見え方や感じ方が違うことを実感したり、
自分の価値観やコミュニケーションの癖に気づいたり
さまざまな発見をしていただきます。

他の人との違いに好奇心を向けて語り合ううちに、
自然に、聴く力、語る力を高めることができます。

セミナーの中でできたことは、
職場でのコミュニケーションに応用できますので、
自分も周りも上手に意見を出し合える力を磨くために、
ぜひご参加をお待ちしています。

日時:10月7日(月)13:30-16:30
場所:堺商工会議所
講師:ひとのわ 福住昌子

ご案内は「こちらのPDFファイル」をご覧ください。

コーヒーブレイクにはお菓子もご用意いただいていて、
毎年、他社の女性社員どうしのヨコのつながりも
生まれているセミナーです。
ご参加をお待ちしています。

プレゼンテーション研修で、練習を重ねて伝える力を磨く

年に1-2回担当する「伝える力を伸ばす」研修で
少しずつステップアップしながら、
人前で話すことの苦手意識を和らげ、
伝えたいことが伝わる喜びを感じていただきました。

苦手意識を払拭することに力を入れるのは、
私自身が、学生時代や会社員時代は、
毎日顔を合わせているメンバーとの会議でさえ
話すことが怖くて仕方なかったからです。

なので、私のプレゼンテーション研修は、
話せなかった昔の私を教えているつもりで、
簡単で楽しい演習を重ねて、
少しずつ話せる喜びと自信をつけていきます。

まずは少人数で楽しく話せる仕掛けをちりばめ、
相手を変え、場面を変え、テーマを変え、人数を変え、
いつのまにか話せるように、
伝えたいことがより伝わるように、
研修時間内に場数を踏んで、磨いていきます。

今回も、お1人お1人がそれぞれのBefore/Afterで
成長を実感していただくことができました。
毎回、最終のプレゼンテーションで心を打たれます。

伝えることが苦手という人が1人でも減って、
伝えたいことが伝わる喜びを味わっていただくことが
講師の私の喜びです。

堺創業ゼミ卒業生との打ち合わせでわくわく

毎年担当している堺商工会議所創業ゼミでは、
卒業生の方に創業体験談を話していただく流れが
定着しています。

講師としては、卒業生のご活躍がうれしく、
参加者にとっては身近な先輩のお話が心に響き、
モチベーションがぐっと上がり、
とてもありがたい仕組みです。

今年の創業ゼミにお越しいただく、
「和暖~わのん~」に打ち合わせに行きました。

 和暖~わのん~
  堺市堺区東雲西町2-2-34 メゾン和光
  072-224-3006
  17:30-23:00 定休:水曜・第2火曜
  https://www.facebook.com/wanon.m/

2016年12月に開業されてから2年半、
今だから話せることを聞かせていただけそうで、
わくわくします。

堺商工会議所創業ゼミは、
 8月24日、31日、9月7日、14日 10:00-17:00
 堺商工会議所
 講師;ひとのわ 福住昌子
    大永コンサルティング 永井俊二

 お申し込み受付中です。
 http://www.sakaicci.or.jp/sougyou/20190824.31.0907.pdf
 
暑い夏、創業を考えるお仲間と一緒に
これからやりたいことを形にする準備をしませんか?

マーケティング:流れに乗って販売する

昨日は土用の丑の日でしたが、鰻を食べましたか?

経営者、事業者としては、
世の中の流れや流行、業界の販売戦略など
乗れるものには乗るのは「あり」だと思います。

売れるからです。

業界が仕掛けた作戦だよね、
売れるから割高だよね、などと言いながらも、
それでも、イベントとして盛り上がり、売れるのです。

昨日の夕方、デパ地下に立ち寄ると、
鰻屋さん、お弁当屋さんはもちろん、
鰻を使ったお惣菜や鰻の形をしたスイーツなどを
置いているお店は大勢のお客さんが集まっていました。

一方、売れ筋商品がある人気店でも、
「おいしそうだけど、今日は鰻よね。」と言いながら
他店に流れる方もいらっしゃいました。

今年もまだまだ、
お盆、敬老の日、秋の行楽、ハロウィン、クリスマス
などの行事やイベントがあります。
9月は「増税前最後のチャンス」と謳いながら、
10月になると「キャッシュレス還元」をアピールし、
しつこく「令和初の」を使うこともできます。

泥臭い方法ですが、
販売チャンスは逃さず活かしましょう。

池田創業スクールで事業のお金について考える

池田商工会議所創業スクール3日めのテーマは、
開業資金や収支計画などの事業のお金のお話です。

苦手な人の抵抗感を払拭できるよう、
できるだけシンプルな計算を例に出しながら、

・経営者として数値を把握すること
・利益に注目すること
・利益を確保して事業を継続するために、
 安易に安い価格設定や値下げをしないこと
などを力説しました。

そして、自身の事業で利益を確保するアイデアや
高い価格で販売できるアイデアなどを
仲間と一緒に自由に出し合いました。

帰りに、
楽しかった、
自分の商品の価値をいっぱい考えました、と
参加者の方から感想を聞かせていただいて、
意図が伝わったことにほっとしました。

顧客とのつながりは太すぎない

2代め経営者として活躍されている方が、
会社を永続させるためには、
お客さまとのつながり、信頼関係は大事だけれど、
特定の顧客とのつながりが太すぎてもダメと
おっしゃいました。

特定の顧客の売上比率が大きいと、
たとえ自社や商品に問題がなくても
先方の体制や方針変更や環境変化などの影響で
突然取引がなくなることがあります。
一社依存度が高いほど、
経営危機に陥るリスクが高くなります。

突然のキャンセルは私も何度か経験しているので、
このことばはとても身にしみました。

「1000万の仕事1本より100万の仕事10本」の意識で
小さなお取引でもお客さまのニーズを聴き取り、
常に新しいサービスを考え続けること、
難しいですが、大事なことですね。

私は人や情に影響されやすく、
目の前のお客さまに、もっと何かできないかなど、
つい肩入れして没頭してしまうことも多いので、
・常に全体やバランスを見ること、
・アンテナを広げて情報をキャッチすること
を意識しておかねぱと強く思いました。

はちまん創業塾で 経営戦略とマーケティングを語る

近江八幡商工会議所、安土町商工会で開催している
はちまん創業塾で、
経営戦略とマーケティングについて語りました。

一見堅苦しく感じやすいテーマですが、
できるだけシンプルに、
自分の強みや事業のウリを知ること、
一番喜んでほしいお客さまを思い描くこと、
どんなふうに喜んでもらうのか工夫することを、
身近なテーマの演習を通して考えて
たっぷり語っていただきました。

たくさんメモを取って考える方、
休憩時間や終了後も仲間と意見交換をされる方、
終了後に質問に来てくださる方など、
やりたいことを形にしようという熱を感じます。

来月の講座でもお役に立てるよう、
みなさまのお顔を思い浮かべて準備します。

恩送りの夢

「最近独立したんですけど、
 今後のことを相談にのってもらえますか?」

懐かしい友人から久しぶりにご連絡をいただいて、
私はちょっとおしゃれなお店のランチを予約しました。

独立を決意した経緯やこれからやりたいお仕事、
大事にしたい思い、将来に向けた壮大な夢……
人生の舵を大きく切った人特有の、
晴れやかで勢いのあるお話を聴いていると、
彼が成功するイメージがどんどん膨らみ、
一緒にわくわくします。

お祝いにごちそうしようとすると、
「相談にのってもらったのに」
と恐縮されるので、
「私も、同じことをしてもらってきたから」と
とっておきのエピソードを披露しました。

私がフリーランスになってまもないころ、
憧れていた先輩のお仕事を手伝わせていただき、
お客さまに接する姿勢をお隣でたっぷり学び、
夕食までごちそうになったのです。
割り勘にしてもらおうとお願いすると、
「私も、同じことをしてもらってきたから」

クールに微笑んで、
お支払いをすませて立ち去られました。

なんてかっこいいのでしょう。

後日お会いしたときにお返しをしようすると、
「私には返そうと思わなくていいから。
 将来、後輩ができたら、同じことをしてあげて」

あまりにもシビレるセリフに声も出なくなり、
ただただポカンと見つめている私に、
「私なんて、どれだけ大勢に助けてもらったことか」と
先輩の新人時代のことを話してくださいました。

どんなにお世話になっても、どの方も口々に、
「お礼なんていいから、
 次の人に同じことをしてあげて」
とおっしゃったそうです。
「自分も同じことをしてもらってきたから」と。

「私は、先輩の先輩の、そのまた先輩の……
 面識もない大勢のご恩を受け取っているんですね」

「この業界は、そうやって順番に回っているのよね。
 私だって、やっと返せるようになったんだから、
 今は気持ちよく受け取ればいいのよ」

ある日、友人に勧められて、
映画「ペイ・フォワード」を観ました。
少年が3人に親切をして、
その人たちがまた別の3人に親切をして、
街中に連鎖していくというストーリーでした。

これ、先輩から教えていただいた世界そのものだ!
私がしてもらったことは、ペイ・フォワードだったのか。

スクリーンの向こう側のお話ではなく、
自分の身近な世界で現実に起こっているという事実に、
驚きと感動で心が震えました。

私の夢が1つ生まれました。
いつか私も、こんなことができるようになりたい。

心の中でそう誓った後も、
「こんなこと」ができそうな機会はなかなか訪れません。
何年たっても、何歳になっても、
人やお仕事を紹介していただいき、
知らないことを教えていただき、
相談にのってもらった方にごちそうしてもらい、
ご恩を受け取りっぱなしの年月が続いています。

いつまで未熟なままなのだろう。
受け取ったご恩を次の誰かに送ることは、
私にとっては見果てぬ夢なのでしょうか。

あ!
レストランで、熱く語った先輩とのエピソードに
しきりに感嘆している友人の表情を見て、
気がつきました。
私、今、「こんなこと」ができるようになっている?

いやいや、ふつう、お店を予約する時点で気づくでしょう。
せめて、話し始めた時点で気づくでしょう。
と、心の中で自分に突っ込みましたが、
本当にその瞬間まで気づかなかったのです。

相談したいと言ってくれる相手がいるからこそ、
受け取ってくれる相手がいるからこそ、
はじめて、ご恩のバトンが渡せるのですね。

ありがとう。
私に、機会を与えてくれて、ありがとう。

恩を送ったはずなのに、
私の方がもっと大きなものを受け取ったような感覚が
身体の中に残っています。
自分の手を離れていくどころか、
先輩方から受け取ったご恩が1つ1つ息を吹き返したように
私の全身を駆け巡っているような気がします。

数年ぶりに、先輩にお会いしたくなりました。

今お会いしたら、
今度は対等に、割り勘にしてもらえるでしょうか。
それともまた、ご恩をいただくのでしょうか。

きっとまた、想像もつかないステキな近況を
聴かせてくださることでしょう。

「やっと追いついたと思ったのに、
 また、はるか遠いところにいらっしゃるのですね」と
憧れの上書きをさせてください。

その背中を見上げて、私もまた前に進みます。